『Elona』超待望の続編『Elin』ついに早期アクセス開始/Steamの「面白いのに無料で遊べる名作」特集/海外Modderがゲームボーイカラーを極限まで小さくする【週刊スパラン10/25~】
Game*Spark / 2024年11月3日 14時0分
2024年10月25日(金)~2024年10月31日(木)にGame*Sparkで公開された記事から特に読まれた記事トップ5をご紹介する週刊ゲムスパランキング、略して週刊スパランのお時間です。一週間のおさらいをしたい、忙しいから手早く知りたいという方にもおすすめです!
5位―海外Modderがゲームボーイカラーを極限までスリム化
小型化や携帯化、ディスプレイ交換など、様々な改造が試されているレトロゲーム機界隈ですが、海外ModderのChris氏は任天堂の大ヒット携帯ゲーム機「ゲームボーイカラー」を極限までスリム化した「Tad Boy Color」を公開しました。
Chris氏は本プロジェクトにおいて「エミュレーションを使用しない」、「ゲームボーイ/ゲームボーイカラーのカートリッジが使えること」という2つの制約を課しており、基板やケースを新たに設計するとともに本家ゲームボーイカラーからCPUやRAM、通信ケーブルのポートを移植しています。YouTubeで公開された映像では設計から試作、部品の実装、組み立てなど、細かい制作過程を見ることができます。
4位―『ウィザードリィ』風ほのぼの猫DRPG『NYAZ』正式版配信
インディーデベロッパーのアルトテラスは、Steam/iOS/Android向けに早期アクセス中であった3DダンジョンRPG『NYAZ 小林さんち乗っ取り計画』を正式版にアップデートし配信を開始しました。
同作は『ウィザードリィ』風のRPGとしてマニアから高い人気で知られる『NIZ』『MIZ』を手掛けた、もとフロム・ソフトウェアの白峯氏の手による3DダンジョンRPGシリーズ第3弾。今作では現代風の世界設定で、擬人化された猫やその他の動物たちの視点で繰り広げられる冒険が描かれます。
ゲームは初心者向けの難易度でほのぼのとした雰囲気になっているのが大きな特徴です。パーティの冒険者ならぬ「冒険ニャ」たちはやられてしまっても死んでしまうわけではなく「やる気が無くなってなにもしてくれない”スネスネ”状態になってしまう」など徹底されています。編集部では同作の早期アクセス開始時点でのプレイレポも掲載しているのであわせてご覧ください。『NYAZ 小林さんち乗っ取り計画』はSteam/iOS/Android向けに880円(iOSのみ900円)で配信中です。
3位―『Elona』待望の続編『Elin』は面白さと自由な精神を引き継ぎ遊びやすさ向上【β版プレイレポ】
『Elin』は、2007年に公開され人気を博したフリーソフト『Elona』の続編タイトル。前作の、自由でカオスな、プレイヤーの思うままにファンタジー世界で生活できるローグライクRPGの魅力はそのままに、拠点の建築やサバイバルなど、多くの点をパワーアップさせた作品です。
プレイヤーは、物語の舞台となる「イルヴァ」と呼ばれる世界に冒険者として降り立ちます。この世界で冒険や戦闘はもちろん、暴虐非道の限りを尽くす悪党になったり、無数の「妹」に囲まれて楽しく過ごしたり、プレイの幅に縛られない自由な生活を楽しめます。
ゲームクリエイターのnoa氏(Lafrontier)によって2024年11月1日に早期アクセスを開始しており、それに先駆け、Game*Sparkではβ版プレイレポートを掲載しました。内容が気になる方はぜひ元記事をご覧ください。
2位―Steam配信中の「無料の名作ゲーム」をピックアップ【特集】
元記事ではSteamで配信されている「無料の名作ゲーム」を紹介。魔界の女の子とイチャイチャしながら倉庫番する『Helltaker』や可愛い女の子たちとドキドキな文芸部ライフを送る恋愛シム『Doki Doki Literature Club!』、無限に走り続ける電車の車窓を映し続ける作業用アプリ『On Track』など全6作品をお届けしています。
なお、アイテム課金制などを採用しているFree-to-Playタイトルは除いているようです。
1位―国産美少女ゲームのイラストにSNSから突然の「生成AI絵認定」、運営が釈明の事態に
昨今話題と議論を巻き起こす生成AIですが、美少女ゲームメーカーであるオーガストが、PC/iOS/Android向け学園RPG『あいりすミスティリア!~少女のつむぐ夢の秘跡~』のハロウィン記念イラストが生成AIによるものではない、とX上でアナウンスする事態となりました。
『大図書館の羊飼い』などを手掛けたオーガストとDMM GAMESにより2019年に正式リリースされた同作は、オーガストが描き下ろした世界樹をめぐる壮大な物語を描く学園RPGです。
同社はハロウィンを記念した「ユー」のイラストをX(旧Twitter)などで公開したものの、それに対してSNSユーザーから「生成AIによるイラストではないか」という突然の「認定」を受けてしまった結果、複数の問い合わせを受け今回のアナウンスを行う事態へと発展してしまったようです。アナウンスでは該当のイラストについては「同社のイラストレーターによる制作物であり生成AIによるイラストではない」と突然の疑惑を真っ向から否定しています。
今週最も読まれたのは、国産美少女ゲームイラスト「生成AI絵認定」についての記事に。生成AIの議論は「特定のイラストレーターの強化学習を用いた、なりすましや創作/営業の妨害行為への批判」や「ベースとなるデータセットの学習に対する、主に心理的な瑕疵とそれを主因とした合法性をめぐる問題」など多くの課題を抱えており、ゲーム業界も無関係とは言えないでしょう。今後の動向に注目です。
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