【吉田輝和の絵日記】余命幾ばくもないシーシャ屋店長と3人のヒロインが紡ぐシーシャADV『Hookah Haze』

Game*Spark / 2024年8月11日 18時0分

今回は、アクワイアが手掛け、アニプレックスから発売された『Hookah Haze』のニンテンドースイッチ版をプレイ！本作はシーシャと呼ばれる水タバコが題材のアドベンチャーで、プレイヤーはシーシャ屋の店長になり、お客として訪れる3人のヒロインと交流を深めていきます。

僕のシーシャの知識は「たぶん合法なヤツ！」程度です。合法のやつだよね……？（20歳未満の喫煙は禁止されていますが、普通に合法です）

◆最後に望むことは……

炭木トオルは重い病を患って入院生活を送っていた。命が長くないことを悟り、治療の提案も断ってしまう。そんなとき、医者から“重い病を患った患者の希望を叶える制度”について聞かされる。

自分なら最後に何を望むだろう。病気だとどこかに行くのも大変そうだし、美味しい物を腹いっぱい食べるとか、ありきたりなことしか思い浮かばないな。

トオルの希望は「おいしいシーシャを吸いながら、アクアリウムを眺めて落ち着ける空間で、同好の士と他愛もない話で繋がりたい」というものだった。それを聞いた医者からシーシャ屋の店長になるのはどうかと勧められる。トオルは14日分の鎮痛剤をもらい、理想のシーシャ屋で最後の時を過ごし始めるのだった。

理想の環境のシーシャ屋って、バカ高い費用がかかってそうだけど、そんな希望も叶えてくれるのか！じゃあ唐揚げの他にピザもプラスでお願いしようかな！

秋葉原にオープンしたシーシャ屋「Hookah Haze」。今日から14日の間、この店の店長として経営をしていく。

まずは店のSNSにおすすめのシーシャのフレーバーを載せてみよう。

今はまだ試作で作ったシンプルなフレーバーしか選べないけど、フレーバーをミックスさせてメニューを増やしていけるみたいだな。

最初のお客は、トゲトゲのついた首輪に舌ピアスを装着したお姉さんだ。誰かに追われて逃げてきたらしく、とりあえず店に匿うために招き入れた。

よく見たらトオルも結構いかつい格好をしているし、シーシャ屋ってそういうものなのだろうか。モヒカンの僕が言うのもなんだけど、ちょっとビビる……！

泣きじゃくる彼女を落ち着かすためにシーシャでも吸ってもらおう。彼女の名前は愛上あむちゃん。いかついファッションとは裏腹に、見た目も性格も可愛らしい女性だ。

お客さんに出すフレーバーは、「ナッツの香りが好き」「スパイシーなのが好み」などの要望を聞き、5種類のフレーバーから3つを選んで組み合わせる。彼女は甘いのが好きらしいのでスイーツ系のフレーバーを組み合わせよう。

スイーツのフレーバーを3回選択した「悪魔的ゼロカロリー」のフレーバーを作成する。どうやら気に入ってもらえたようだ。

一定時間吸っていると炭交換が必要になるようだ。炭の増減はトオルが教えてくれるので、それに応じて置く個数を決める。

炭交換にも、その時の様子やお客さんの好みがあるので、適切な量を置く必要がある。

ピッタリの量を置くと、お客さんの可愛い笑顔が見られるぞ！

シーシャについてのちょっとした知識や、お客さんの身の上を聞きながらゆったりとした時間が流れていく。

あむちゃんは最初は泣きじゃくっていたけど、シーシャを吸いながらトオルと話している内にすっかり落ち着き、リラックスタイムを過ごせたようだ。

お客を迎えて好みのフレーバーを作り、喫煙しながら談笑し、炭交換を経てまた談笑を続ける。これが一日の流れだ。

あむちゃん以外にも、ショップ店員の明月院こころちゃんや、

人形作家の古森くるみちゃんといった女性たちがHookah Hazeを訪れてくる。彼女たちはそれぞれ胸に抱えた悩みやトラウマなどがあり、シーシャを通してトオルと会話をすることで、彼女たちの心が少しずつほぐれていく。

その日のおすすめフレーバーによって訪れるお客さんが変化し、エンディングへのルートが分岐していくのかな。

僕の推しはこころちゃんなので、彼女の好みであるスパイス系をおすすめしまくるぜ！

本作をプレイする前はシーシャに興味がなかったけど、クリアしたあとは一回くらいシーシャを体験してみたくなってきたな。

リアルなシーシャ屋でも、店員さんやお客同士のコミュニケーションがさかんに行われているらしく、調べてみた範囲では陽の者のお客が多いようなイメージだった。

だが、実際にシーシャ屋に行ってみると陽の者のお客は一人もおらず、僕と同タイプな陰の者たちが、シーシャを吸いながらスマホをいじったり携帯ゲームを無言で遊んでいて、店員さんも必要以上には話しかけて来なかった。

想像していたのとは違ったけど、陰キャに優しい快適空間だったぞ！

1周するのに1～2時間ほどでサクッと終わるので、ちょっとした合間でも楽しめましたね。総プレイは15時間でした。

ゲーム的な要素は少なめでしたが、その分女の子たちとの交流やシナリオにどっぷり浸かれました。ビジュアル面も素晴らしく、女の子たちのコロコロと変わる表情や、シーシャを吸っている時の胸の動き、吐き出した煙が枠を超えてはみ出す演出などたまりませんでした！

ちなみに、僕がお客さんの中で一番好きなのはこころちゃんですが、ゲーム全体での一番はトオルくんです。記事を読んで気になった方は、ぜひトオルくんの可愛さを確かめてみてください！

『Hookah Haze』はPC（Steam）/ニンテンドースイッチ向けに配信中です。

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