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『聖剣伝説 VISIONS of MANA』先行プレイレポートー精霊の息吹を感じる柔らかい世界で、リングが再び回り出す

Game*Spark / 2024年8月25日 13時0分

ぐま! まー ぐーまー ぐままままー ぐま!
ぐー ぐーまー ま? ぐー ぐまぐま まっ ま?


ではアナグマ語から元に戻しまして、モバイル展開とリメイクを経てコンソールに戻ってきた「聖剣伝説」シリーズの最新作、『聖剣伝説 VISIONS of MANA』がいよいよ8月29日(Steamは翌30日)に発売日を迎えます。それに先立ち、どんな内容かもっと知りたい方に向けて先行プレイレポートをお届けします。


さて、これから序盤の雰囲気とゲームシステムを紹介していきますが、できることなら初見の出会いは大切にしていただきたいと思います。というわけで、もう予約済み、購入を決めている方はここで読むのを止めて、あと1週間我慢しましょう。あと1週間「だけ」ですよ!


プレイしてまず印象的なのは、暖かな色彩で描かれる「聖剣」ならではのファンタジーの映像です。『レジェンド オブ マナ』を彷彿とさせる、リアルから離れた独特の歪みがある景色は、どこを取ってもまさしく「絵」になる美しさ。最近流行のリアルタッチ、アニメタッチとも違う、デフォルメされた柔らかな世界が生き生きと動いている様は、コンソール機で見たかった光景です。特に、風や水、火などの動きが常に感じられる描写が随所に盛り込まれており、この世界が「マナ」に満ちていることをよく表現しています。


本作は物語に沿って進むセミオープンフィールド、別の言い方ではワイドリニアの構成で、ストーリーに沿って進むだけでは、フィールドエリアは半分ほどしか踏破せずに次に進むでしょう。サイドクエストやアイテム集めなど、本筋とは別の目的を持って探索を行います。


印象的なランドマークが絶え間なく続き、本のページをめくるようにテンポ良く景色が流れていきます。ここに合わせてあるのが菊田弘樹氏による音楽で、初期を思い起こさせる笛2本の音色も要所で登場します。


自発的な探索を促す導線として、アイテムや設備のシグナルはかなり遠くからでも見つかるようにしてあり、プラットフォームアクションの要素を取り入れて、ジャンプで上れそうな場所においしそうな「クマミツ」が配置してあります。


すぐ取れそうなものもあれば、今は取れそうになさそうなものもあり、状況が変わったらまた後で……という再訪の動機付けにもなります。ファストトラベルは自由に使えるので、長い道をただ引き返すようなことはしなくて大丈夫です。集めたクマミツはアナグマ族の大好物、持っていってあげれば貴重なアイテムと交換してくれます。アナグマ語をしっかり覚えてスムーズな取引に応用しましょう。ぐっぐ ぐんま!


戦闘は3人のキャラクターに加えて、サポート専門のヒナを合わせて4人で行います。メインキャラ3人は任意で切り替えられ、非操作時は事前に設定した作戦に従い行動します。


通常攻撃の間合いは狭く、他のタイトルのような自動の間合い詰めはありません。しっかりと近づかないと思った以上に空振りします。大技には範囲予告があり一部は特殊攻撃によるはじき返しができますが、ガードは特定のクラスのみに限られ、アクションでダメージを全ていなすことはできません。


また、状態異常や拘束技で操作キャラクターが一定時間動けなくなることもあります。そのため、一人でガンガン倒していくのではなく、属性の相性や回復、補助を使って仲間との操作切り替えで、連携することに重きを置いています。アクションとRPG的戦略性のちょうどいいバランスが取れているように見受けられます。


マナの樹に魂を捧げる「御子」ヒナと、女神の袂まで送り届ける「魂の守り人」ヴァルは旅の道中、各精霊の加護を受けた町や村で「御子」と合流し、ともにマナの樹へ向かう役目を負っています。


それぞれの場所には精霊の力を宿した「精霊器」があり、それを手に入れることで属性の力を使えるようになります。フィールドに点在する精霊によって起動する特殊なギミックがあるので、新しい精霊器を手に入れたときは前のフィールドもチェックしてみましょう。


精霊器を装備すると、それに応じた新しいクラスに変身することができます。各キャラクターでデフォルトに各属性を加えた計9種類、使用する武器種も変わります。固有の衣装も用意されているので、新しいものを手に入れたらひとまず試してみたくなりますね。


クラスが解禁されると、それに応じた「エレメントボード」が使えるようになります。精霊との接触で入手できるEP、全員に振り分けられるゴールドクローバーを使って、各クラスで使用できるアビリティを覚えるシステムです。クラスチェンジは戦闘中以外はいつでもできますが、アビリティは各クラス専用になるので、敵に有利な属性を考慮したクラスの選択が求められます。


戦闘に参加できるのは3人まで、つまり基本的に使用できるのは3つの属性です。エレメントボードで覚えられるアビリティに加えて、付け替え可能な「アビリティシード」で技の追加やステータス強化が行えます。追加の属性攻撃をセットしておけば、対応できる敵も増えます。サイドクエストの報酬でもらえるほか、モンスターを倒したときに得られる「魂石」を使って新たに作ることも可能です。


モンスター図鑑で弱点を確認し、それに適した属性を持つパーティビルドを組んでいく。言葉にすればシンプルですが、「聖剣伝説」は他に比べて多い8種類+斬打なので、そう簡単に万能な組み方ができるとは限りません。手強い敵に挑むときは様々な組み合わせを試してみましょう。


ゲームの体験を知ってから、TVの大画面で最初に触れるRPGはだれにとっても生涯大切なものになります。『聖剣伝説 VISIONS of MANA』はみんなが楽しめる特別な作品になってほしい、そんな意気込みを感じられる丁寧な絵作りが本作はされていました。一度朽ちかけたマナの樹は再び根を張ることができるのか、その期待に十分応えられる作品だと感じました。


『聖剣伝説 VISIONS of MANA』はPS5/PS4/Xbox Series X|S/Windows/Steam向けに、2024年8月29日発売予定です(Steam版のみ8月30日配信予定)。


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