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【ゲムスパロボゲーカタログ】機動兵器“ヴァンツァー”はやはりかっこいい!『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』オリジナルの魂を受け継ぐ今遊べる「フロントミッション」だ

Game*Spark / 2024年7月21日 17時0分

アニメやゲームの定番ジャンルのひとつに「ロボット」があります。創作物のロボットは巨大な搭乗型、意志を持つような自立型、マスコットのような可愛いタイプなど多彩な種類があり、いずれも違った魅力を持っているものです。


Game*Sparkでは、2024年4月にPiranha Gamesの『MechWarrior 5: Mercenaries』の魅力を紹介する記事を掲載しました。同作に登場する兵器メック(バトルメック)は、重厚で無骨、高いカスタマイズ性と魅力的な世界観で、是非ともロボットものが好きな人にプレイしてほしい作品です。


ゲーマーのみなさんが現行機で遊べる素敵なロボットゲームを紹介する企画、それが【ゲムスパロボゲーカタログ】です。正式スタートとなる第1回ではターン制シミュレーション『フロントミッション』のリメイク版となる『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』を紹介します。


『フロントミッション』シリーズとは


『フロントミッション』は、1995年にスクウェア・エニックス(当時スクウェア)からスーパーファミコン向けに発売。世界の2大連合による紛争が起こるハフマン島を舞台に、主人公のロイドと仲間たちが傭兵として機動兵器「ヴァンツァー」を操り、さまざまな戦闘や陰謀に巻き込まれる物語が描かれます。


とある事件に巻き込まれて婚約者と軍籍を奪われた主人公・ロイドを中心とするストーリーも印象的。特にロイドの婚約者であるカレンの存在は、今でも多くのゲーマーの記憶に残っているのではないでしょうか。本作は高い評価を受け、これまでほぼ同じ世界観でさまざまな続編や派生作品も製作されています。


ナンバリングシリーズとしては、2005年にプレイステーション2で発売された『FRONT MISSION5 Scars of the War』までの5作品が登場。派生作品では『FRONT MISSION ALTERNATIVE』『FRONT MISSION 2089』や(世界観は異なりますが)『フロントミッションシリーズ ガンハザード』などのほか、近年もさまざまな作品が発売されています。


シリーズ第1作『フロントミッション』は、別視点のシナリオや追加要素が加わった『FRONT MISSION 1ST』をプレイステーション/ニンテンドーDSで発売。2022年にはForever Entertainmentより、リメイク版『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』がニンテンドースイッチ向けに発売され、その後PCや他プラットフォームにも展開しています。


最強ヴァンツァーを作り上げろ!


『FRONT MISSION 1st: Remake』は、自軍のヴァンツァーをカスタマイズしながらストーリーをクリアしていく形式。ハフマン島にはいくつもの町があり、パーツの購入や情報集めなどのほか、闘技場などの要素も用意されています。ゲーム内で最も重要なのがヴァンツァーのカスタマイズです。


戦闘で使用するヴァンツァーは、ボディと両腕、脚部それぞれ好きなパーツに換装可能で、さらに両手と両肩には装備品を装着できます。また、ヴァンツァーのパーツには基本的なHPと防御力のほか、腕なら命中率、脚部なら移動力といった数値が設定されています。バックパックやCPUなどもあり拡張性は高めです。


見た目も性能もさまざま。

パーツはそれぞれ重量が異なり、ボディのエンジン出力をオーバーしてしまうと装備することができません。重量の中でプレイヤーの好みで重武装の近距離戦闘や遠距離サポートなどの特徴を作り出せます。さらに、パイロットの適正に合わせることでさまざまな戦略を生み出すことが可能です。


なお、各パーツにはそれぞれの“製造企業”も設定されています。シリーズを重ねるごとに企業やパーツの種類も増えていくのも魅力で、シリーズには日本警察が採用したヴァンツァーなども登場します。スクウェア・エニックスでは自社ブランドのプラモデルも販売しているなど、機体ごとのファンもいるシリーズです。


パーツ破壊による緊迫した戦闘


ゲーム内では、多くのステージで自軍よりも多い敵部隊との戦闘になります。ヴァンツァー戦で気を付けなければならないのは、パーツを破壊されないことです。ボディを破壊されれば戦闘から離脱しますし、腕パーツが破壊されれば装備している武器は使用不可能になります。


運が悪ければエース機の腕がいきなり破壊されて大ピンチに陥ることも珍しくありません。そのため、戦闘ではいかに被害を減らしながら効率的に敵の戦力を削っていくのかが重要なポイント。遠距離攻撃で敵を消耗させたり、適度に回復アイテムでダメージを回復するのも大切な戦略です。また、装備パーツの中にはシールドがあり、敵の攻撃ダメージをある程度軽減することもできます。


強敵・地獄の壁

パイロットの育成も重要です。本作『FRONT MISSION 1st: Remake』では、Fight/Short/Long/Agilityの各要素が戦闘の中で成長していきます。また、ステータスによって強力な「スキル」も習得可能。パイロットが成長すれば、パーツを狙って破壊する、武器を持ち替えて連続攻撃するといったアクションもできますよ!


デュエルはとても強力なスキル。
敵を倒せばパーツを入手することも。強力なものも手に入ります。

ゲームとしてはこのパーツ破壊が緊張感と達成感を高め、敵に強い遠距離攻撃持ちがいれば率先して破壊に行くなど、プレイヤー側に多くの戦術を提供しています。どこかリアルな雰囲気を持つ一方で、ステージが進めばSF感あふれる巨大兵器なども登場します。また、本作の町にあるバーなどでの人々の会話も印象的。世界観やストーリーにじっくり浸れるのも大いにオススメしたいところです!




『フロントミッション』シリーズは、スーパーファミコンからプレイステーション2までナンバリングが登場し、その後も世界観を共有した作品も発売されてきました。しかし、長らく本格的なシミュレーションとしての『フロントミッション』は発売されていませんでした。


そんな中で登場したこのリメイクシリーズは現行機で遊べる存在です。リリース時は演出やゲーム部分でいくつか不足している点もあったのですが、これまでのアップデートで多くが解消されていて、多くのユーザーにオススメできる作品になっています。アップデートで「テンキュー」も追加されてますよ!


シリーズ第2作リメイク『フロントミッション セカンド:リメイク』は、システムとして「AP(行動力)」が実装されるなど、前作とまた違う戦術が楽しめるのですが、現時点でも不具合が多めです。また、戦闘時の演出など『セカンド』にあった特徴的な要素が弱くなっているのも評価を分けるところです。


Forever Entertainmentは現在『フロントミッションサード リメイク』を開発しています。個人的には『サード』はシリーズでも好きな作品なので、こちらのリメイクがどうなるのかはとても気になっています。また、かつてシリーズ作品として開発された『鋼嵐 - メタルストーム-』も日本向けの展開が発表されており、こちらも気になるところです。


『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』は、ターン制シミュレーションとしてじっくり遊べるゲーム性、パーツ単位でこだわるカスタム、印象的なストーリーが楽しめます。なによりヴァンツァーはヒロイックなものから無骨なものまで、それぞれデザインが素晴らしいので、こちらも楽しんでほしい部分です!


オリジナルのドット絵から変更されていますが、これもカッコイイと思います。

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