こんなに面白いのにタダで遊べるの？ Steamで配信されている「無料の名作ゲーム」をピックアップ【特集】

大作ラッシュでテンションがアガる昨今ですが、どれもこれも買っていたら流石にちょっとお財布にダメージが入りますよね……。そこで今回は、Steamでダウンロードできる無料の名作ゲームを6つピックアップしてご紹介します。Steam絶叫フェスやオータムセール、ウィンターセールを前に懐事情と相談しつつも新たにゲームをプレイしたい方は、ぜひチェックしてみてください。なお、アイテム課金制などを採用しているFree-to-Playタイトルは除いています。

魔界の女の子とイチャイチャ倉庫番『Helltaker』

まずはド定番からご紹介。『Helltaker』は、悪魔娘たちとのハーレムを夢見た男が、そのままの勢いで地獄に突撃し、パズルを解いて悪魔娘たちを我が物にしようとするハチャメチャな設定のゲームです。公式の日本語訳はありませんが、有志による日本語化MODが存在します。

やることはシンプルな倉庫番ですが、合間に挟まる悪魔娘たちとの絡みがたまりません。それぞれに個性があり、一周するだけで推しが見つかること間違いなしでしょう。ただ、選択肢を間違えると一瞬で八つ裂きにされてしまうので、デートに誘う相手が強大な存在であることを忘れずに……！

パズル自体はいくらでもスキップできるので、単にkawaiiキャラとイチャイチャするためだけに遊ぶのもオーケーです（倉庫番パートもとても面白いですが）。

また、パズル部分をもっと楽しみたかったという方向けに、アップデートでEXステージが追加されました。こちらは地獄に相応しい超絶難易度になっています。腕に覚えのある方、ネット上で流行った当時にちょっとだけやった方も、この機会にカムバックしてみては？

モニカたちと（色々な意味で）ドキドキする学園ライフを送ろう『Doki Doki Literature Club!（ドキドキ文芸部）』

こちらも今となってはド鉄板ですね。『Doki Doki Literature Club!（ドキドキ文芸部）』を紹介しましょう。もはや筆者には、ストアページにあるタグの「精神的恐怖」がギラギラと光っているように見えます。なお、本作にも有志の日本語化MODが存在し、公式で日本語をサポートしている『Doki Doki Literature Club Plus!』も有料で配信されています。

本作は文化祭までの数日間、文芸部にいる女の子たちと作品を見せあいながら、ゆる～く高校生活を送る恋愛シミュレーションゲームです。サヨリ、ナツキ、ユリ、モニカの4人の女の子たちは、ことあるごとにプレイヤーの心をDoki Dokiさせてくれますよ！

……と、通り一辺倒な紹介になってしまいましたが、実のところ本作は、ギャルゲーの攻略対象である女の子たちの内面に深く分け入り、プレイヤーに忘れさせない体験を提供している非常に良くできたノベルゲームです。

ゲームに隠されたいくつもの仕掛けは、ただプレイヤーをビックリさせるためだけにあるわけではありません。彼女たちの心の叫びを受け止めてあげてください。

家族のいないあいだにどろんこ遊びだ！『DORONKO WANKO』

お次はポメラニアンになってイタズラしまくるゲーム『DORONKO WANKO』をご紹介。なんと開発がバンダイナムコスタジオの無料ゲームです。

新居に越してきたとある家族。ペットのポメラニアンも新しい環境に大はしゃぎのようです。パーティーの準備をしようと家族が留守にしているあいだ、お母さんがひとりでご飯の用意をしていました。お母さんが忙しさからちょっとウトウトしているあいだ、ポメラニアンは庭でどろんこ遊びをしています。そしてそのまま、てちてちとお家に侵入し……。

プレイヤーのやるべきことは、ひたすらにお家をどろんこで汚すこと！　『スプラトゥーン』さながらに泥で新居をめっちゃめちゃにしてやりましょう。あとで怒られても大丈夫！　可愛いポメのやったことだから！　それにしてはとんでもない大惨事になっていきますが……。

扇風機が泥を飛ばしたり、ルンバがワインの道を作ったり、おもちゃの電車が汚れを撒き散らしたりと、ギミック満載で何度も笑ってしまいます。現実ではできないことをゲームでやるってなんでこんなに楽しいんでしょうか。12個の隠し要素をアンロックすることで、秘密の部屋に入ることもできます。ぜひ、その眼で確かめてみてください。

車窓を眺めながらゆったりチルor作業……『On Track』

続いて、作業用アプリもご紹介いたしましょう。

『On Track』は、無限に走り続ける電車の車窓を映したアプリケーションです。心地良い音楽が流れるなかで、色とりどりの景色が過ぎ去っていきます。なんてチルい空間なんだ……。

列車の速度や、昼夜のサイクル、環境音のバランス、todoリスト、タイマーなど細かく弄ることができ、作業用アプリとしては充分な機能が備わっています。あ、窓際に置いてあるコーヒーもちょっと啜ってみてください。

体験版の時点では動作が重く、GPUにそこそこ負荷がかかっていましたが、リリース時には最適化が施されていました。そのあたりの配慮も素晴らしいですね。

ちなみに、こんなに穏やかで心地良いゲームにも関わらず、開発スタジオの名前は「GIGATANK 3000」です。物騒！

たった10分で味わえる究極の表現『Pineapple on Pizza』

皆さん、ピザにパイナップルを載せる食べ方についてどう思いますか？　僕はあんまり好きではありません。

『Pineapple on Pizza』は、たった10分で終わる衝撃のカジュアルゲームです。プレイヤーは南国の島に放り出され、楽しそうに踊っている島の人々を眺めていきます。たったそれだけ。なんじゃこれは……。

島をぐるりと回っていくと、そのうちとあるランドマークが目についてきます。本編が始まるのはそこからです。まあ、そこだけとも言えるのですが。

本作の評価は筆者の友人間でかなり分かれました。爆笑した者、困惑した者、顔をしかめた者、批判した者……皆それぞれ、本作の表現に対して思うところがあったようです。

いずれにせよ、たった10分で終わるゲームなので、試しに遊んでみてはいかがでしょうか？　ジャンプスケアではないのでご安心ください。ただ筆者から言えることがあるとすれば、ブラックジョークというのは“誰かが本気で怒るから面白いんじゃないか”ということです（ちなみに、Pineapple on Pizzaというのは英語の慣用句で「余計なことをする」という意味合いがあるそうです）。

性癖爆盛りのRPG体験！　メスケモたちの大冒険を見届けよう『ホワイトクロス』

最後はとってもキュートなケモノ娘たちが大冒険を繰り広げるRPG『ホワイトクロス』を紹介します。

本作は往年のコマンド式RPGを忠実に再現した作品です。姉を洗脳され、妹をさらわれたミルネが、魔王を倒すための冒険に旅立つ……という王道のストーリーが展開されます。

特徴はなんといっても、キャラクターの外見でしょう。重要なキャラクターの全員が巨乳のケモです。この作者は、自分の嗜好に正直すぎるぞ……！！

そんな可愛いケモノたちですが、ただ単に可愛いだけでなく、それぞれに個性があり、いつでもどこでも喋り倒してくれます。ケモがそこまでタイプじゃなかったあなたも、遊んでいるうちに皆のことが好きになってしまっていることでしょう。

また、戦闘システムも『サガ』シリーズなどに影響を受けており、RPGにバトルの歯応えを求める人にドンピシャな調整になっています。この見た目でそんなに硬派なのか……？　と面食らうことでしょう。

現バージョンはFirstと銘打たれ、物語の途中まで遊べますが、それでも30時間以上のプレイが約束されています。ぜひ、MokomuGameの情熱に打ち震えてください！

---

以上、Steamで遊べる無料ゲーム6選でした！ 参考までに、2024年10月後半のSteamセール予定はこちらからチェックできます。「Steam絶叫フェス3」「料理フェス」と続き、その後は「Steamオータムセール」、そして大規模に展開するであろう「Steamウィンターセール」がSteamユーザーを待ち受けているので、新作ラッシュでお財布の中身が気になってきた方は改めて目を通しておきましょう。