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正式版を迎えた地下採掘サバイバル『Core Keeper』“掘る楽しさ”が冒険・戦闘・クラフトすべての魅力に繋がる【クラフトサバイバル名鑑】

Game*Spark / 2024年9月8日 19時30分

今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。


Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。今回紹介するのは、2024年8月27日に正式リリースを迎えた地下採掘サバイバル『Core Keeper』です。


迷い込んだ地下世界で大冒険!


『Core Keeper』は、スウェーデンのゲーム開発スタジオPugstormが手がける採掘サンドボックスアドベンチャー(パブリッシャーはFireshine Gamesが担当)。同社はパズルアクション『Radical Rabbit Stew』でも高評価を得ています。


ゲームは2021年にアナウンストレイラーが公開され、2022年3月8日にPC向けの早期アクセスにてリリース。早期アクセスでは多くのアップデートを重ね、2024年8月27日についに正式リリースし、PS5/Xbox Series X|S版も配信。9月17日にはPS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ版も登場することがアナウンスされています。


本作の舞台は、謎のレリックによって主人公の探検家が導かれた地下世界。プレイヤーは、地下に広がるさまざまな生物群系を冒険しながら、世界の謎を解き明かしていきます。そこには古代文明の残骸や巨大なクリーチャー、そして驚きに満ちた世界の姿が待ち受けているのです。


世界の探索や手強いボスとの戦闘といった冒険要素はもちろん、自由にクラフトや建築を楽しむサンドボックスとしても魅力十分。また、最大8人までのマルチプレイにも対応しています。アイテムや設備もとても多彩で、遊びの幅が非常に広いのも大きな特徴です。


これまでのアップデートでは、新たなバイオームやペット要素の追加といったものから、人気ゲーム『テラリア』とのコラボなども実施。正式リリースとなるアップデート1.0では、現時点での最終ボスの登場や多くのコンテンツの追加、さらに一部のグラフィック向上やバランス調整など、さまざまな調整や改善が行われています。


『Core Keeper』最大の魅力は掘る楽しさ!


本作はまず、舞台となる地下世界とキャラクターの作成が必要です。ゲーム内のセーブは「ワールド」と「キャラクター」に分かれていて、新しく作ったワールドに既存のキャラクターを参加させることもできます。


重要なことなのですが『Core Keeper』にチュートリアルはありません。ゲームはオープニングで、レリックの力で地下世界に導かれた主人公が、謎の施設の前で目を覚ますシーンから始まります。この時点から、プレイヤーは初期設定アイテムだけを頼りに、自由に行動することになります。


とはいえ途方に暮れる必要はありません。周囲は弱い土の壁に覆われた狭い空間ですが、何かに使えそうな木の根っこや、食べられそうなキノコがあります。そしてインベントリキーを押せば、たいまつや木のツルハシ、作業台といったアイテムが作れることがわかります。この情報だけでも取るべき行動はわかると思います。


この作品の最大の魅力は「採掘」です。壁を掘っていくことで世界が拡がり、新しいアイテムを見つけたり、必要な鉱石を掘ったり、モンスターの住処で戦ったりと、ゲーム内でどんどんイベントが発生していきます。最初は小さかった施設の周辺も、どんどん掘って空間を作れば立派な拠点になっていくことでしょう。


なにより“掘る感覚”の気持ちよさは格別です。開発は採掘について、プレイヤーに「サプライズのプレゼントボックスを開けるようなドキドキの感覚を味わってほしい」という狙いがあります。掘る楽しさを重要視することで、自然とゲームの遊び方を学んでいけるようなゲームデザインになっているのです。


いざ、内から外への大冒険


『Core Keeper』は、基本的に初期位置である中心部から外へと冒険の世界を広げていくゲームです。もちろん掘っていくことで壊す壁も敵もどんどん強くなり、環境も変化していくので、装備や拠点を強化していく必要があります。また、ゲーム内の行動に応じて採掘や戦闘スキルも向上していきます。


ゲーム内の装備強化のメカニズムは実にシンプルです。最初に作れる「木の作業台」から、どんどん次のグレードの作業台を作っていくことで、クラフトできる装備品や作れる生産施設の種類が増えていきます。必要な素材集めのために、プレイヤーはどんどん外の世界を冒険していかなければなりません。


新しい作業台を作ることで、ゲーム内でやれることは加速度的に拡大していきます。例えば2つ目の「銅の作業台」の時点でプレイヤーは電気を使用する事ができるようになり、その次はドリルやクレーンといった自動生産向けの施設が生産可能になります。もちろん装備品も鉱石や素材に応じて強化されていきます。


バイオームには巨大なボスも存在し、それを倒すことで解放されるコンテンツもあります。しかし、ボスもそれぞれ独自の生態や攻撃パターンがあり、簡単に勝てるものではありません。装備の強化はもちろん、いかにして有利な戦いができるように場を構築するかを考えなければなりません。


鈍足になるスライムの床が厄介。

外の世界への冒険は、ゲームとしてのわかりやすい目的としても機能し、同時にプレイヤーに新たな発見や創造の機会を与えてくれます。バイオームごとに異なる風景も美しく、視覚的に探検の醍醐味を味わえるのも嬉しいポイントです。


ワープ用のポータルが追加されたのは本当に便利ですね。

簡単に地形を変えられる拠点構築も楽しい!


サバイバルで安定した生活を送るためには、やはりしっかりした拠点の構築は大切です。『Core Keeper』でも、食料や木材を確保するための畑作りや、マップの移動を快適にするための線路の敷設など、さまざまな行動でプレイヤーの生活を向上させることができます。


本作の大きな利点のひとつに、地形の変更がとても簡単なことがあります。壁を掘る、地面を掘るといった作業にはほとんど制限がなく、水場の横を掘ればどこまでも水を引くことが可能。こだわれば拠点に巨大な川や湖などを作ることだって難しくありません。


動物を見つけて牧場を作ったり、モンスターが発生する土壌を作って稼いだり、巨大鉱石にドリルを設置して自動採掘を行ったり、NPCが住む家を作ったりと、プレイヤーの遊び方は無限大です。自動化も比較的簡単なので、鉱石や木材などを簡単に集められるのも嬉しいところです。


もちろん、内装にこだわり抜いた家を作るのも大きな楽しみ。公式でも、ユーザーが制作した建築を紹介したりしています。ゲーム内には、アイテムはもちろんモンスターや自然物なども配置できるクリエイティブモードも実装されているので、こちらで理想の風景を作り出すのも面白いかもしれませんね!


早期アクセス時代のワールドですが初期地点周辺をひたすらいじっていました。
自動採掘&精錬装置は楽しい。
道がなくても自分で置けばどこにだって行けるのです。


早期アクセスからおよそ2年半、ついに正式リリースを迎えた『Core Keeper』は、カジュアルに掘る楽しみを味わいながら、拠点構築や強力なボスとの戦い、さまざまな発見やクラフトを楽しめる作品です。ゲームとしての目的はほとんど提示されませんが、驚くほど自然に遊び方を学んでいけるゲームデザインの秀逸さも光っています。


クラフトサバイバルとしてもかなり堅実な作りで、世界を拡げていくことでプレイヤーの装備や能力は少しずつ強化されていきます。その上で驚きに満ちた世界を自分の手で掘り進める楽しさをたっぷり味わえます。筆者は早期アクセス時代から「掘る楽しさ」に大ハマリしました。叩いて壊れるリズム感は『マインクラフト』などにも通じるもので、地下世界をどこまでも拡げたくなる、魅力的な雰囲気を備えています。


「ワールド」と「キャラクター」のセーブデータが分かれていることで、早期アクセス時代に鍛えたキャラクターで正式版の世界を遊ぶことも可能です。もちろん1から新たな世界を楽しむのもいいですし、正式版になったこの機会にフレンドを誘ってマルチプレイで世界を冒険するのもオススメです。


新ワールドへの引越作業中。


謎だらけの地下世界を大冒険!掘る楽しみ、拠点構築、手強い敵との戦闘など“欲しい要素”がたっぷり詰まってるスパ!


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