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HD-2Dリメイク版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は懐かしさも新しさも堪能できる各要素が充実!最高の新生『ドラクエ3』だ!【特集】

Game*Spark / 2024年11月17日 11時30分

スクウェア・エニックスは、PC(Steam/Microsoftストア)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ向けRPG『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』を2024年11月14日(Steam版は11月15日)リリースしました。


本作は、1988年に発売された『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の新たなリメイク作品です。HD-2Dによる美麗なグラフィックや新職業「まもの使い」の追加、新コンテンツ「モンスター・バトルロード」などの要素を追加。さらに、主人公の父・オルテガの新エピソードも追加されるなど、シナリオ面でも新たな魅力を描き出しています。


本稿では、いよいよ発売を迎えたHD-2Dリメイク版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の魅力をお届け。ストーリーに関する要素は極力伏せておりますが、一部スクリーンショットでゲーム中盤くらいのカットはあるのでご了承ください。


冒険も戦闘もより遊びやすく!


本作の物語は、主人公の性格診断から始まります。この性格診断では会話での選択、そして発生するイベントでの行動など、プレイヤーの意思によって勇者の選択が変化します。性格によるステータス補正も大きいのですが、まずは正直に選んでいきたいところです。


『ドラゴンクエスト3』といえば、主人公である勇者と共に旅をする仲間を集める「ルイーダの酒場」です。本作でも、もちろん初期に登録されている仲間だけでなく、名前や職業、そして本作からは複数の見た目から自由にキャラクターを制作できます。最後にステータスの種を使用して完成です。


HD-2D版では、ゲームの難易度や目的地のマーカーなど、ゲームプレイに関するいくつかの設定が変更できます。また、戦闘スピード変更を変えることもできるので、自分の好きなペースでゲーム表示を設定可能です。もちろんこれまで同様に会話表示速度も変えられますよ。


今回のリメイクでは、色々な点で「遊びやすさ」の向上を感じます。特に、レベルアップ時にHPMPが全快する、ルーラとリレミトのMP消費が無い、ダンジョンを含めルーラで移動可能など、旅がしやすい仕様になっています。マップも広くなっていますが、トグルできるダッシュ機能などもありますよ。驚いたのが、最果ての“とある村”の仕様が変更されていたことですね。


すごい時代ですねえ。

今作はフィールド上でアイテムが拾えたり、隠された場所があったりと、これまで以上に探索要素が多めです。オリジナル版および旧リメイクで「行く必要がなかった場所」にも意味があるので、旅がしやすい設定になっているのは嬉しい部分です。


「特技」で戦略性は大きく向上!


HD-2D版では、すべての職業に「特技」が追加されたことで、戦闘時の戦略性が大きくアップしています。例えば主人公である勇者であれば、これまでの魔法だけでなく【かえん斬り】【いなずま斬り】といった属性攻撃、【みかわしきゃく】などの防御技も覚えるようになっています。


これは戦士や武闘家といった、旧作まで通常攻撃しかできなかった職業も同様で、レベルアップすることで新しい戦い方が可能になっているのです。もちろん、これらの覚えた特技はダーマの神殿で転職しても引き続き使えるので、上手く組み合わせることで非常に強力な仲間を生み出すこともできます。


新職業の「まもの使い」は、早い段階での全体回復や複数攻撃など、強力な特技を持っており、汎用性の高い職業として活躍してくれます。MPを補助する狙いで魔法使いや僧侶を経験させたり、強力な特技を活かせるアタッカーとして戦士や武闘家にしたり、さまざまなプランが考えられます。


レベルを一定以上にすれば、賢者以外の転職には制限がないため、プレイヤー次第の自由な育成方針が楽しめます。幸い神殿の近くにはレベル上げに向いてるポイントもあり(ゲーム内でも紹介されます)、やりこみ次第でいくらでもキャラ強化も可能です。本作ではステータスアップの種が手に入りやすいのも嬉しいですね。


本作では属性の効果が高く設定されています。敵への攻撃はもちろん防御面でも重要で、油断すれば敵からの全体攻撃で全滅というのも決して珍しくありません。特に、ボス戦はかなり歯ごたえがあるので、しっかりと転職や装備を意識して挑みましょう。


海の敵にすごくよく効く魔法もありますね!

新旧『ドラクエ3』の魅力がたっぷり詰まっている


『ドラゴンクエスト3』は「亡き父の遺志を継ぎ魔王バラモスを倒す」という目的のため、世界中を冒険するストーリーが描かれます。本作に登場する世界の各街は、とてもバリエーション豊かな文化を持っていて、そこで展開していくさまざまな物語も大きな見どころのひとつです。


筆者はファミコン版から旧リメイク版までプレイしていますが、今回のリメイク版をプレイしていて、多くの点でオリジナル版を尊重しているだけでなく、そこをベースに新たな作品を作り出そうとしているのが感じられます。


最初に感じたのはマップです。それぞれの街は、基本的な建物の配置はほぼ変えずに、3Dマップで作られた新たにゴージャスな雰囲気を醸し出しています。旧作をプレイしていれば「何がどこにあるか」はある程度知識を活かせますし、初プレイでもミニマップでまず迷わない、とても親切な作りになっています。


ストーリー部分でも、一部キャラクターがボイス付きになっていることで没入感が増しています。とあるダンジョンで警告されるシーンが「今回多分ボイス付きなんだろうな」なども、期待通りで嬉しくなりました。印象的なシーンが多い名作の良さを損なわず、新たな発見や印象を得られるのは大きな喜びですね。


「モンスター・バトルロード」など、新たなコンテンツも充実しています。バトルロードで勝ち抜くためには、どんどん新しいはぐれモンスターを見つけなければなりませんが、“寄り道”や“探索”がやりやすい環境になっている本作では、自然と冒険の中に組み込まれたデザインになっているなと感心しました。


目的ガイドやミニマップなどを消すオプションも有り、よりやりごたえのある設定や難易度を楽しむことも可能です。今作は今も輝き続ける『ドラゴンクエスト3』の世界を、さまざまなプレイヤーが楽しめる多くの工夫に溢れています。


どこまでも世界を巡ろう。どこまでも。


HD-2Dリメイク版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、不朽の名作をベースに、さまざまな新要素を追加しています。旧作プレイヤーとして「懐かしい!」と思う部分と、遊びやすさや進化したゲーム性の部分もあり、まさしく新たに生まれ変わった『ドラクエ3』を堪能できる一本です。


「特技」によってより深く進化した戦闘は、転職によってさらに輝きを増します。お金や装備、種などもかなり気軽に手に入りやすくなっているので、自分だけの育成を楽しめます。一方で油断すればあっさり全滅する手強いボス戦も待ち受けており、シンプルに遊びやすく簡単になったというわけでもありません。


再チャレンジもできます。はい、負けました。

個人的に楽しんでほしいのは本作の素晴らしいBGMの数々。フィールドはもちろん村で流れる曲、印象的なイベントシーンなど『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』でのさまざまな場面にピッタリです。ぜひともBGMも楽しみながら世界に没入してみて下さい!



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