1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ゲーム

Steam創設者ゲイブ・ニューウェル「小売店は開発元とユーザーの間に立ちはだかる“障害”」―ネット経由でゲーム配信可能なことを誰も理解してくれない時代があった

Game*Spark / 2024年11月19日 22時0分

Half-Life 2』の20周年記念ドキュメンタリーの中で、Valve創設者のゲイブ・ニューウェル氏は当時を振り返り、インターネット経由でゲーム配信が可能なことを誰も理解してくれない「とても奇妙な時代だった」と語りました。


『Half-Life 2 』の開発中、Valveと販売元であるSierra Entertainmentとの関係性が悪化していたこともあり「自社のゲームは自分たちで管理したい。デジタル販売だけにする必要はないが、物理パッケージを扱う小売店とは取引したくない」と考えていたそうです。


『Half-Life 2』

ゲームショップや小売業者の元へ足を運び、ネット経由でゲームソフトの配信は可能であると何度話しても「彼らはいつだって、それはあり得ないと言うだけ。一人や二人のことではなく、我々が話をした取引先の99%がネットでのゲーム販売は絶対に起こりえないし、“そうさせない”と言ったんです」「ユーザーが欲しいのは手に取れる物理パッケージであって、ネット販売なんて求めてないでしょ?」といった言葉も返されたニューウェル氏にとって、ゲーム販売店は開発元とユーザーの間に立ちはだかる“障害だ”と表現しました。


Valve創設者 Gabe Newell氏


その後『Half-Life 2』はSteamから配信される最初のゲームであり、Steamの成功に大いに貢献することになります。


一方、『Half-Life 2』はゲームショップ実店舗の消滅にも貢献したタイトルとなったものの、ゲーム業界の「ネット配信への転換」は中古のPCゲームがある年代以降は激減することを意味し、Steamでのゲーム販売が「所有権ではなくライセンスの購入」にしか過ぎず、ある日を境にゲームが購入できなかったり、購入したゲームを実行できなくなる可能性を考えると「Steamには勝利、消費者であるユーザーには不利益でしかない」との意見も見られます。



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください