”非常に好評”オープンワールドSFARPG『Starcom: Unknown Space』自艦のカスタマイズ要素や自由度の高さなど注目点多数！【プレイレポ】

広い宇宙を舞台に手に汗握る大冒険、という話はSF作品ではよくある筋書きではあります。そこでよく話題になるのは異星人の存在です。広大無辺な宇宙にはたして異星人はいるのか？もしいるとして出会ったらどう振舞うか？

荒唐無稽と笑われるかもしれませんが、宇宙はとにかくロマンの塊ではないでしょうか？

本日ご紹介するオープンワールドSFARPG『Starcom: Unknown Space』は、そんな宇宙を舞台にした作品です。

作中世界の「宇宙軍」に相当するStarcomに所属する主人公は、任務中に近傍の「Maia」ステーションからの緊急命令を下命されます。

「ワームホールの反対側のステーションから緊急連絡が届いたことから詳細を調査せよ。」この命令に従いワームホールを起動したものの、向こう側から出現したのは謎の巨大戦艦でした。

戦艦からの直接の攻撃はなかったものの、システムトラブルにより向こう側の宙域に取り残されてしまった主人公たち。やむなく近くのステーションを訪れた主人公たちは、先の戦艦が「レッドレイダー」なる集団のものであることなどを教えられます。

果たして主人公たちは「レッドレイダー」の脅威に立ち向かえるのか？元の宙域に無事帰還できるのか？かくして広大な宇宙を探検しつつ、資源採取や異星人との交流を通じて任務を遂行していくこととなったのです。

搭乗艦のカスタマイズや技術研究、クルーの成長を通じて「レッドレイダー」に対抗だ！

まずはオプション画面から。グラフィックやサウンド、ゲームパッド設定などオーソドックスなものとなっています。

主人公の氏名と搭乗艦の名前を設定してゲーム開始です。

最初の任務は「Maia」星系で放棄された貨物船の調査です。貨物船に接近して内部を調査、その結果積み荷が極めて不安定な危険物質だったことが判明します。

爆発性のコンテナを的に射撃練習、にしてもこのプラズマ砲やけに重々しい音がするんですよね

流石にこのまま放置する訳にもいかないので、プラズマ砲でばら蒔かれたコンテナを破壊していきます。ある程度作業を進めていると、近くの「Maia」ステーションから連絡が入ります。

正規の艦隊司令部を通すルートではなく直接の下命という異例の措置、なんだかすごく嫌な予感が…。

「Maia」ステーションでは、司令から移動手段であるワームホールの反対側の基地から緊急連絡を受け取ったことから、この基地の調査に赴くよう命令されます。

二か所の安定器を起動すると

ドーンとワームホールが出現！

2箇所のワームホール安定器を起動しあとはワームホールをくぐるだけ、と思いきや衝撃波と共に出現したのは所属不明の巨大戦艦。プレイヤーの船はホール展開の余波で航行不能、絶体絶命の大ピンチに。

突如出現した巨大戦艦、画面中央の自機と比べても圧倒的な大きさがわかります。

謎の戦艦は「Maia」ステーションの猛攻をかけた後に姿を消します。爆発四散するステーションをなす術なく見つめる主人公たち。そのままワームホールに吸い込まれてしまった挙句、ワームホールは崩壊し取り残されてしまいます。

ワームホールの向こうはCalaeno星系でここの「Calaeno」ステーションこそ緊急連絡の発信元です。ステーションを訪れた主人公は、ステーションの司令から先の戦艦が「レッドレイダー」なる武装集団の所属で最近脅威となっていること。また、先の連絡もこの警告のためだったと告げられます。

増援？やだなぁ、そんなの来るわけ無いじゃないですか。

ただ、連絡が届いたことは喜ばしいことながらも送られてきたのが小型艦1隻のみという現状に司令は落胆。やむなく戦力強化のためクルーの補充とステーションのシップヤードおよび研究施設の使用許可が与えられます。

シップヤードでのカスタマイズ中。ゲーム進行で様々なパーツが解放されていきます！

シップヤードでは搭乗艦のカスタマイズが可能です。本作ではへクス状のタイルに部品を配置することでカスタマイズを行っていき、攻撃などに使用するエネルギーを生成する動力炉にバッテリー、各種武装などを配置していきます。

さらに熱の要素が存在し、発熱量に対応できるだけの排熱も確保しなければエンジンや各種兵器などの性能低下といった悪影響を及ぼします。敵の攻撃による脱落などの部位破壊の要素も存在することから、当たり判定や強度なども考える必要があります。

カスタマイズに必要な各種資源は、撃破した敵のドロップや資源を含有する小惑星の採掘、交易といった手段を通じて獲得していきます。散在する惑星を調査することで発生するイベントでもある程度まとまった量を入手可能です。

様々な手段でリサーチポイントを確保して

テックツリーで自機を強化！そのうちレッドレイダーの戦艦も一捻りにできるかもしれませんね

また、イベントや敵からのドロップによりアーティファクトが獲得でき、これを調査・分析することで技術研究に使用するリサーチポイントを獲得可能。技術研究ではファイアレートやエンジン推力、トラクタービームの強化など様々な形で船を強化することができます。

他にも各種イベントの成功判定に使用されるクルースキルもクルーの成長に合わせて強化可能。イベントの種類に応じて使用されるスキルが異なるので、バランス良く育てるか一点特化でいくかはプレイヤー次第です。

広大な宇宙を自由に探索しつつ、様々なイベントを通じてどんどん船を強化していきましょう。

散在する惑星を探索し、異星人と交流しつつ謎のゲートや深宇宙に浮かぶ謎の施設など様々な宇宙の謎にも関わっていく本作。一番の魅力は自由度の高さです。

謎の宇宙船が接近中。こちらは平和と秩序を愛する単なる調査船ですよ？

オーク顔曰くこの宙域は制限区域だとか。怪しいですね、宇宙ドラッグとか反乱軍基地とかの匂いがします。

怪しいのでとりあえず撃沈。性格は人相に出るといいますからね、怪しいオーク顔は滅ぼさねば。

作中では様々な異星人と出会うこととなりますが、彼らに対しどう振舞うかはプレイヤー次第。平和主義を貫くもよし、あるいは口やかましい輩を問答無用でプラズマ砲で黙らせても構わないのです。

魚人系（？）な異星人。知識を希求する知的な種族のようです。

船のカスタマイズもエネルギーや排熱といった要素を考えつつ組み上げていくのはなかなか面白い要素となっています。兵器を満載した重砲撃艦か、それとも機動力を重視した高機動艦か。どのような船であれプレイヤーの好みが色濃く出ること間違いなしです。

集中攻撃で敵ウイングを破壊！

それに戦闘もシンプルな見た目ながら部位破壊要素がいいアクセントとなっています。敵のエンジンを破壊して機動力を削ぐにしろ、あるいは敵の兵装を翼ごと捥いで無力化するにしろ、彼我の設計に応じた対応が重要となります。

様々な面白要素をぎゅっとまとめた本作、特にSFやオープンワールドが好きな人にはおススメの1作です。

スパくんのひとこと

広い宇宙を舞台に自由に探検を楽しめる作品スパ！様々な性格の異星人との交流にも注目スパ！…なんかあの宇宙船じっとこっち見ているスパ、きっとスパ君のファンスパ―＜＜高エネルギー体多数！直撃、きます！＞＞

• タイトル：Starcom: Unknown Space




• 対応機種：PC（Steam）




• 記事におけるプレイ機種：PC（Steam）




• 発売日：2024年9月3日




• 記事執筆時の著者プレイ時間：4時間




• 価格：2,800円（日替わりスペシャルセールにつき9月17日まで2,240円）