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「世界にひとつだけの、あなただけのロボットを」…豊かなカスタマイズ性とスタイリッシュを追求したロボットバトルレーシングゲーム『BREAK ARTS 3』プレイレポ&開発者インタビュー!【デジゲー博 2024】

Game*Spark / 2024年11月6日 18時0分

11月3日、東京都・秋葉原UDXにて、インディーゲーム展示会「デジゲー博 2024」が開催されました。本稿では、同イベントで出展されたマルチプレイ対応のロボットバトルレーシングゲーム『BREAK ARTS 3』について、開発者「MercuryStudio」のインタビューを交えたプレイレポートをお届けします。

インディーゲームオフイベ「デジゲー博 2024」取材記事はこちら!

豊かなカスタマイズ性とスタイリッシュの追求


本作はスタイリッシュなロボットバトルレーシングゲーム。ミリタリー系ではなくスポーツや競技としてロボットを操縦するタイトルで、まるでスーパーカーのような機体デザインが特徴となっています。ゲームモードには武器を使わず純粋なスピードを競う「レース」、コースの用意されていないフィールドで戦闘を楽しむ「バトル」、両者の融合した「バトルレーシング」の3つが用意。


また、複雑な動きが可能な「マニュアル」操作のほか、自動射撃機能やコースからの脱線を防止する「オートマチック」操作が実装されており、本作から始める初心者でも安心のゲーム設計となっています。


そして本作最大の特徴はロボットの豊富なカスタマイズ性。「世界にひとつだけの、あなただけの機体を作ってほしい」というゲーム開発コンセプトのもと、基礎フレームに膨大な数の小さなパーツをひとつづつ自分で取り付けていくことができます。製作できるロボット数に上限はなく、出場する競技によって使用する機体を選択することが可能となっています。


また、カスタマイズがロボットの操作性に反映される点も魅力的。うまくパーツカスタマイズを行えば、関節を動かしてロボットの変形も可能になるとのことで、後ろ向きでの走行や戦闘なども楽しむことができます。


他にも「ジオラマモード」では、プレイヤーの作った機体を、箱庭の中に好きなオブジェクトと共に並べて鑑賞することが可能。「作って楽しい、見て楽しい、飾って楽しい」モードとなっているようです。


「世界観の柱を立てる」開発者「MercuryStudio」インタビュー


――本作の製作に至った背景を教えてください。


MercuryStudio: 自分はロボットも アクションも、レースも全部が好きで、好きなものを全て詰め合わせて煮込んだら本作が出来上がりました(笑)。また制作にあたっては宇宙船建造ゲーム『Kerbal Space Program』のカスタマイズの豊かさに影響を受け、「F1」などのカーレースに登場するマシンをロボットパーツのアイデアを考える上での参考としました。レースゲームですと『グランツーリスモ』シリーズから影響を受けましたね。


――前作『BREAK ARTS 2』からの進化点を教えてください。

MercuryStudio: 『BREAK ARTS 2』は、レース要素が強かった作品ですが、本作では操作方法を一新し、アクションゲームに近い手触り感を用意しています。「ロボットは好きなんだけど、レースゲームは敷居が高かった」という声を受け、本作ではバトル要素に非常に力を注ぎました。前作をプレイして諦めてしまった方は、ぜひ、バトルモードだけでも遊んでいただきたいです。また、詳細はまだお伝えできないのですが、オンライン協力プレイも実装の目処が立っています!


――ゲームを作る上でのこだわりを教えてください。


MercuryStudio: 私は「自由すぎるとゲームは作れない」と考えています。そのため、具体的な開発に入る前に、まず「世界観の柱」を立てることを意識しています。


たとえば本作では、「ロボットは個人や企業が設計している」というコンセプトを取り入れています。それぞれの企業には独自の理念や方針があり、それに基づいてロボットが設計されている。こうした各企業のゲーム内での設定を考えるうちに、「ゲーム全体の柱となる世界観」が徐々に形作られていく。このようにして「世界観の柱」を明確にしてから、具体的な開発に取り組んでいます


コース設計についても同様です。それぞれのコースにおいて、「ゲーム内でどのような目的があってこのコースが作られたのか」を明確に定めてから開発を進めています。


製品版では、各企業やロボットパーツの説明、世界観の説明をプレイヤーが随所で感じられるようデザインしています。10年分の溜まったストーリーがあるので、プレイヤーはご自身が製作した機体にまつわる裏話や設定を深くまで楽しんでいただけると思います。


「世界に一つだけのあなたのクリアファイルを。」物販へのこだわり


また、物販にも随所にこだわりが。アクリルスタンドの台座には、ゲーム内にて、ロボットの開発元となっている会社のロゴがデザインされています。台座の形もそれぞれ異なっており、鉱石にちなんだロボットの台座は、鉱石のイメージに近い五角形となっているなど、細部に至るまで丁寧に制作されています。


ノベルティとして配布されていたクリアファイルは半透明となっていて、好きなシートを入れることで「世界にひとつだけのあなたのクリアファイルにしてほしい」という、ゲームコンセプトが反映されています。


最後に開発元「MercuryStudio」から『BREAK ARTS 3』についてのメッセージ!


本作は「世界に一台のオリジナルの機体を自分の手で、細部まで作りたい」「作った機体が活躍する姿を見たい」という夢をきっと叶える作品です。ここまでカスタマイズのクリエイティブ性が、実際の操作感に反映されるロボットゲームは、世界中を探してもこの作品しかないはずです!ぜひお手にとっていただきたいです。




BREAK ARTS 3』の発売は2025年を予定しているとのことです。

インディーゲームオフイベ「デジゲー博 2024」取材記事はこちら!



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