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名作神話RTSリメイク『Age of Mythology: Retold』先行プレイレポ―オリジナル版の雰囲気はそのまま“ゴッドパワー再使用”など新要素も登場!新たな神話の戦いが楽しめる

Game*Spark / 2024年8月27日 23時0分

Xbox Game Studiosは、リアルタイムストラテジー『Age of Mythology: Retold』を、PC(Steam/Microsoftストア)/Xbox Series X|S向けに2024年9月5日配信予定です。リリース初日からサブスクリプションサービス「Game Pass」にも対応します。また、プレミアムエディション購入でリリース7日前からアクセス可能です。


本作は、『Age of Empires』シリーズのクリエイターが手がけ、2002年に発売された『Age of Mythology』のリメイク作品。神話時代を舞台に、さまざまな神々から勢力を選択し、文明を進化させながら勝利を目指す作品です。2014年にはSteamで各種要素を強化した『Age of Mythology: Extended Edition』もリリースされています。


リメイク版の製作は2022年に発表。『Age of Mythology: Retold』では、美しく生まれ変わった最新グラフィックに加え、さまざまなゲームバランスの見直しなど、オリジナル版の魅力はそのままに、現代のRTSジャンル向けに再調整されています。


本稿では、生まれ変わった名作RTS『Age of Mythology: Retold』の先行プレイを通じて、ゲームの魅力を紹介していきます!


神の恩寵を受けて勝利を奪え!


本作の基本的なルールは『Age of Empires』シリーズと同様に、マップ内の敵勢力を相手に勝利することです。最初はひとつの街の中心と数人の労働者からスタートし、資源を集めたり、家や軍事施設を建てたりしながら、自勢力の文化を発展させていきます。


使用できる文明はギリシア・エジプト・北欧・アトランティスで、ギリシアなら「ゼウス」「ポセイドン」「ハデス」の3つの神から主神を選択できます。それぞれの文明はプレイの特徴が異なり、さらに、主神ごとに強化できるテクノロジーが変わるため、同じ文明であっても違う戦い方が楽しめます。


また、神話時代をテーマにした『Age of Mythology』の大きな特徴として、プレイヤーに与えられる「ゴッドパワー」と「神話ユニット」があります。「ゴッドパワー」は例えば“金鉱を出現させる”といったものや“指定位置に大地震を起こす”といったものがあり、文明の進化とともに解放されていきます。


「神話ユニット」はギリシアならミノタウロス、北欧ならワルキューレ、アトランティスならサテュロスなど、有名なものが多数登場。アキレウスやアタランテ、オデュッセウスといった英雄もユニットとして登場します。さらに、一体で戦況を覆す可能性を秘めた超強力なユニット「ティタン」も用意されています。


『AoE』シリーズの基礎を備えつつ、文明・主神ごとのゴッドパワーや神話ユニットの存在によって派手な戦闘が楽しめる本作。神話ベースならではの壮大さと、しっかりした戦略が楽しめます。


ゴッドパワー再使用など進化した『AoM』


他の勢力との戦いに勝つためには、確実な準備が必要です。本作で労働者が集めるリソースには「食料」「木」「金」があり、それぞれユニットや施設の生産に要します。また、神の力を受けるためのリソースとして「恩寵」があり、こちらは神話ユニットやアップグレードなど、主神固有の能力のために使用します。


まずは町の周辺で木の実を集めたり、動物を狩って食料を集めて労働者を増やし、少しずつ金や木を集めていきましょう。なによりも労働力が大切なのは『AoE』と同様です。十分なリソースを集め、準備ができたら時代を進化させることでより強力な施設やユニットを生産できるようになります。


文明・主神ごとの戦闘ユニットには相性や得意分野があり、同じユニットを作るだけでは簡単に勝利できません。相手を上回る経済力や軍事力を作り上げて戦う、初期から敵陣地を荒らして発展を遅らせる、厚い壁や塔で自陣を守るなど、プレイヤーごとのスタイルと主神によって無限の戦略が生まれます。


オリジナル版と『Age of Mythology: Retold』との大きな変更点として、オリジナル版では回数制だった「ゴッドパワー」が再使用できることがあります。再使用には大量の「恩寵」が必要なので簡単に連発はできませんが、定期的に資源を何度も得たり、敵陣を荒らしたりすることも可能です。


資源を無限に生み出すゴッドパワーも再設置可能。

さらに、オリジナル版よりもゲーム内の人口上限が大幅にアップし、大量のユニット生産が可能に。労働者が自動的に資源を採集するようになる設定や、リソースや進化が足りないアップグレードの予約機能など、多くの面で遊びやすくなる機能が追加されているのも印象的です。グラフィック面の進化も良く、建物の破壊がとにかく気持ちいい……!


破壊表現が最高。

ゲームの基本と物語が楽しめるキャンペーンもオススメ!


本作は、CPUとの対戦を楽しむ「スカーミッシュ」、オンラインで他のプレイヤーと遊ぶ「マルチプレイヤー」のほか、神話の英雄が活躍するストーリーを楽しめる「キャンペーン」の3つのメインモードが用意されています。


「キャンペーン」は、ストーリーごとに用意された条件下で目的を達成していくモードで、戦闘などの基礎を学べる内容にもなっています。1つ目のキャンペーン「トライデントの崩壊」では、アトランティスの英雄・アーカントスと仲間たちを中心とした壮大な神話の物語が描かれます。


チュートリアルもあります。

この「キャンペーン」は『Age of Mythology』ならではのゲーム性を学べるだけでなく、ストーリーを含めシングルプレイ向けのゲームとしてしっかりと作り込まれています。戦闘だけでなく耐久したり、ステルス行動したりと、色々なアクションもあり、通常のゲームともまた違う遊びが体験できるのも大きな魅力です。


さらに、用意されているキャンペーンはオリジナル版での3つの大きなシナリオや、追加のシナリオなど複数あるため、やりごたえも抜群。ストーリー部分を日本語音声で楽しめるのも嬉しいところです。


トロイアの木馬も登場します!
ちゃんとインデックスも用意されてるのが嬉しい。

もちろん本作はこれまでのシリーズ通りModにも対応しているため、他のプレイヤーが作ったシナリオやマップをダウンロードして遊ぶこともできます。マルチプレイはだけでなく、シングルプレイでもたっぷり遊べますよ!


もちろんシナリオエディタも使用できます。
リプレイ機能も充実しています。


人気の高い往年の名作RTSを現代に蘇らせた『Age of Mythology: Retold』は、資源を集め、拠点を発展させ、軍隊を強化していく『AoE』シリーズのRTSとしての面白さがあり、さらにゴッドパワーを始めとする“状況を覆しうる強力なパワー”による迫力のある展開が用意されています。


堅実なストラテジーと神話を題材にした迫力のある戦いというオリジナルの醍醐味と、ゲームがより遊びやすくなるような新要素が融合して新たな魅力を作り出しています。特に大きな変更点である、ゴッドパワーの再使用と人口上限アップはゲームの戦術にも大きく影響するので、本作ならではの新たな戦略も生まれるのではないでしょうか。


筆者はポセイドンを愛用しています。

オリジナル版から非常に完成度の高いキャンペーンモードは、ぜひともプレイすることをオススメしたいもの。基礎を学ぶだけでなく、さまざまな英雄たちが織りなすしっかりとしたストーリーを存分に味わえます。オリジナル版を楽しんだ人はもちろん、これから新規プレイヤーの方でも遊びやすく調整された作品です。


おまえらもそのままいるのか……!(特殊な呼び方が必要なユニット)

なお、DLCで追加される北欧の新たな主神「フレイ」にも、新たなゴッドパワーやテクノロジーが用意されています。また、今後は更に新しい中国文明と、もうひとつの文明がDLCで登場することも明らかになっています。この中国文明DLCが『Age of Mythology: Extended Edition』で追加された「Tale of the Dragon」と同じものなのかは気になるところです。


フレイのアップグレードで使用可能なゴッドパワー。かっこいい。

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