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『TRIBE NINE』は絶望マシマシな“死にゲー”だった!デスゲームと可愛い黒幕、衝撃的な展開がクセになる【試遊レポ】

Game*Spark / 2024年8月20日 18時0分

アカツキとトゥーキョーゲームスからリリース予定の新作RPG『TRIBE NINE(トライブナイン)』のクローズドベータテスト「死遊テスト」が開催されました。本作は高難易度が特徴のアクションRPGで、デスゲームで支配されたネオトーキョー国を舞台に、理不尽な支配に抵抗していくストーリーが語られます。


本記事ではそんな「死遊テスト」のプレイレポートをお届け。『ダンガンロンパ』シリーズで知られる小高和剛氏らの所属するトゥーキョーゲームスが世界観原案を担当したとあって衝撃的な展開が印象に残る、新たな“死にゲー”『TRIBE NINE』の内容をお伝えしていきます。


◆“トゥーキョーゲームスの絶望”が好きな人は楽しめる! 引き込まれるストーリーと高難易度な“死にゲー”が癖になる『TRIBE NINE』


『TRIBE NINE』はメディアミックスを前提としたIPです。テレビアニメやウェブトゥーンなどで様々に展開しており、XBと呼ばれる“都市を丸ごと使った野球”を軸としたストーリーが広がっていました。ゲーム版『TRIBE NINE』も同じ世界観で、競技としての「XB」が存在しているのですが、同シリーズを知っている人間も知らない人間も一様に楽しめます。筆者はアニメ版未視聴ですが、もしかすると観ている方にとっては衝撃の展開かもしれません。


ゲームを開始すると、なんとレトロなRPGがスタート。ファンタジーさながらの世界でめがみ像に“お使いクエスト”を頼まれます。何もかもが違和感の世界で生きる主人公「くろなか」が違和感を覚えるところから物語が始まります。明らかに「作られた世界」ですが、これは劇中劇ではなく、主人公である「黒中曜」が“現実だと思わされていたハリボテ”でした。


記憶喪失の「黒中曜」は、救助に来た幼馴染「彩葉ツキ」「八雲彗」「青山カズキ」を始めとした面々によって、東京の上空に現れた24区目の都市「24シティ」に2年もの間監禁されていたことを告げられます。


24シティは全ての黒幕と思われる「ゼロ」という人物の拠点で、ネオトーキョー国(23区)はその支配下にあり、各区ごとにルールの違う(XBならぬ)「XG」というデスゲームを強要されているようです。


『TRIBE NINE』のストーリーは、小高和剛氏らしいテイストでいっぱい。意識外から殴りつけられるような「衝撃的な展開」が多くあるため詳細は控えますが、『ダンガンロンパ』シリーズなどに触れたことがある方なら「小高氏らしい“絶望的な展開”が目白押しでやってくる」と言えばきっと分かってくれるでしょう。少なくとも筆者は、『ダンガンロンパ』シリーズを遊んだときに味わった“あの絶望”を再び体感できました。


さらに“小高氏らしい展開”を紹介すると、前述した「ゼロ」は主人公たちが24区から逃げ出した後もなんだかんだ離れてくれず、ぶっ飛んだ感性の持ち主であるところでしょうか……しかも可愛らしいマスコットキャラとなって主人公たちについてくる


主人公をデスゲームに放り込んでるくせに、距離感が近い!人間の姿の時は“冷徹で人の気持ちがわからない仮面の男”という印象だったのに、口調もがらりと変わって“人間の心理はわからないけど、とにかく構ってほしい変な奴”みたいになっています。


バトルはプレイアブルキャラとNPC2人をくわえた3人編成で行われます。バトルでは必殺技や連携技といった定番要素を備えていますが、特筆すべきは「テンションゲージ」という要素です。3つのフェーズに分けられたテンションを上げていくと、事前に編成していたカードによるスキルが発動し、非常に有利な状態で戦えることになります。


しかし敵にも同じくテンションゲージが存在しており、これが上がると実に厄介! ただの雑魚戦でも、敵によってはライフの半分を削るような強攻撃が繰り出されるようになります。


マップ上で敵シンボルを攻撃すると、連鎖するように周囲の敵も参戦してきます。初めの敵陣をこちらのテンションが上がった状態で撃破するとそのまま有利に戦えますが、こちらが敵からの攻撃を受けたりして“テンション低め”でバトルに入ると、一気に窮地に陥ります。


マップにはオンラインを経由して「他のプレイヤーの死亡跡」が残るのですが、序盤の段階でも多くのプレイヤーが雑魚に倒されてしまったことが分かりました。『TRIBE NINE』が“死にゲー”いう看板を掲げている理由がはっきりわかります。


「味方キャラが3人同時にバトルを行う」というシステムも本作の特徴です。バトル中に操作キャラを変えることもでき、「敵の立ち位置を含めて自分がどのキャラを操作した方が良いか」と考える戦術性を与えてくれます。


攻撃に特化したキャラを操作しているなら「防御力の低い味方を狙う敵を倒そう」と考えられますし、場面によっては急ぎサポートキャラに切り替えて、優先的に生かせておきたいキャラを癒したりすることも作戦のひとつ。「2人のNPCがプレイヤーをサポートする」一方で、「3キャラ全てプレイヤーが操作する」認識にもなります。


ちなみに、ガチャなどで入手可能な「テンションカード」や「キャラカード」はどこかで見たことがある感じのデザイン。(マスコット化した後の)ゼロが「ゼロペン先生」という要素を準備してくれたりと、ディティールでくすりとさせてくれるのもトゥーキョーゲームスらしいですね。


もちろん、『TRIBE NINE』IPの軸となる「XB」も随所で挟まれるようで、筆者がプレイした限りではゼロ1人vs主人公チームというイベントバトルが開始されました。とはいえ本格的な野球ではなく「相手を言い負かす」ディベートバトルですが、演出に力が入っており、自分の選んだ選択肢が正解かどうかを超ド級な野球「XB」で表現してくれます。


総評としては、読み進める手の止まらないストーリーと、よく練られた“死にゲー”的な高難易度バトルが面白い作品でした。


期間が限られたCBTだからこそ、ステータスの豊富さからくるやり込みなどについては言及が出来ませんが、少なくとも“トゥーキョーゲームスのノリ”に過去一度でもハマったことがある方は、プレイして損はないと断言できます!


先が気になるストーリーや個性あふれるキャラはもちろん、可愛らしくおぞましい黒幕や「絶望」が好きな方は、ぜひチェックしてみてはどうでしょう。




『TRIBE NINE』はPC/スマートフォン向けに基本無料でリリース予定です。




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