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Steam“圧倒的好評”の魔法が使える農場SLG『Fields of Mistria』王道プレイ感と「遊びやすさ」のバランスが秀逸!同ジャンル好きなら間違いなく楽しめる一作【プレイレポ】

Game*Spark / 2024年8月18日 17時0分

アメリカに拠点を置くインディーゲーム開発スタジオNPC Studiosは、2024年8月6日に新作農場シミュレーションゲーム『Fields of Mistria』のSteam早期アクセスを開始しました。


本作は、大地震によって荒れ果ててしまった牧歌的な村「Mistria」が舞台。プレイヤーは村にやってきた冒険者となり、農業や採掘、冒険などを通じて村の復興を目指します。村には12人の結婚候補を含む多くの住人がいて、それぞれが生活を営んでいます。


また、ゲーム内には魔力の概念があり、魔法の力による冒険や生活のサポートも可能。釣りや料理、古代の遺産が眠る鉱山での戦闘なども用意されており、年間を通じてさまざまな農業や冒険を楽しめます。


本稿では、発売1週間で10万DLを達成し、Steamユーザーレビューも“圧倒的に好評”を獲得している話題の『Fields of Mistria』のプレイレポートをお届けしていきます。


壊れた村を復興せよ!


本作の舞台であるMistriaは、少し前に発生した地震によって各地に大きなダメージが入った状態。村の代表者は首都に呼ばれており、現在はその子供であるAdelineとEilandが代理を務めているようです。姉妹は首都の冒険者ギルドへ街の復興を依頼し、冒険者のプレイヤーが村に到着するシーンから物語が始まります。


まずは名前や見た目、牧場名などのキャラクターメイクを行います。完成したキャラクターはいくつかの出会いを経て農場へ到着。村から少し離れた農場を拠点に、村の復興を行うことになります。剣一本担いで村へ来た主人公ですが、ここから大きな仕事が待ち受けているようです。


翌日からは、親切な隣人から用具をもらって農業の基礎を学びます。さらに、村の掲示板でAdelineから「村人に挨拶回りをする」というクエストを受けたり、さまざまな施設の紹介などが行われていきます。農業など『牧場物語』などにかなり近いオーソドックスなシステムで、チュートリアルも丁寧な印象です。


ゲームとしては、メインストーリークエストを進めることと、村のランクを上げることが復興のための大きな目標です。村のランクは市場へ物を売ったり、村人のクエストをクリアしたり、博物館に発見物を寄付することで上がり、レベル上昇とともに報酬も得られます。


基本的にはお金を稼ぐための行動がそのまま村のランクアップにつながるので、そこまで意識しなくても問題ありません。まずは自由に畑を耕したり、人々と交流したり、気ままに釣りをしたりしながら村での生活に慣れていきましょう。


大量の資材を必要とするクエストも。
疲れたときは村のお風呂に入ろう。

道具とスキル、魔法で快適生活!


ゲーム序盤で主人公は最低限の農業用具や斧などの道具をもらえます。荒れ果てた農場規模の拡大には開墾が必要ですが、初期ツールで壊せない木や石が存在するため、より強力なツールが必要になります。ツールは鍛冶屋で購入するか、モンスターのいる鉱山で素材を集めなければなりません。


また、ストーリーが進むと村に漂う“魔力”に干渉できるようになります。農業や伐採など、一般的な作業時に“魔力”のエッセンスが出現し、それを消費することで「農作物に水を与えると種を拾うことがある」「クラフト時間を短縮する」といったのスキルを獲得可能です。


スキルは農業・料理・工作・釣り・戦闘など、それぞれのレベルを上昇させると新たなツリーが解放されます。さらに、物語の中で主人公は魔法を身に着け、使用できるようになります。魔法は「体力を全快させる」「農場に雨を降らせる」などの強力な効果を持ちますが、魔力を回復するまで再使用できません。


良い道具を揃えるだけでなく、スキルを鍛えることで村の生活は格段に進化します。特に強力なのが種を獲得できる可能性があるスキルで、運が良ければタダで農作物を増やすことができるのです。もちろん魔法も非常に便利なので、目的があるときの時短や効率アップには最適です。


『Fields of Mistria』の良い点として、アップグレード要素がわかりやすく遊びやすいことがあります。例えばツールなどはプレイの進行状況で銅から鉄のものが段階的にアンロックされ、資金に余裕さえあれば無理に何度も鉱山に潜る必要もありません。かなり気ままに、好きなように生活しても物語が進行しやすいゲームデザインになっています。


農場SLGにほしい要素・プレイ感が抜群


ゲーム中、プレイヤーは朝から夜まで農業や採掘、住民との交流やクエストなど、目的のために村を走り回ることになります。その“繰り返し”はいわゆる農場シミュレーションゲームの基本的な要素でもありますが、本作は細やかな遊びやすさが光っています。


まず、村のサイズと配置、主人公の移動スピードとアクションなどのバランスが良いことがあります。例えば朝起きて農作物に水をやり、村を巡ってクエストや挨拶を済ませても、午後にたっぷりと自由時間を作ることができます。地味なようですが「やるべきこと」だけに時間を取られないのは嬉しく思います。


村人との交流もたっぷり楽しめます。

ミニマップに村人の現在の位置が表示されたり、店や施設が24時間利用できたりするのもありがたい要素です。また、曜日イベントでは、ほとんどの住民が同じ場所に集まってくれたりと、交流面でも非常に親切。クエストにも時間制限がないので、忙しくも、スローライフでも、プレイしやすい環境が揃っています。


他にも、村でのクラフト時に家のチェストに入れた素材を利用できたり、水に入れるのでちょっとしたショートカットができたりと、さまざまな面で二度手間にならず、ストレスフリーな設計なのも特筆すべき部分。もちろん博物館やスキル上げなど、しっかりとやりこみ要素も楽しめます。


犬も撫でられます。この子がすごいかわいい。


『Fields of Mistria』は、オーソドックスな農場シミュレーションとしてのプレイ感と魔法・スキル要素による一捻りの面白さ、全体的に遊びやすいゲームデザインのバランスがとても優秀です。どこか懐かしい雰囲気のグラフィックの住民たちも魅力的で、会話や衣装パターンの豊富さもこだわりを感じさせます。


本作は現在Steam早期アクセス中ですが、リリース時点でもかなり高い完成度です。今のビルドでは1年を通じた作物やアイテム集めが可能。住民との好感度は4まで設定されており、結婚候補者には好感度に応じた2つのイベントが用意されています。


季節ごとの衣装があるのは嬉しいですね。画像は夏衣装。

公式サイトでは本作のロードマップが公開されており、2024年内には住民好感度やスキル、村ランクの上限アップなどを予定。製品版に向けては結婚や子供システム、新たなストーリークエスト要素、騎乗システムなども登場予定です。また、公式FAQによれば新たな言語対応も検討していることが明らかになっています。


現在は対応言語が英語だけですが、『牧場物語』をはじめとした定番の農場シミュレーションのプレイ経験があれば、ほぼ迷うことはありません。また、チュートリアルやヘルプも親切です。遊びやすさもやりこみ要素も抜群で、プレイヤーに合わせた生活リズムで楽しめる、素晴らしい作品です!




王道のプレイ感とこだわりを感じる「遊びやすさ」が光る!農場SLG好きなら是非とも遊んでほしいスパ!




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