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ド派手な武器切り替え攻撃が爽快!“ハイテンポ”の看板に偽りなしのローグライクアクション『Windblown』プレイレポ

Game*Spark / 2024年10月4日 2時0分

アクションゲームに求めるものと問われた時、ハードコアゲーマーであれば誰しも千差万別の持論をお持ちでしょう。その中でも今回ご紹介する作品は、爽快感抜群の“回避”に魅力を感じるプレイヤーに強くお勧めできる作品です。というわけで本稿では移動中も連発してサクサク探索できるなど、素早い回避でハイテンポを演出する『Windblown』のプレイレポートをお送りしていきます。なお今回プレイしたのは先行体験用のベータ版となっています。



Dead Cells』開発スタジオの新作ローグライクはテンポ重視のハイスピードACT!


本作は、Dead Cellsで知られるMotion Twinが手掛ける斜め見下ろし視点のローグライトアクション。スピード感のある戦闘とパワーアップを特徴とし、ソロはもちろん、最大三人でのマルチプレイも可能です。


ゲームを始めるとまず外見の選択を求められます。選択肢にはコウモリやセンザンコウなどあまりお目にかからない動物が用意されていますが、デフォルメされたアイコンはどれも可愛らしく、実際のキャラクターはそれよりもう少しコミカルなタッチで描かれ、大きく凛々しい目が目立つ良いデザインだと感じました。筆者はアホロートル、もといウーパールーパーを選んで冒険開始です。


いきなり謎の遺跡のような場所で目覚める主人公。事前に公開されている情報から察するにここが冒険の舞台で、空中都市の平和を脅かす「ヴォルテックス」の中なのでしょう。操作方法を確認しながら先へ進むと、自らを記憶と名乗るプレイヤーキャラクター達と同じ見た目の存在が現れます。


話によると彼らは以前この場所を探索しており、失敗に終わってしまった同胞だとのこと。脱出の手助けを申し出られたのでありがたく頂いておきます。手助けとして提示されたのは「ギフト」と呼ばれる強化要素で単純なダメージアップからアイテムドロップの増加まで様々な種類が用意されていました。中には戦闘スタイルに大きく関わるギフトもあるため、自分に合った物を慎重に選ぶ必要がありそうです。


ギフトのチュートリアルを終えると武器を入手しての初戦闘。始めは1種類のみの武器で戦っていましたがすぐに2つ目の武器や、クールタイム制で使える必殺技ポジションの秘宝も手に入り立ち回りにもバリエーションが生まれました。


また宣伝通り回避が重要かつ便利なアクションとなっており、敵の攻撃を掻い潜るのはもちろん、コンマ何秒の間を置けば連発できる仕様上敵との位置取りや普段の移動でも重宝しました。浮島と浮島の間は回避でしか渡れないなど、ゲームデザインとしても回避の利用を手に馴染ませるよう誘導しているように思えます。


アップグレード要素満載の拠点で遊びの幅をどんどん広げよう


その後もステージを回避で走り抜けながら敵をばっさばっさと倒していく筆者でしたが、それほどプレイスキルが高いわけでもなく、道中であっさり死亡していしまいました。するとロードの後、突然また、見覚えのない明るい雰囲気の場所が映し出されます。


ここが本作の拠点となる「アーク」と呼ばれる場所。話によれば主人公の魂に繋がれたデバイス「パルサー」によってヴォルテックスでの死を免れこの場所で復活できるそうで、ヴォルテックス内の貴重な資源を持ち帰ることが主人公の仕事だとのことです。


アークでできることは主に3つ。1つ目が資源の一つ、歯車を利用した恒久的なアップグレードです。初めに回復薬を一つ無料で開放し、その後は歯車の使い先を自分で選択していくことになります。回復薬の増量やダメージアップ、初期装備の追加などどれもその後のトライが楽になること間違いなしの効果のため、今のプレイで欲しいと思う物を優先にどんどん開放していきましょう。


2つ目はメモナイトという宝箱からしか入手できない貴重な資源を使った、ヴォルテックス内登場アイテムのアンロックです。武器や秘宝、ギフトといった戦闘手段に新たなバリエーションを加えられ、開放時にはその場で該当アイテムが手に入るので次のチャレンジですぐにその使用感を試せます。


既存の物でビルドが定まっているという場合にはノイズになるかもしれませんが、筆者のプレイした限りでは開放したアイテムにも強力なものが多く、何よりランダムなアイテム入手で多様な攻略法を模索できるローグライクの醍醐味をより高めてくれるため、気になる物があれば積極的にアンロックすることをお勧めします。


3つ目はオンラインプレイへの切り替えです。こちらは探索をある程度進めると出現したNPCを救助することで開放される要素で、自分でルームを作る、あるいは作成されたルームへ入るという形でマルチプレイを始められます。


先行体験ということもあり残念ながら筆者はプレイ中にマルチプレイを行う機会はありませんでしたが、モードの移行は比較的スムーズでした。サーバーは4つ用意されていますが、特に理由が無ければ最も接続状況のよい香港サーバーを利用することになるでしょう。


ド派手で強力な武器切り替え攻撃は爽快感抜群!


さて、アークでの準備も一通り終え、またヴォルテックスでの冒険へと旅立つとしましょう。回復薬も得てある程度プレイにも慣れ、最初のステージのボスを倒すことに成功すると道中手に入る貝殻で取引するヴォルテックス内のショップが現れました。ここでは武器やギフトなどはもちろん、回復薬の補充も可能ですが、買い占めるほどの貝殻を集めるのはなかなか難しそうでした。


更に進むと新たなアクション、オルターアタックが開放。これは片方の武器のコンボの最終段直後にもう片方の武器を振ることで使用できる大技で、バフの乗った専用モーションの強力な攻撃を放つことができます。本来近接武器である巨剣が地面を伝う衝撃波で遠距離攻撃も可能になったり、逆に遠距離武器が近、中距離射程の特大攻撃を放ったりと武器毎にかなりユニークな性能を持つ技ですが、その派手な見た目と決定的な威力から積極的に狙いたくなること間違いなしです。


更に進むと解放された結晶化はいわゆるフィニッシュムーブです。敵の体力が低くなると該当コマンドで一撃必殺が可能になるものですが、こちらは咄嗟に押せるかや、そもそも丁度よくHPが減らせるかなど意外と使い勝手の難しいアクションでした。使用できればアイテム開放に使えるメモナイトが手に入る可能性があるため狙っていきたいところではありますが、おまけ程度と考えて倒せる敵はどんどん倒してしまっていいようにも思いました。


人気ローグライク開発元らしい堅実かつエキサイティングな仕上がり


以上のように、宣伝通りのハイペースローグライク作品で、特に詰まる所もなく快適に遊べ十二分に楽しめた本作。回避によるサクサク移動はもちろん、ロード時間も短く全くストレスの無いリプレイ性は流石『Dead Cells』の制作元と言ったところでしょうか。


唯一ソロではあるものの実験的にマルチプレイモードでプレイした際に、激しく移動すると移動が反映されず巻き戻されるといった現象が発生した点が気になりましたが、今回のプレイではそれほど致命的なものでは無く、筆者の環境が理由である可能性もあるため参考程度の言及に留めるべきでしょう。武器を切り替えての大技「オルターアタック」には目新しさも感じ、3時間ほどのプレイでもビルドの多様性にワクワクできる本作はローグライク好きなら一度は体験する価値があると言えそうです。



  • タイトル:『Windblown』


  • 対応機種: WindowsPC(Steam


  • 記事におけるプレイ機種:WindowsPC(Steam)


  • 発売日:2024年10月24日より早期アクセスリリース


  • 著者プレイ時間:3時間


  • 価格:未定



スパくんのひとこと




10月14日から21日まで限定体験版も配信されるスパ!


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