早期アクセス中の水没世界探索サバイバル『Sunkenland』残された島や海中を探検して資源集め!資源と安全を得るための島の占有も重要【クラフトサバイバル名鑑】
Game*Spark / 2024年12月1日 17時30分
今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。
Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。今回紹介するのは、2023年8月26日にSteam早期アクセスをスタートした水没世界サバイバル『Sunkenland』です。
水没後の世界を舞台にしたサバイバル
『Sunkenland』は、スタッフ7名の開発スタジオVector3 Studioが手がける、マルチプレイ対応のクラフトサバイバル作品。ゲームは2022年に発表され、同年8月にSteamストアページを公開。2023年8月26日にSteam早期アクセスにてリリースされています。
本作は、地上のほとんどの部分が海に沈んでしまった世界を舞台に、小さな島に漂着したサバイバーとして冒険や戦闘、開拓を行っていきます。水没した遊園地や発電所など、さまざまなロケーションが用意され、海中での冒険も楽しめるのが大きな特徴です。
また、運よく地上に残っている複数の島には、ミュータントや海賊といった敵対勢力が存在しています。プレイヤーは敵を全滅させた島を占有することで、自分の領地とすることが可能です。各種勢力を壊滅させることも『Sunkenland』で生き残るためのポイントのひとつです。
Steam早期アクセスの現在のビルドでは、サバイバルや戦闘、クラフトといったゲームの基本的な要素が実装済み。2024年10月14日にはグラフィックオーバーホールを含む大型アップデートが配信されたほか、11月28日にも最新パッチの配信が行われています。
正式版に向けてはストーリーやロア要素の導入、敵勢力やマップ、アイテムの追加などコンテンツのさらなる拡充を予定しています。
石斧一本で始まるサバイバル生活
まずは、キャラクターとワールドを作成します。ワールド設定では各種難易度やあるちプレイ向けの変更が可能です。ゲームが始まると、プレイヤーはいきなり海に投げ出されます。とりあえず目の前にある島を目指すことになり、ここが最初の拠点となるでしょう。
過酷な水没世界で持ち物は石斧だけというなんとも心もとない状況。幸いたどり着いた「漂流者の島」は無人島で、前の住民のものと思われるテントから食料などのサバイバルアイテムが、島内では木材などの資源が入手できます。最初はメニュー内のミッションに従ってクラフト施設などの設置を目指していきましょう。
しかし、最初の小さな島で手に入る資源は少な目です。そこでプレイヤーは島を飛び出し、海の中を目指すことになります。海中には沈んだ文明の廃墟がそこら中にあり、破壊やアクセスすることで布やスクラップメタル、装飾アイテムなど、多くのアイテムを拾うことができます。
『Sunkenland』では、ソファなら木材と革といったように、オブジェクトから入手できる資源はある程度見た目でわかりやすく設定されています。最初は潜水時間や持てるアイテム数も少ないので、目的を持って海中探検へと挑みましょう。本作は資源のリスポーンがかなり早めです。
また、最新大型アップデートで各項目に関するチュートリアルガイドが追加され、ゲームの最低限の目的や遊び方もわかりやすくなっています。
島を占領して安全と資源を確保せよ
海中探検を繰り返し、ある程度の施設や装備が整ったら、ミッション目標でもある交易拠点を目指すため、いよいよ他の島への冒険の時期です。しかし、周辺の島には敵対勢力がいるため、油断は禁物です。
本作ではそれぞれの島にレベルが設定されていて、そこに住んでいる勢力の構成も大きく異なります。最初の島の周辺はレベル1で、裸同然のミュータント達が数名住んでいる程度です。彼らは最低限の槍を作れば乗り切れる程度です。全滅させたらゆっくりと島や周辺海域を探索して、アイテムをどんどん集めていきましょう。
ゲーム内では敵を全滅させた島に旗を立てることで、その島を自分の領土だと主張することができます。占有した島では敵が出なくなり、安全に資源確保や拠点構築ができるようになります。さらに、ゲーム内にアイコンも表示されるようになるので、旅での道標としても活躍してくれます。
また、島を占拠している勢力の領地をすべて確保することで、その勢力を壊滅させることもできます。とはいえ、ミュータントなら簡単に倒せますが、武装した人間に対抗するためには、こちらも銃器や鎧を揃えていかなければなりません。
そのためには少しずつ領土を広げ、新しい資源やアイテムを確保していくことが重要です。目標になっている交易拠点では、拾った貴重品と通貨やアイテムを交換できます。最新アップデートで商人の数も増え、クエストも追加されているので活用していきましょう。
なお、定期的に自分の拠点を敵が襲撃するイベントが発生することも。せっかく作った家を壊されないように、しっかりと防御を構築することも重要です。
段階を踏んで復興していく文明
現ビルド(2024/11/28、Ver0.5.43)時点の『Sunkenland』で、プレイヤーがやるべきことは比較的シンプルです。島や海中を探索して資源を集め、拠点や装備を揃え、他の島を占領して行動範囲を広げていくことが基本となります。
ゲーム内で重要なのが「研究テーブル」で、この施設に特定のアイテムを入れることで、新たなアイテムや施設がクラフト可能になります。研究テーブルには4つの段階があり、レベルが上がれば銃や電気製品、ボートなども扱えるようになり、文明レベルは大きくアップしていきます。
銃があれば強敵とも戦いやすくなりますし、ヘッドランプがあれば暗い海も探索できるようになります。ボートやヘリコプターがあれば移動が大幅に楽になるほか、搭載されたチェストにより多くのアイテムを積めるでしょう。技術レベルアップの恩恵は大きく、水没世界での生活はどんどん楽に、快適になってきます。
燃焼用の木材や鉱石集め、ガソリン探しなど、地上や海中での探索はどこまでも必須です。オブジェクトのリスポーンの早さもあり、島を解放していけばかなり楽になりますが、それでも基本的に物資集めに奔走しなければなりません。ストーリー未実装のため、島の開放や拠点構築が現時点での目標です。
ウォーターワールドをテーマにした『Sunkenland』は、わずかに残された地上と広大な海中という、2つのエリアを舞台にした冒険や、自身の安全と資源を得るための占領を含めた戦闘が楽しめます。難易度設定にもよりますが、デフォルトでも物資のリスポーン速度や序盤の敵の強さなど、比較的プレイしやすいゲームです
「沈んだ文明を探索して文明レベルを上げる」というゲームシステムもわかりやすく、最新アップデートのオーバーホールによって海中の雄大さもアップしています。最初は一部の資材集めに苦労すると思いますが、マップを覚え、遊び方を理解していくうちに、しっかりフォローがあるのも実感できます。
ただし早期アクセス段階ということもあり、大筋としてのゲームの目的がありません。サバイバルクラフトとしては楽しいのですが、気になる世界観なのにストーリーやロアもない現状は少しもったいなく感じます(一応勢力説明などはありますが……)。また、一部日本語翻訳のクオリティや不具合も少し気になります。
頻繁なアップデートでコンテンツ量や遊びやすさも向上しています。じっくり拠点を広げていくクラフトサバイバルとして、シングルプレイでも十分な魅力を備えていますよ!
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