1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ゲーム

ヴァンサバ系ローグライクACT『絶境ヒーローズ』をプレイ。武器+プラグインの豊富なカスタマイズ性、自由な戦闘スタイル、敵を殲滅する爽快感は楽しいが粗削りな部分も【プレイレポ】

Game*Spark / 2024年7月15日 14時0分

今回は、Fuse Gameが開発し2024年7月10日にリリースされたローグライクACT『絶境ヒーローズ』早期アクセス版のプレイレポートをご紹介します。


『絶境ヒーローズ』とは?


本作は、『Vampire Survivors』風のローグライクアクションゲーム。プレイヤーは、勇敢な戦士となって危険に満ちた異星を舞台に、専用のメカを操りながら過去のタイムラインを変えるべく虫族との戦いを繰り広げていきます。


特徴的なのは、豊富な種類の「武器」とさまざまな効果を発揮する「プラグイン」を自由に組み合わせ装備することで、プレイヤー独自の戦闘スタイルが楽しめるという点です。操作するメカには、ライトセーバーなどの近接武器からレーザービームや火炎放射器など遠距離武器まで最大6種類の武器と、それぞれに4種類の異なるプラグインが装備可能なので、無数のヴァリエーションが生み出されます。


戦闘中ランダムに手に入る同種の武器、プラグイン、支援アイテムを組み合わせながらレベルアップして攻撃力を上げていったり、経験値を使って生命力や素早さなど基本能力を強化したりと、細部までこだわれる充実した成長システムも搭載しており、何度も挑戦していくうちに火力が増していくので、大量の敵をなぎ倒し殲滅していく爽快感とカタルシスを味わえる設計になっているところも魅力です。


ただ、全ステージをクリアするには比較的道のりは長く、サクッと周回できない印象。語弊を恐れず言えばダラダラと単調なプレイが続き、戦闘の緊張感も薄れてテンポも良いとは言えません。また雑魚敵もボスもなかなかにHPが高く防御も硬いので、筆者のような「ヴァンサバ系」初心者は何度もゲームオーバーになり爽快感を覚えるまで苦労しましたが、これをストレスと感じるか楽しいと感じるかはプレイヤー次第です。


操作方法、オプション、キャラ選択


各設定は「一般」「音声」「入力」の3系統から行えます。言語は日本語に対応しており、テキストの説明など日本語表現は適切で問題なく読めます。他には解像度やバトルエフェクトの有無といった項目を決定できます。


操作入力はキーボード/マウス、およびコントローラーに対応しており、今回筆者はキーボード&マウスを使用しました。というのも、コントローラースティックでプレイすると、移動とエイムが同時に行われてしまい狙った敵を攻撃するのが難しいのが原因です。WASDで移動しマウスでエイムするほうが快適に遊べたのでキーマウの使用を強くおすすめします。


イケオジ「マクナルティ」

最後にプレイキャラクターを選択します。早期アクセス版では3人の異なる戦士を使用可能ですが、最初は老兵「マクナルティ」のみアンロックされています。能力値の分布を見ると、マクナルティは「生存」、つまり体力が高くタフな一方、回避や移動速度などの「素早さ」、攻撃力や反撃力の「戦闘」などが低い傾向にあり、この弱点をどう克服するかがミッション成功の分かれ道となるでしょう。


専用メカを操作し敵の大群を殲滅


本作は基本的にホームベースから各ミッションを開始します。ステージは単一のものではなく、モジュール式のステージデザインを採用しており、複数の独立した小規模戦闘で構成されています。また、ホームには現在の装備品やキャラクターが持つ能力値、武器やプラグインをカスタマイズできる倉庫、テックポイントやレベルアップに使う結晶などが表示されるなど、さまざまな項目にアクセスできます。


では早速最初のミッションを始めてみましょう。ミッションには戦闘目標があり、これらを達成しつつ3分間生き延びれば成功するという流れです。装備武器は現時点で「マシンガン」のみで、火力は高くないものの連射速度はある模様。それとマクナルティは、エネルギーを消費して一定距離をノーダメでダッシュできる「固有スキル」を持っています。


フィールドを探索していくと、雑魚モンスターの大群が襲ってきました。回避能力をフルに活用しつつ、マシンガンで迎撃しますが、思った以上に連射速度が遅いうえにマシンガンとは名ばかりの連射性能で、1匹倒すのにも苦労する有り様です。そして時間経過とともに、敵の数も種類も増していく仕組みで徐々に逃げ場なくなってきます。


結局、数の暴力に屈しファーストミッションは失敗。味方オペレーターにも「もう少し頑張ってください」と言われる始末……これは戦略を見直してなんとかしないといけません。


武器×プラグインで“独自の戦闘スタイル”を築き上げよ


ミッションの成功/失敗にかかわらず、次のステージが出現します。ちなみ失敗したミッションは結晶を使えば再チャレンジも可能。とにかく、まずは武器やプラグインを強化していくのが良さそうです。次はモンスター200体の討伐と照明塔を点灯させるのがクエスト目標となります。


戦闘中に敵を倒したりすると、ランダムで「ステータス強化」「武器」「プラグイン」のどれかをゲットできます。それぞれ何十種類も用意されていて、自由に組み合わせてビルド可能です。例えば「レーザーガン」で遠距離攻撃を行い飛行型のモンスターを倒しながら、「鎌」を回転させ接近する敵を殲滅していく、という具合に戦況に応じて武装を変えて色々と試してみるのも、本作ならではの楽しさのひとつです。


武器にさまざまな効果を与えるプラグインも戦闘に欠かせない要素で、火属性の燃焼ダメージを与えるものから武器性能を向上させたり、攻撃が命中すると一定確率で体力を回復するものなど最大4つ装備できるので、武器との相性を考えて性能を最大限引き出せるように構築していきます。


その他にも、地雷を設置して大ダメージを与えるタクティカルマインなどの「ウォイドレガシー」というアビリティや、攻撃力、防御力、移動速度などを上げるステータス強化アイテムもキャラクター能力に影響します。


戦闘を重ねていき、装備スロットを4つ開放しました。電気ダメージを与える近距離用の「電場制御装置」には攻撃強化プラグイン、敵を焼き尽くす「火炎放射器」には燃焼効果をアップするプラグイン、「レーザーガン」にも強化プラグイン、複数回ダメージを与える近距離用「電動ノコギリ」が現時点でベストの布陣です。


序盤は失敗続きでしたが、大幅な火力の向上、遠近どちらにも対応する隙のない装備など自分なりのビルドを構築したおかげで、雑魚から高級モンスターまで次々と敵の大群をなぎ倒しミッションを連続で成功させ、ようやく戦闘に爽快感を感じてきました。


巨大ボスに立ち向かい撃破しろ


通常ミッションの他に、ステージの要所には手強いボスを撃破する特殊ミッションが用意されており、自分の構築したビルドを試す絶好の機会です。


今回のボスは、巨大でタコのような生物2体が襲いかかってきます。攻撃パターンは、地面から鋭利なタコ足で突き刺してきたり、突進してきたりします。倒せるか不安でしたが、スピードが遅いのと攻撃予兆が分かりやすいので、距離を取りつつレーザーガンと火炎放射器で確実にダメージを与えていき、なんとか撃破。しかし無駄にHPが高いので火力を上げておかないと苦戦しそうです。


次は先程のタコ型ボスと、サソリ型のボスの討伐です。このサソリ野郎は名前のとおり、こちらに向かって容赦なく暴走してきます。突進してくる距離も長く、タイミングを見計らってスキル回避するものの、中々上手くいかず体力を削られていきます。接近してくる敵には「電場制御装置」「鎌」など近接系が有効ですが、あまりダメージを喰らってないようで、結局倒すことは出来ませんでした。勝利するには、さらにビルドを研究し再構築する必要がありそうです。





本作の良かった点は、多種多様な武器とプラグインを組み合わせ自分なりのビルドを構築する楽しさと、装備を強化して大量のモンスターを殲滅する戦闘の爽快感、ランダム生成されるマップなど「ヴァンサバ系」の魅力が詰まっていました。ですが、小規模なミッションが連続し周回クリアするまでの時間が長いことや、同じようなミッションが多々あるなどゲームバランスに欠けているようにも感じました。


ロードマップによると、正式リリースは10月を予定していて、新種モンスター、新種ボスの登場、新武器やプラグインなど大幅に追加されるとのことです。



  • タイトル:『絶境ヒーローズ』


  • 対応機種:Windows PC(Steam)


  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC


  • 発売日:2024年7月10日


  • 著者プレイ時間:3時間


  • 価格:720円(2024年7月24日まで10%オフ)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの





武器とプラグインを組み合わせる自由なビルドと爽快感のある戦闘が楽しかったスパ!





この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください