ベセスダ従業員がリモートワークの制限や同意なしの業務外注決定を不服としてストライキ実施―マイクロソフトは「意見を表明する権利を尊重」と声明

『Fallout』シリーズや『The Elder Scrolls』シリーズ等で知られるベセスダ・ソフトワークスおよびその親会社のゼニマックスにて、従業員によるストライキが行われていることがINVERSEを始めとする複数の海外メディアで報じられています。

リモートワークに関する交渉と同意の無い外注決定に反発

今回のストライキは同社の労働組合が主導する物で、リモートワークに関する交渉の難航や組合への相談なしに品質保証業務の外注を決定したことを不服として実施されています。組合はゼニマックスの親会社であるマイクロソフトに対し、週2回の出社義務の撤廃や従業員の多くがリモートワークの要請を拒否されているといった状況の是正と、交渉団体に所属するフルタイム労働者と外注による品質保証テスト担当者の割合制限を求めているとのことです。

意見表明を尊重とマイクロソフト。一方従業員側からは対応に疑問の声

マイクロソフト広報担当はINVERSEに対し「従業員が意見を表明する権利を当社は尊重し、今後も交渉の場で従業員の懸念に耳を傾け、対処していきます。」と声明を送っています。一方で品質保証テストリーダーのRhyanna Eichner氏は「マイクロソフトは当初の提案を何度も繰り返し提示しており、交渉が機能していないことは明らかだ。」とこれまでの対応に疑問を示しています。