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約10年をかけて制作中の『ガロゥズストライフ』は“一筋縄ではいかない戦闘”が楽しい90年代風JRPG!【東京ゲームダンジョン6】

Game*Spark / 2024年10月29日 18時0分

2024年10月27日、東京・浜松町にてインディーゲーム開発者が作品をお披露目するイベント「東京ゲームダンジョン6」が開催されました。本記事では90年代のJRPGをオマージュし制作された『ガロゥズストライフ』試遊レポをお届けします!

インディーゲーム展示イベント「東京ゲームダンジョン」現地レポート記事はこちらから!

90年代のJRPGをイメージした『ガロゥズストライフ』は、2015年から「RPGツクール2000」で制作されているというタイトル。約10年の想いが込められた一作とあって、作品の端々から相当の作り込みとクオリティの高さが印象的です。



ストーリーはボーイミーツガールものでありながら暗めな雰囲気をまとっており、昨今ではあまり見なくなった“ダークな世界での少年少女ファンタジー”と言ったテイストです。


試遊版のためか、あまりストーリーの醍醐味は味わえなかったものの、冒頭では主人公「ガロゥ」がヒロイン「ハイマ」を庇って片腕を切り落としていたり、モンスターの造形が結構おぞましかったりとある種懐かしいダークさが感じられました。


今回の試遊では、主人公とヒロインを含めた8キャラを使ってのバトルを体験。『ガロゥズストライフ』で印象的だったのは「1戦が長く、そこに戦略が発生している」ということ。1バトルをクエストひとつくらいに捉えた方が良いほど長尺の戦いが起こります。


形式でいうならシンボルエンカウントと言えますが、エネミーはマップに固定されこちらから触れることで5 Waveほどの連戦が発生するわけです。このダンジョン探索を入れたくないという目的で作られた「長尺のバトル」が、バトルシステムともマッチしています。


たとえば「シャウナ」のスキル「射法」などは発動できるまでのゲージが存在するため初戦ではなかなか使えませんが、強力です。同様に主人公「ガロゥ」のケンカ術はターンを重ねるごとにコマンドが増えていきますし、残りHPで技の強弱が変動するキャラなんかはあえてラストWaveまで回復しない方が良いかもしれません。1バトルが単調な作業となっていないのです。


主人公の「ガロゥ」最大の特徴は「ケンカ術」ではなくストーリーにも関わる「マモノ化」というコマンド。これを発動すると強力な技を繰り出してくれる代わりに、操作できなくなってしまいます。『ガロゥズストライフ』は長尺バトルだということも踏まえてこれのデメリットも大きく、発動するタイミングに悩ませられます。


1戦を長くすることによって戦術性を生み出した『ガロゥズストライフ』。今回の試遊では肝心となるストーリーは味わえなかったものの、精魂がたっぷりと込められたゲームシステムを楽しめました。バトルはもちろん、90年代をリスペクトしたテイストがツボな方は、ぜひ本作をチェックしてみてはどうでしょうか。

インディーゲーム展示イベント「東京ゲームダンジョン」現地レポート記事はこちらから!



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