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戦闘機なのにJRPG!『Sky Oceans: Wings for Hire』は新鮮だけど、20年前くらいの懐かしさも漂う【プレイレポ】

Game*Spark / 2024年10月10日 22時0分

大空でドッグファイトするゲーム……と聞くと、多くのゲーマーは『エースコンバット』のようなフライトシューティングを思い浮かべるでしょう。しかし、本作は一味違う作品になっていますよ。


本記事では、10月11日に発売する『Sky Oceans: Wings for Hire』のプレイレポートをお届けします。記事内スクリーンショットはPC版のものです。


ドッグファイトなのにRPG!?


本作のジャンルはフライトシューティング……ではなく、なんとクラシカルなJRPG! 主人公のグレンは、空島に住まう空賊の一員として仲間とともに世界を冒険します。


主人公が暮らす空島ではパイロットは重要な役職で、グレンの両親もそうでした。しかしグレンが小さいころ、父親が戦死。数年経った今でも、悪夢として見てしまう上に、凄腕パイロットだった母親は家にこもりきりになってしまいました。


そんなグレンは、パイロットとしての訓練を積み、試験に挑みます。果たしてグレンは、父の無念を乗り越えて立派なパイロットになれるのでしょうか。


ゲームの作りはオーソドックスなJRPGと同じで、街でクエストや任務を請け負い、フィールドの探索や戦闘を行います。しかし、それぞれ本作ならではの特徴があります。


普通のJRPGで言うところの街の外のフィールドは、戦闘機を動かして探索します。ここからまずユニークですよね。もちろんただ戦闘機になっているだけでなく、立体的な作りを活かして高いところに宝箱を設置したり、アーチのようなところをくぐらせたりと、本作ならではの体験となっています。


敵とのエンカウントも特徴的。シンボルエンカウント式になっており、敵とぶつかることで戦闘に移行するのですが、ロックオン&射撃をして有利を取ることができます。ちょっと操作に癖はありますが、新鮮です。


戦闘画面は空戦となっているほか、UIが超スタイリッシュ。青々とした空をバックにマンガのようなUIが操作するたびダイナミックに動く……画面全体に「カッコいい」が溢れています。


戦闘システムはわかりやすく、基本は物理攻撃・アイテム・アビリティ・回避(防御)・逃げるの5つ。アビリティにはAPと呼ばれるポイントを消費します。ターン開始時に敵がパーティ内の誰を狙っているのかや行動順が明かされるので、それにあわせて行動を決めることができます。


誰でもわかりやすいシステムとはいえ、油断は禁物。敵の攻撃力は序盤から高めで、結構な割合を削られます。うまく敵の狙いを見定めながら動くことが重要です。


ベースはオーソドックスなJRPGでありながら、ちょっとひねりが効いている本作。しかし筆者が特に惹かれたのは、グラフィックでした。


デフォルメされた3~4頭身くらいのキャラ、ローポリだけどトゥーンレンダリングなキャラモデル、解像度低めなフィールドのテクスチャ。この感じ、PSP時代のRPGを思い出します。もっと正確に言うなら、PSPで発売されたRPGがHDゲーム機でリマスターされたような感じ。ゲームプレイ面ではDCの名作RPG『エターナルアルカディア』を思い浮かべる人が多いかも知れませんが、筆者はこのように感じました。


ローポリだから古臭い……というわけではなく、ドット絵や90年代ローポリのような形で、これもひとつのアートスタイルになるかもしれないと感じます。


序盤を抜けた後、主人公が住む空島は何者かに襲われ、壊滅的な状態になってしまいます。なぜ攻撃されているのか、どんな目的があるのか、そして母が何か秘密を隠している……といった要素が明かされていきます。先が気になる物語となっているので、少し変わったシステムのJRPGを求める方は要チェックです!


『Sky Oceans: Wings For Hire』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ向けに10月10日発売です。

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