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1973~1999年までの3DダンジョンRPGの進化の歴史をたどる3時間弱の旅…海外ゲームファン映像「Dungeon Crawler Evolution」が公開

Game*Spark / 2024年8月2日 15時2分

2024年8月1日、さまざまなクラシックゲームを紹介するYouTubeチャンネルClassic Game Sessionsは、「Dungeon Crawler evolution - EVERY 80's and 90's grid-based pseudo-3D RPG - compilation comparison(ダンジョンクロウラーの進化 - すべての80年代から90年代の3DダンジョンRPG比較動画)」と銘打った動画を公開しました。


1973~1999年の3Dダンジョンゲームの進化をまとめて紹介


「80年代から」という動画の説明に反して、一番最初に紹介されたのは1973年リリースの『Maze War』。これはNASAのインターンシップに参加していた学生が制作した、世界初の一人称視点を採用したゲームであり、2人対戦でダンジョン内のお互いのプレイヤーを探し、撃ちあうというゲーム性から、「FPSの始祖」として数えられることもあるゲームです。


2つ目に紹介されたのは1979年の『Akalabeth - World of Doom』。これは『ウルティマ』シリーズの製作者「ロード・ブリティッシュ」ことリチャード・ギャリオット氏が最初に作成した3DダンジョンRPGであり、媒体によっては『ウルティマ0』として紹介されることもある作品です。


3つ目は1981年の『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord』。皆さんお馴染み『ウィザードリィ』シリーズの記念すべき第1作で、多くのプラットフォームに移植されたほか、最近では現行プラットフォームでリメイク版も発売されました。


『バーズテイル』『マイトアンドマジック』の第1作、そしてリアルタイムDRPGの代表的なタイトルである『ダンジョンマスター』も紹介されています。『バーズテイル』の第1作は実は『バーズテイル』の方が副題でした。


80年代の日本産の3DダンジョンRPGとしてはPC-88の『Dimentional Fighter Epsilon3』(1985年)、『Carmine』(1985年)、『ドラゴンナイト』(1989年)、そして『女神転生』(1987年)が挙がっています。海外の方々がPC-88のゲームを知っていることに驚きましたし(筆者はこれらのPC-88のゲームを知りませんでした)、リサーチ能力に驚嘆です。(『女神転生』に関しては機種がFC版と内容の違う日本テレネット版がごっちゃになってるようですし、英語版パッチを導入してのプレイ動画であるあたりが気になりますが……)


日本産のDRPGシリーズとしては長編である『魔導物語』シリーズや、セガの『シャイニング』シリーズもこの動画で網羅されています。


『スマブラ』の生みの親である桜井政博氏や、故・岩田聡氏の名前がスタッフロールで「スペシャルサンクス」として記されているHAL研究所のDRPG『Arcana(カードマスター:リムサリアの封印)』(1992年)もしっかり取り上げられています。


ハッカーインターナショナルの非公式ソフト『レディソード:略奪された10人の乙女』(1992年)の名前も。そんなところまで網羅するか!?


動画の最後を締めくくるのはかつて存在した美少女ゲームメーカー「エルフ」の『ワーズ・ワース』(1999年)。日本のゲームが最後を締めくくるのはなかなか感慨深いものがあります。


本記事で紹介した動画の内容は本当にごく一部です。時間にして2時間56分、紹介ゲーム本数は174本という大ボリュームの動画ですが、2000年以前のDRPGの進化を知りたい……という方にとっては本動画は貴重な動画といえるでしょう。


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