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堅実で面白いFPSだった『Delta Force: Hawk Ops』プレイレポ!タルコフライクとBFライクなゲームモードもあり

Game*Spark / 2024年8月11日 13時0分

TiMi Studio GroupのTeam Jadeが開発する新作FPS『Delta Force: Hawk Ops(デルタフォース ホークオプス)』。8月6日よりPC版アルファテストを開始した本作のプレイレポをお届けします。


現在開催されているアルファテストでプレイ出来るゲームモードは、『タルコフ』ライクと言える3人小隊でマップ上にある貴重なアイテムを探して脱出する「Hazard Operations」と、陸海空の様々な兵器を使って戦う32vs32の「Havoc Warfare」の2種類です。


ゲームを起動するとチュートリアルがスタート。現時点でチュートリアル自体は簡素で、インベントリへのアクセス方法やマップの見方、特殊技能の説明などです。また、アルファテスト版であるために音声を含めた一部機能は実装されていません。


今回プレイできるオペレーターは、爆発物と高速移動に長けた突撃兵のダイヤウルフと支援兵のビーコロニー、AT4やスティンガーを装備する工兵のシェパード、偵察兵のルナ、隠密のHACKCLAW、突撃兵の威龍の6名が使用できます(一部オペレーターはアンロック)。なお、このアルファテスト版はコントローラーへ対応しておらずマウス/キーボード操作のみです。


ハードコアな「Hazard Operations」編


前述の通りHazard Operationsは、施設にあるアイテムを制限時間30分以内に合計3名のプレイヤーと共に探索・入手して脱出する『タルコフ』ライクなPvPvEのゲームモードです。出撃前には装備を整えますが、探索で手に入れた装備類を身につけるかゲーム内通貨を使って購入して装備します。


初めにプレイできたのは、これまでの動画などで紹介されてきた「Zero Dam」です。西と東、そして北にある施設で探索を行い南西の脱出地点から逃れられますが、北のダム側からでもゲートを開けば脱出できます。


ゲームプレイ自体は一般的なFPSですが、部位損傷での継続ダメージや死亡時の装備などの全ロストに加え、盾持ちやミニガンとアーマーを装備したNPCが出現することから難易度高めです(もちろん他のプレイヤーも脅威)。マップ上をNPCと他のプレイヤーを含め警戒しながら走り抜ける緊張感は独特ですし、ダメージを負ってからの治療時間のもどかしさはスリルがあり、ゲームプレイを盛り上げてくれます。


仲間と共に探索出来るのは心強い
部位損傷は頭や腹を含めた身体全てで、救急キットがないと治療出来ない。さらに傷をそのまま放置しているとダメージを受け続ける。
治療には時間が掛かるので比較的安全な場所で行うほかないが、致し方ない場合もある
運が悪く開始数分で倒されたことも…。

アイテム類は、バックパックやチェストリグに入れられるだけの容量しかないために、探索で見つけた価値あるアイテムを優先するか、それとも今後を見据えて医療類や弾薬を持つか選択を迫られます。容量の都合から泣く泣く諦めたアイテムも多いため、様々なリスクと照らし合わせて取捨選択の判断を下すのが苦しくも面白い瞬間と言えるでしょう。


倒した敵や様々な地点にあるアイテムを探索し回収することが目的だ
バックパックなどに入れられるアイテムは限られているため本当に必要なものは何かを悩まされる

オペレーター固有の特殊装備を使えるため、能力を用いて倒れた味方を復活させに行くことなども、本作の特徴の一つと言ってもいいでしょう。例えば、ダイヤウルフの高速移動能力を使って他のプレイヤーからの追撃を逃れたり、ビーコロニーの煙幕ドローンを使って他のプレイヤーを助けたりなど使い方は通常の対戦とは異なります。


このゲームモードはハードコアな難しさがあるために、筆者が脱出できたのはプレイレポを書き上げるまでの間の一回だけでした。脱出した時の嬉しさはとても大きく、敵がいるなか運良く走り抜けることが出来たと今でも思ってしまいます。


プレイレポを書く間に1回は脱出できた

特に足音の音量が大きく設定されているために、ドタドタと足音が近くで鳴ると緊張感が高まることを含めハードコアシューターとしての面白さは十分に持っていると感じました。


カジュアルな「Havoc Warfare」編


このモードは64人が攻守それぞれの陣営に分かれ、攻撃側が全5ゾーンの占領を目指して戦うPvPモードです。大きく噛み砕いて表現してしまえば『バトルフィールド』シリーズのRushモードに近いものと言えば伝わりやすいでしょう。


このモードは、「Hazard Operations」と比べても大幅にカジュアルなバランスとなっており、部位負傷もなければ重量制限もなく、自動回復でもあるために、各々のオペレーターの能力をフルに発揮出来ます。


1マップの1セクターはそれなりに広く、裏取りまではいきませんが地点を攻略するために、ある程度回り道ができるようになっています。このモードでは稼いだポイントを消費することで、攻撃支援だけでなくバギーや装甲車、そして戦車などといった兵器を投入することがで、膠着する戦線を突破する要にもなります。


マップを確認し、味方がどんな配置にいるのかを確認するのも大切だ

ゲームプレイそのものは、拠点を攻める時の一進一退感を含めエキサイティングであることに間違い無いありません。チームが勝利した時の高揚感が楽しいことを含めれば、堅実に作られているように感じます。


延々と悩める武器調整のGunsmith System


Gunsmith Systemは本作に搭載された武器の調整機能です。武器の調整範囲はショルダーストックやマズル、バレル(ハンドガードそのものと交換)などをレイルシステム対応品などに交換することで、細かな調整が出来るようになります。


武器のカスタマイズ範囲は武器レベルに応じて様々なものが解放されていきます。例えば平均的なドットサイトやスコープは武器によって初期レベルからでも使用出来ますが、フラッシュライトやレーザーポインタは高レベルまで上げないと解禁されません。


また細かな調整機能では、フォアグリップの取り付け位置やバレルの重心の位置、ピストルグリップの重量などを設定することでプレイヤーに合った武器の使いやすさを引き出せます。加えて調整位置によってはペナルティーも大きく表れてくるために、様々な要素を考慮しながらカスタマイズするのは面白く思えます。


これは「Havoc Warfare」だけでなく「Hazard Operations」でも使える機能で、限られた武器のなか全ロストのリスクを考えながら調整していくのは楽しいです。ファイアリングレンジ(射撃場)もあるために、調整した内容が自分の理想に近づいているのかを確認し、リアルタイムに調整出来るのも良いポイントです。


未アンロックのパーツもここで試用できる

アルファテストでも堅実さを感じる『Delta Force: Hawk Ops』


本作はアルファテスト版であっても全体的なクオリティの高さが驚きでした。銃のアニメーションやグラフィックそのものも良く、被弾音が若干迫力不足なことを除けばかなり良い感触です。


F2Pタイトルでありながらも、カジュアルに戦い自陣営の勝利を目指す「Havoc Warfare」と、ハードコアで小隊が生き残りをかける「Hazard Operations」の両方が収録されるのは珍しく、キャンペーンの存在も合わせれば類を見ないタイトルであると思えました。『Delta Force: Hawk Ops』のアルファテストはPC向けに現在開催中なため気になるユーザーは応募してみてはいかがでしょうか。

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