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レジ打ちや水槽の飾りつけ、魚を育てて販売したり…アクアリウムショップ経営シム『Aquatic Store Simulator』で、自分だけの“アクアスーパーマーケット”を作ろう【プレイレポ】

Game*Spark / 2024年11月27日 12時0分

今回は、FreeMindが開発し、2024年11月5日にSteamで発売された『Aquatic Store Simulator』のプレイレポートをご紹介します。


本格的なアクアリウムショップ経営シム


本作は、一人称視点のシミュレーションゲーム。プレイヤーはアクアリウム専門ショップの経営者として、商品の仕入れから品出し、レジ打ちや清掃、水槽の飾りつけや魚の育成販売まで、さまざまな仕事をこなして店舗を拡張していきます。


特徴的なのは、リアルで本格的なアクアショップ経営を体験できること。壁や床の塗装など店内のカスタマイズはもちろん、500を超えるアイテムを使用して、展示用の水槽に岩石や水草を自由に配置したり、仕入れた熱帯魚を育てて直接販売することもできます。


また、レジで会計をしたり、商品を棚に並べたり、客のニーズに合わせて魚を捕獲したりと、細かい作業は面倒ではなく、むしろショップオーナーとして働いている感覚を味わえる楽しいプレイフィールでした。


購入前の諸注意


本作は、2024年3月30日に発売された『Aquarist - 水槽を建て、魚を育て、ビジネスを成長させよう!』の拡張コンテンツ『Aquarist - Aquatic Supermarket DLC』を切り抜いたスタンドアロン版として販売されています。ちょっと複雑で分かりにくいですよね。


ちなみに筆者は、このDLCも序盤~中盤にかけてプレイしたのですが、ゲーム内容もボリュームもほぼ変わらない印象を受けました。


つまり、『Aquarist』本編を持たない新規プレイヤーにとっては、スタンドアロン版のほうがお得に購入できる可能性があるのでご留意ください。ただし、あくまで自己責任でご判断いただくようお願いします。


“あやしい”日本語対応。操作はキーボード&マウス推奨


操作は、キーボードおよびコントローラーに対応。しかし筆者の環境では、Xboxコントローラーが一切反応しないという残念な事態が起きました。シム系は入力操作が多いので、キーボード&マウスでのプレイをお奨めします。


言語は、日本語字幕/インターフェイスに対応しますが、ほぼ機械翻訳の「あやしい」日本語のオンパレード。ゲーム中に意味が分からなくなった場面も多々ありましたが、なんとか笑い飛ばして気合で遊んでみましょう。


自分だけのアクアリウムショップを作り上げよう!


では、さっそく開店するための準備を始めていきましょう。まずは、散らかった店内の清掃から。クエスト目標に従い、段ボールやゴミ袋を拾っていきます。


次は汚れたフロアを拭くためにモップを購入。プレイヤーの所持金は4,500ドルで、TABキーを押せばショップからいつでもアイテムを買うことができます。ユーザーインターフェースは、カテゴリーごとのアイコンに分かれていて見やすく悪くない印象です。


こんなカッコいいグラフィティ消すのもったいない……

6つあるインベントリからモップを選択し、床のシミや壁紙の落書きなどをキレイに拭き取っていきます。ついでに倒れた家具などを元の位置に戻したら清掃は完了です。


そして次は、お客様に販売するさまざまな種類のアクアリウム用品を仕入れて、商品の品出しをしていきます。今回は、水槽を鮮やかに彩るための貝殻をボックスで購入。一応アイテムの詳細が書かれていますが、あやしい日本語のためどんな生態なのか判りづらかったのが残念……。


水草など、アクアリウムに必須のアイテムも順次購入して棚に並べていきます。空間に向けてEキーを長押しすれば、ポンポンポン!と自動で配置可能です。


このあたりの小気味よい挙動や雰囲気は『TCG Card Shop Simulator』と激似で、開発元が同じなのかと思いきやまったく違ってました。


忘れてはならないのが、商品アイテムの価格設定。値段はプレイヤーが任意で決定でき、どれくらいの利益を出したいのか、商品個数と仕入れ値や販売価格をよく考えて決めましょう。あまりに高額だと、訪れた客からクレームが入り顧客満足度のステータスが下がってしまいます。


とりあえず品出しが終わり、次はアクアリウムショップの目玉と言える「水槽」を購入。これを自分好みに自由にカスタマイズして展示することができます。


WATER*SPARK

Qキーを押すと、水槽の各機能やステータス一覧が表示されます。例えば容量や特性、水中の酸性およびアルカリ性の傾向を示す「pH値」など、さまざま情報を確認できます。


名称もプレイヤーが自由に変更可能で、愛着が湧きやすくなる素敵な仕様。水槽第一号は「WATER SPARK」と命名しました。


シャベルと土を購入し、水槽の下地づくり。すべて手作業でやるため少し面倒ですが、自分のアクアリウムを作っているという没入感が増します。


お次はバケツを購入して水を注ぎましょう。8割程度入れればOK。


そしていよいよ装飾を始めていきます。岩や彫刻など多種多様なアイテムを水槽内に配置していくのですが、オブジェクトは編集可能で、移動やサイズの変更を行えます。


水槽内は常に清潔に保っておくことが重要です。そこでフィルターを取り付けて、水をろ過して魚の糞などの汚れやコケなどの藻類を除去します。


もうひとつ、水槽内の環境に欠かせないのは温度管理。水温計を設置して、飼育する魚に適した温度を保っていきましょう。


さあ、いよいよ今度は「金魚」を購入し、水槽に放ってみます。それぞれの魚には空腹レベルや温度、隠れ家となる装飾品や植物の数、水のpH値など多くのパラメーターが設定されているので、過ごしやすい適切な環境に調整しないといけません。そうしないと……


合掌

このように魚は環境負荷に耐えられず死んでしまいます。とても心の痛む出来事ですが、ちゃんとした環境づくりをしなかった筆者の責任です。


ライトの取り付けや背景の追加など、さらに装飾を加えていき記念すべきアクアリウム第1号「WATER SPARK」が完成!ハデさはなく地味なものの、それっぽくはなってると思います。


水槽のカスタマイズだけでなく、ローラーとペンキで店内の色を自分好みに変えて最後の仕上げを施します。長い道のりでしたが、これでようやく開店の準備が整いました。


すると、一人目のお客様がご来店!……ん?とてもインパクトのあるヴィジュアルをされていますが、何をお求めなのでしょうか。


彼が向かったのは、我がショップ自慢のアクアリウム「WATER SPARK」。どうやら金魚ちゃんをお買い求めのようです。


来店する顧客たちは、アクアリウム用品の他に、プレイヤーが丹精込めて育て上げた観賞魚を目当てにやってくる場合があります。なので、網で魚を捕獲してお会計に進みます。


レジ打ちもプレイヤーの大事な仕事。顧客が持ってきた商品をスキャンしてカゴに1個ずつ置き、カード払いなら端末に金額を打ち込んで確定し、フィニッシュです。


現金払いなら差額を1ドル・5ドル・10ドル・20ドル・50ドル紙幣から過不足なく渡して確定します。一連のレジ作業は、慣れないうちは本当にマジで面倒くさい。しかし、ショップレベルが上がれば『TCG』のようにバイト君を雇えるので、それまでオーナー自ら頑張りましょう。


閉店すると、来場者数や顧客満足度、維持費や売上額などショップに関するデータが表示されます。これを元に経営方針を改善し、さらに顧客に満足してもらえるお店づくりを目指していきます。一定の満足度を超えるとショップレベルが上がり、より多くのアイテムが入手できます。


その後も次々と顧客が来店し、レジ打ちや魚の捕獲に大忙し。それらをこなしつつ、新たな商品を購入して品出しをしたり、水槽の様子を見に行ったり……


今度は金魚以外の魚を入れて、ド派手に装飾した新たなアクアリウムが欲しくなり、レジを完全にほったらかして作業に没頭したりと、究極のアクアリストになれる日はまだまだ先になりそうです……。





  • タイトル:『Aquatic Store Simulator』


  • 対応機種:Windows PC(Steam)


  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)


  • 発売日:2024年11月5日


  • 著者プレイ時間:5時間


  • 価格:1,000円
    ※製品情報は記事執筆時点のもの



スパ君のひとこと




レジ打ちから魚の飼育販売まで本格的なアクアリウムショップ経営が楽しかったスパ!





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