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『Apex Legends』S23でライフラインがリワーク!『タイタンフォール』のランチャー登場も?メディア向けセッションレポ

Game*Spark / 2024年11月6日 8時55分

エレクトロニック・アーツとRespawn Entertainmentは、配信中のバトルロイヤルシューター『Apex Legends』の次期シーズン「From the Rift」についての情報を公開しました。


新シーズンでは、定番レジェンドである「ライフライン」のリワークが実施されるほか、サポートクラス特性にも大きな変化が行われます。また、ゲーム内に変革をもたらす新要素「RIFT RELICS」や新たな近接用のコスメティックアイテムなども登場し、ゲームを盛り上げます。


本稿では、2024年10月29日に行われたメディア向けの開発者セッションの内容をお伝えしていきます!


“戦う衛生兵”ライフラインが大幅リワーク!


「From the Rift」で最も大きな変化となるのは、2023年10月のシーズン「リザレクション」で行われたレヴナント以来2人目となるライフラインのリワークです。“戦う衛生兵”として現時点でも大きな存在感を見せる彼女は、よりアグレッシブな立ち回りができるようなスキルを扱うようになります。


戦術アビリティでは、D.O.C.を設置して回復させるだけでなく、味方のレジェンドを指定して追尾させるなどが可能に。移動できる回復スキルになったことで、汎用性が大きくアップします。また、新たなパッシブとしてD.O.C.に掴まって短期間の滑空ができるようになります。


アルティメットアビリティでは、D.O.C.が周辺にバリアを張って仲間を守るフィールドを展開。バリアの内部では回復能力もアップし、さまざまな状況下でチームの立て直しができるようになります。しかし、このバリアは上部が空いているため、グレネードや一部のスキルに注意しなくてはならないようです。


今回のリワークの理由に関して、今のライフラインは“受動的な戦い”なレジェンドであり、現在のペースの早い展開についていけなくなってきたと指摘。これまでのアルティメット「ケアパッケージ」も強化したものの、時代にマッチしない能力になっていたとして、リワークを決意する大きな理由になったようです。


◆サポートクラス全体に大きな変化が


また、ライフラインをはじめとしたサポートクラスの能力も変化します。サポートクラスは回復中の行動が早くなる、蘇生スピードアップ&回復といったパッシブ能力を獲得します。一方で、すべてのクラスがレプリケーターでチームバナーをクラフトできるようになり、こちらの特性は削除されます。


サポートクラスに焦点をあてたという「From the Rift」。ジブラルタルのプロテクトドームのクールダウン減少、ニューキャッスルのモバイルシールド強化、コンジットのパッシブ範囲変更など、多くの調整を実施します。また、一部のレジェンドはパークも変更になります。


そのほか、シーズン中にミラージュとローバにも調整が加えられることが明らかになっています。開発によると、この変化はかなり“スパイシーなもの”となるようです。


EPG-1も登場!新要素「Rift Relics」


次期シーズンでは新要素「Rift Relics」が導入されます。この要素が追加されたモードではゲーム内の時空の歪みから稲妻が落ちるたびに、その場所に強力な武器やユーティリティーアイテムが入っている特別なルートティック(Rift Relics)が設置されます。


このRift Relicsで入手できる武器の中には『タイタンフォール2』で登場したランチャー「EPG-1」が登場。対タイタン武器としても使用した「EPG-1」は、とても強力な威力を秘めているようです。短時間のホバリングが可能になるアイテム「ホバーブーストキット」なども登場します。


開発チームによれば、このブーストキットを利用すればダイナミックな動きが可能で『タイタンフォール』プレイヤーであれば面白い動きができるとのこと。Rift Relicsからは25種類のアイテムが登場し、シーズン中にさらに追加されていくということです。


ランクや武器もさまざまな調整を実施!


◆ランクリーグ


開発では、引き続きランクリーグでのマッチメイキングに関して、正しいバランス調整を命題としています。また、チーター対策も対策チームの人数を増やすなど重要視していますが、その特性上具体的な対処などは明らかにしていません。


「From the Rift」では、新たなランク向けの機能として、ゲーム開始時に参加するプレイヤーのランク帯分布を表示するようになります。これによってマッチの正当化を視覚化するとともに、スクリーンショットでの報告もしやすくなるといった狙いがあるようです。


◆武器の調整


次期シーズンでは、ハボックライフルがケアパッケージ用の武器として登場、セレクトファイアの復活もアナウンスされました。また、ロングボウは威力が大幅に向上、Lスターは威力の向上だけでなくアニメーション関連を含むQoLアップデートが行われます。


そのほか、センチネルとランページのメカニクス改善およびマガジン数の増加、スピットファイアのダメージアップ、P2020の射撃改善なども明らかになっています。さらに、ディヴォーションはケアパッケージから通常武器になり、ターボチャージャーは無いものの全体的な基礎性能が向上しているということです。


◆新近接コスメ「Raptor’s Claw」


「From the Rift」の前半では、新たな近接コスメティックアイテムのカランビットナイフ「Raptor’s Claw」が登場します。この小型ナイフは、レジェンドによって多彩なアニメーションパターンが用意されているようです。


セッションではそのほか、2025年1月29日から2月2日mで日本で開催される「ALGS Year 4 Championship」についてのアナウンスも行われました。『Apex Legends』は日本のものからインスピレーションを得ている部分も多いので、日本で開催できることが喜ばしいと言う開発チームのコメントもありました。



BLGSに関する告知も。

開発チームQ&Aセッション



――ライフラインのリワークについて、開発段階で没になったものなどはありますか?


開発チーム:ライフラインは現時点でも重要性の高いレジェンドなので、リワークを決定した時点で注意深く計画を進めていました。プロトタイプ時点でも試行錯誤していて“戦う衛生兵”という彼女自身の個性やロアを下地にした上で、どうやって瞬時の戦闘の中でサポートできるかを考えました。


初期のリワークのアイデアとしては、オルターのアルティメットのように倒れた仲間を引き寄せるといった内容のものもありました。もちろん役割が似すぎないような、個性化を重視する調整を考えているので、今回のような新たなスキルになっています。全体的にはかなり満足できるリワークになったと思います。


――アップデートされたクリプトがドローン展開時に透明化するパークを得たことで、アンフェアなプレイも散見されます。次期シーズンで対策は行われるのでしょうか?


開発チーム:そうですね、ミームにもなったような話題になったのは理解しています。開発としても、クリプトが隠れてドローンを展開し続けるようなプレイスタイルはそこまで考慮していませんでした。次期シーズンでは、透明化しても近くにいれば見つけられるような調整を導入するつもりです。


――PvPvEとかエクストラクションシューターみたいな特殊なイベントやモードは予定していませんか?


開発チーム:色々なディスカッションは行われていますが、今はそういったモードは考えていません。『Apex Legends』では、バトルロイヤルというゲームを大切にしていきたいですし、開発としてもその部分に注力していきたいと思っています。


――今後の開発方針については、プレイヤーのフィードバックとプロの意見どちらを優先するのですか?


開発チーム:もちろん両方の意見を大切にしていきたいと思います。プロと違っての一般プレイヤーは長時間のプレイは行わないのですが、だからこそ発見できるものもあるんです。プロとしての視点も大切なものですし、こういった多くの意見を上手く取り入れていきたいと思っています。


パッチリリースごとに、すべてのランク帯のプレイヤーの意見を参考にしていますし、特定のプレイヤー帯だけが得をするようなことにはしないように注意しています。すべてのプレイヤーに恩恵があるような、バランスを考えた調整を行うように考えています。 


――高ランク帯のプレイヤー向けにソロで参加できる機能などは追加されないでしょうか?チーター対策にもなると思います。


開発チーム:面白いアイデアですが考えてはいません。『Apex Legends』では、チーター対策には常に取り組んでいますし、マッチのキューがよりクリーンになることは考えています。もし、それを導入すればゲームバランスが良くなる、と言うなら検討するかも知れませんね。


――これまで開催されたイベントのような、ストーリーやスキンに絡めるイベントはもっと開催していくのでしょうか?


開発チーム:もちろん考えています!『Apex Legends』ユニバースを豊かにするようなアイデアはいつも考えているので、期待してください。


――ライフラインのリワーク、ジブラルタルやニューキャッスルなどのサポートクラス以外もレジェンドの調整は行われるのでしょうか?


開発チーム:クリプトの変更(透明化対策)は説明しましたが、他にもレヴナントを少し落ち着かせるような調整を行う予定です。一部のレジェンドはクラスパーク変更なども行っていますが、全体的にはサポートクラスのレジェンドほどの変更はありません。


――「Raptor’s Claw」のバリエーションはどれくらいありますか?


開発チーム:ベースとしては5種類あり、さらに色は4種類用意されています。蛍光色のクロウはとってもクールですね!


――過去にプレイしていたプレイヤーがゲームに戻りやすいような変更はどのようなものがありますか?


開発チーム:開発としては、常にメタを変更することでプレイに飽きさせないように考えています。今シーズンではアキンボの導入などの大きな変化が一つの例ですね。次期シーズンでのライフラインのりワークは、ゲームにおいて「初期レジェンドの変更」というとても大きな意味を持っています。この変化で復帰して触ってみたいというプレイヤーが出てくると嬉しいですね。


「Rift Relics」でのゲームの変化や“サプライズ”も『Apex Legends』の歴史的という意味で、興味を持つ人も出てくるのではないかと思います。この要素では“懐かしい記憶”もあるかもしれないので、ぜひとも楽しみにしてほしいですね。


――新しいレジェンドを開発するのはどれくらいの期間が必要なのでしょうか?


開発チーム:今回のライフラインや、過去のレヴナントのリワークを含めて、その規模で大きく変化しますね。実際レヴナントのリワークに関しては新しいレジェンドを1人作ったようなものですね。開発で言えば本格的な形になるのがおよそ1年ほどですが、もっと長い時間がかかることも当然あります。


――今回の近接武器「Raptor’s Claw」の個性を教えて下さい。


開発チーム:見た目は小さいナイフで、非常にクールな見た目をしています。これは競技性としてのデザインとしても画面を占有しすぎないという個性もありますね。この点に関しては、過去のコスメティックで多くのユーザーから意見をもらったものもあり、教訓を活かしています。「Raptor’s Claw」でもぜひともフィードバックを待ちたいですね。


レジェンドごとのアニメーションもという個性も導入されていて、これはこれまでで最も大規模なものです。ぜひとも楽しんでほしいですね。


――チャージライフルを過去の仕様に戻せないでしょうか?中国の多くのファンが期待しています。


開発チーム:リワークした今の状態から戻す予定はありませんね。ただし、もしゲーム内で使用率が大幅に減るといった偏りがあったり、多くのフィードバックが寄せられたら考えるかも知れませんね。


――まだゲーム内にチーターの問題が多いですが、例えばランクマッチへの参加要件を引き上げるといった対策は行わないのでしょうか?


開発チーム:チーターはそれを止めることがなく、常にチートし続ける存在です。そのため、どうやってもランクへの参加要件を満たして入ってくることになってしまいます。運営としては、多くのユーザーがランクへの参加しやすくなることを考えながら、チーターを発見・対策することで対抗したいと思っています。


現時点でランクマッチにチーターがいることはチームとしては把握してるし、対策もしてるというのは信じてください。チーターの根絶はとても難しいことですが、今後も対抗はしていきます。





『Apex Legends』はPC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに配信中。Game*Sparkでは、次期シーズンに向けたインタビューも掲載しているのでこちらも要チェックです!

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