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北欧神話サバイバル『Valheim』冒険も戦闘もクラフトも「世界を広げる」楽しさに繋がる!丁寧な攻略が楽しめる一本【クラフトサバイバル名鑑】

Game*Spark / 2024年10月6日 17時30分

今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。


Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。今回紹介するのは、2021年2月2日にSteam早期アクセスでリリースされた、北欧神話サバイバル『Valheim』です。


リリース約1ヶ月で500万本販売!


『Valheim』は、スウェーデンの開発スタジオIron Gateが手がける、北欧神話を題材にした冒険サバイバル作品。同社は、過去に『Magicka 2』や『Titan Quest』シリーズなどの開発に携わった業界のベテラン2名が共同設立者となり、2018年に設立しています。


本作は2018年にitch.ioにてアルファ版が公開されています。2020年の「PC Gaming Show」には本作のトレイラーが初公開され、ベータテストを経て2021年にSteam早期アクセスとしてリリースされました。2022年にはMicrosoftストア版、2023年にはXbox Series X|S/Xbox One版がゲームプレビューで配信されています。


ゲームの舞台となるのは、北欧神話の「10番目の世界(神話内では本来「九つの世界」なのでゲームオリジナルの世界)」。かつて大神が敵を打ち倒して追放したこの世界で、再び力を蓄えつつある存在に対抗するため、ヴァルキリーによって魂を導かれたプレイヤーが世界に平穏を取り戻す活躍を描きます。


本作は2021年2月2日にSteamでリリースされ、およそ1ヶ月後に500万本の売上を達成。その後も順調にセールスを続け、記事執筆時点(2024/10/05)では、合計で1,200万本を超える大ヒット作品として、今や定番サバイバルアクションゲームとしてその名を轟かせています。



『Valheim』ではこれまで複数の大型アップデートを行っています。新たな冒険の舞台となるバイオームの登場、それに伴う敵やアイテムの追加といったコンテンツ面のほか、クロスプレイ対応など、さまざまなゲーム機能が登場・改善。2024年5月には最新大型アップデート「Ashlands」が配信済みです。


戦士よ、世界の秩序を取り戻せ!


ゲーム開始時、まずはキャラクターとワールドを作成します。本作は『テラリア』のようにキャラクターとワールドのデータが別になっていて、育てたキャラで1から別の世界を探索するといった遊び方も可能です。物語は、プレイヤーが舞台である「10番目の世界」に届けられるシーンから始まります。


スタート地点の祭壇には案内役である巨大なカラス・フギンがいて、プレイヤーの目的や最初に倒すべき相手などの情報を教えてくれます。フギンはチュートリアルとヘルプを兼ねた存在で、プレイヤーの進行状況によってアドバイスなどを与えてくれます。


極力ネタバレにならないように新規データのスクリーンショットを中心にしています。

本作の目的は世界に秩序を取り戻すことで、世界には複数のボスモンスターが存在しています。ただし、ゲーム開始時点で主人公は裸一貫なので、まずは木材や石を集めながらツールや武器をクラフトしたり、拠点を作って生活を安定させて行く必要があります。クラフトサバイバル要素はかなりオーソドックスな形式です。


また、重要なのが「食事」です。主人公は初期状態だと体力もスタミナも少なく、戦闘はおろか、まともに作業することもできません。食事を摂ることで基礎HPとスタミナの上限が上がり、体力も回復していきます。食べ物は3つまで同時に摂れるので、冒険時は常にインベントリに余裕を持たせておくのも大切です。


戦闘では棍棒や槍、剣、弓など多くの種類が用意されています。敵はドワーフや巨大なトロル、アンデッドなどとの戦いでは、盾による防御も重要です。ある程度ゲームが進行すると、まともに一撃を喰らっただけで大ピンチに陥るので要注意です。よく食べ、よく作り、よく戦うことで戦士の生活は成り立ちます。


修理が無償なのは嬉しい。

冒険の舞台は広大な海や雪山、火山地帯も!


ゲーム内には草原や森、雪原など多くのバイオームがあり、それぞれ異なる敵やアイテムが存在しています。『Valheim』では、素材アイテムを入手することで新たなレシピが解放されるので、冒険の世界を広げることがプレイヤー自身の強化にも繋がります。


基本的に順番にボスを倒していくゲームデザインになっています。例えば最初にプレイヤーが降り立つ草原のボス・エイクスュルを倒せば、その角で「ツルハシ」が作れるようになり、次のエリアにある鉱石を採掘できるようになり、より強力な装備が作れるようになります。さらに、ボスごとの特殊な力も選択して使えるようになります。


ボスと戦うためには祭壇にアイテムを捧げて召喚する必要があります。ボスモンスターはいずれも強力な能力を有していますが、召喚アイテムを揃えるにはバイオーム内をしっかり探索する必要があるため、しっかりと“今できること”を考えて装備やアイテムを強化していくことで必ず勝利にたどり着けます。


作れるものが増えるようになれば、広大な海原に船を出してより遠くの世界を冒険できるようになります。また、2点間を移動できるポータルを設置すれば、一部アイテムを運べないなどの制限はあるものの、より行動範囲はアクティブに拡がっていくでしょう。世界は自動生成されるので、プレイヤーごとに異なる冒険を楽しめるのも魅力です。


ポータルはワールド設定で無効化したり、全てのアイテムを持ち運べるようにもできます。

どうしてもボスやモンスターに勝てなければ、地道にスキルを鍛えるのもいいですし、オブジェクトや建築物などを駆使して有利に立ち回るのも戦略のひとつです。アップデートで追加された地域では、恐るべき強敵帯が待ち受けていますよ。


こだわれる拠点づくりが楽しい!


『Valheim』では、ベッドや作業台を野ざらしの状態で使用できません。施設には最低限の屋根がある建築物などを用意する必要があるので、序盤からある程度拠点構築を意識する必要があります。


拠点を作るメリットとして、休息効果のバフによるHPとスタミナ回復にボーナスがあります。この効果は拠点の「快適度」に依存するため、より良い設備や家具を用意することで大きな恩恵を得られるようになります。最低限の拠点では効果に限界があるので、自然と大きな拠点を作る意味が出てくるのです。


拠点建築は専用装備のハンマーを持つ形式で、床や壁などのパーツを組み合わせられます。建築の自由度はかなり高いのですが、各パーツには強度があり、柱や梁などの支えがない状態で無理に組もうとすれば崩れてしまいます。巨大建築を目指す際には、バランスを考えることも大切です。


個人的に『Valheim』の建築で好きな部分に「火の煙が充満する」という点があります。この世界は夜になると冷えるため、熱源を設置するのが重要です。しかし、例えば家の中に焚き火を置く場合、煙の逃げ場がなければ窒息してダメージを受けてしまいます。煙突や排煙窓がいかに重要なのかがわかります。


これ以上は伸ばせない

拠点には定期的にモンスターが襲撃してくるので、防衛力を高めることも大切です。また、生活に余裕ができたら畑を作ったり、ペットを飼うことも可能です。ペットは種類によって畜産・戦闘・騎乗とさまざまな用途があり、QoLを大幅に引き上げてくれます。


より良い建築を行うためには、やはり世界を冒険して素材を集めることが必須です。本作は冒険・戦闘・建築すべての要素がしっかりと連携し、プレイ感を高めています。公式では定期的にプレイヤーの優れた建築を紹介しているので、こういったものを参考にするのもいいかも知れませんね。




リリースから大きな話題になった大ヒット作『Valheim』は、遊びやすさと戦闘や冒険のやりごたえなど、多くの面でとても優れているサバイバル作品です。戦闘はわりと難しい一方で、空腹で死ぬことがないなど、ゲームとして理不尽すぎる部分が少ないのも嬉しいところです。


じっくりと拠点周りを整備したり、ひたすら戦ったり、さまざまな行動がスキルの向上にも繋がり、ゲームはどんどん快適になっていきます。苦労して強敵を打ち倒し、“新たな世界が広がっていく感覚”は、本作のクラフトサバイバルとしての醍醐味や魅力を存分に味わえる最大の長所だと思います。


もちろんソロだけでなく、オンライン協力プレイも可能で、クロスプレイにも対応しています。『Valheim』は、その内容の濃さに反して驚くほどに要求スペックも低いので、気軽に始めやすいのも大きな利点です。現時点ではまだ早期アクセスですが、アップデートで世界はどんどん広がっています。もはや定番中の定番ともいえる作品ですが、未体験なら是非とも遊んでみてください!




今や定番の北欧神話サバイバル!冒険や戦闘を重ねて世界を広げていく感覚の面白さは文句なしスパね!


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