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「GeForce RTX 4000番台」GPUにて粗悪なサーマルペースト使用の報告―急速な劣化に伴う排熱不良などの原因に

Game*Spark / 2024年7月22日 21時35分

PC関連の情報を主に扱うigor'sLABは、「GeForce RTX 4000番台」GPUにて粗悪なサーマルペーストが使用されていることを確認したと報じています


正規品と比較してより急速に劣化することから、排熱不良などの原因になるとしています。


使用開始後数カ月で劣化、ホットスポット100度超の報告が調査開始の発端に


今回調査を行ったのはigor'sLABの編集長であるIgor Wallossek氏で、「RTX 4000番台」の冷却性能に関する読者からの報告がきっかけとのこと。


読者曰く使用開始から数カ月でホットスポット温度が100度を超え、冷却ファンも全開となるなど排熱関係のトラブルを抱えているという内容で、同様の報告が複数寄せられたとしています。


調査の結果、報告の寄せられた「Manli GeForce RTX 4080 16GB Gallardo」および「Asus GeForce RTX 4080 TUF Gaming」にて低品質なサーマルペーストが使用されていることが判明。


サーマルペーストの再塗布により、異様な高温などの問題も解消したことから報告されたトラブルの原因がサーマルペーストにあると断定されました。


Igor氏によれば今回確認された低品質なサーマルペーストは、非常に塗りが薄く極端に糸を引くなど明らかに異常とわかるものだったと指摘。


油性成分が乾きやすい大小異なる大きさの粒子が混在する不安定な構造や、高品質なサーマルペーストでは一般的な炭素系素材が含まれない点などから、製品価格を抑えるために安価ながらも長期使用には適さない粗悪なサーマルペーストを使用したことがトラブルの原因だとしています。


今回当該のサーマルペーストが確認されたのは、「RTX 4080」で所謂ハイエンド帯の製品、それだけにユーザーからも価格相応の性能と信頼性を求められるのは当然です。激しい価格競争がその背景にあるとはいえ、“信頼の切り売り”のようなやり方は決して褒められたものではありません。


回りまわってユーザー自身が損をしては本末転倒、ぜひメーカーにも「良品を真っ当な努力でより安く」を期待したいところです。


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