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PvPvEロボシューター『SYNDUALITY Echo of Ada』ソロモードを先行プレイ!12月12日より始まるONTについても聞いてきた

Game*Spark / 2024年12月12日 4時0分

バンダイナムコエンターテインメントが1月23日にリリース予定の、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けエクストラクションシューター『SYNDUALITY Echo of Ada』の試遊会が開催されました。


今回の試遊会では、12月12日よりだれでも参加が可能なONT(オープンネットワークテスト)も開催される本作の製品版に搭載されるソロモード「アメイジア事故調査委員会」を先んじてプレイしてきました。本稿ではその模様をお伝えしていきます。


また、記事後半では二見プロデューサーへのインタビューも掲載。今回のソロモードやONTに関わる質問に答えてもらいました。


◆ソロでも物資不足に悩まされる! ヒリついた緊張感が心地いい「アメイジア事故調査委員会」


あらためて、『SYNDUALITY Echo of Ada』はオンラインでのPvPvEが主体となるエクストラクションシューターです。ボイスチャットなどで他プレイヤーと協力するといったマルチ要素は薄いですが、相棒となるメイガス(パートナーAI)と共に、他プレイヤーやエネミーが跋扈するマップで“いかにアイテムを持って帰ってくるか”が重要となります。


しかし今回体験したモードは、完全にひとりで完結するソロプレイ。広大なクエストマップで手強いエネミーと戦いながら進んでいくことになりました。


本モード「アメイジア事故調査委員会」の目的は「監視ログ」の収集です。このログは『SYNDUALITY Echo of Ada』の世界に迫る映像や録音で、本作のみならずアニメ「SYNDUALITY Noir」にも関わる隠された情報を閲覧できるようになっています。


本モードの特徴は、クエストごとに武装、アイテムが固定されているということ。聞いたところ変えられるのは相棒であるメイガスの“見た目だけ”となっています。これによって自分がオンラインで使っているメイガスを連れて行けるようになるわけですが、固定された武装によってかなりの“縛られたプレイ”となってくるのです。


具体的に言うと、「弾薬が足りなくなる」「初期武装が貧弱である」ということ! 「アメイジア事故調査委員会」は依頼されたクエストながらも十分な物資はもらえず、弾薬の節約と武装の現地調達が必須という、ヒリついたプレイ感です。オンラインでもオフラインでも物資不足に悩ませてくれるとは、いかにも『SYNDUALITY Echo of Ada』らしくていい感じ。


さて、実際に出撃してみると思った以上に弾薬が少ない! 至る所に物資として落ちているため、「順当に敵を排除し進んでいく」が出来たなら困ることはありませんが、敵に攻撃を避けられたりすると段々こちらの(マップに落ちている弾薬を含めた)総リソースが削られていく感触があります。


「着実に狙い、リソースを最大限活用する」ことの重要性はオンラインモードより高くなっています。しかし負けても失うものなく再挑戦できるというのはかなり気楽ですね! オンラインに向けたプレイの練習にもなるでしょう。


最終エリアに向かって導線が敷かれているマップではあったものの、1クエスト30分かかったことも踏まえて、物資確保の隠しルートなどを含めたらかなり広大です。


序盤は敵が前から来るのみでしたが、後半になると隠れていた敵による挟み撃ちや敵集団との邂逅など結構激戦になってきます。筆者は挟み撃ちの段階で弾薬が尽きたため、必死で逃げ回り物資を拾う羽目になりました!


最終エリアは退路を塞がれた状態での複数エネミーとのバトル。ここでは残存物資をいかに残せたかが重要となってきます。チェックポイントからリスポーンできるため、何度も戦いながら“手数をどう生かせば効果的か”模索していくことになりました。


どうあがいても敵を殲滅するために弾数が足りない。しかしグレネードや地雷は残っているという状況で、「敵の行動をコントロールし地雷に近づける」などの戦法を習得できました。


ちなみに、NPCの思考ルーチンはかなり手強め。こちらが近寄ってほしくないタイミングで接近してきたり、数的優位を生かして物量で押すなどをリアルタイムで実践してきます!物資が少ない中で「自分が敵ならこう移動する」と考え先読みしていくのはかなり面白さがあります。しかし同時に、襲撃を仕掛けた時には敵が想定の位置から離脱していて狙い撃ちされるという事態も……。


チェックポイントでのリスポーンがあるため気楽ではありますが、物資の足りなさをカバーしていくヒリついた感覚は実に楽しめました! オンラインモードとは違った楽しみがある一方で、緊張感を強いる感触は『SYNDUALITY Echo of Ada』らしさを感じます。12月12日より実施されるONTにソロモードは搭載されていないものの、気になった方はぜひプレイしてみてはどうでしょうか。


続いては、『SYNDUALITY Echo of Ada』二見プロデューサーへのインタビューを掲載します!


◆「セーブデータを消してもメイガスは消えない」! ソロモードからONT、さらには製品版での予定までを聞いた。


――『SYNDUALITY Echo of Ada』はメディアミックスプロジェクトとしてアニメ「SYNDUALITY Noir」と繋がっています。まずはどれくらいアニメを知っておいた方が良いかというのを教えてください。


二見:ないですね!基本的に、アニメで語られるストーリーを観ていなくてもプレイを楽しむのに支障となりません。


というのも、『SYNDUALITY Echo of Ada』はアニメ「SYNDUALITY Noir」の過去となるストーリーなので、語られてることがすべてアニメを見ていなくても楽しめるお話として成立させています。なのでアニメを観るとプレイがさらに面白くなるタイプのタイトルと思っていただけるとわかりやすいかなと。


――今回のソロモードでは解放されるログで「エイダ」「アルバ」に関わるストーリーが展開されていましたが、そちらなどはアニメを観ているとさらに楽しめそうですね。


二見:アニメファンがログを集めたら、もちろんかなり楽しめるでしょう。例えばアニメで、エイダちゃんが出てくる回があるんですけれど、アルマくんがその時に醤油を買いに行っているシーンがあるんですね。で、なぜ醤油を買っているのかなど、そういう点がわかったりします。


そういう小ネタも含めて、いろんなデータがたくさん入っているので、アニメ視聴者からすると「こういう理由だったのか!」となり、同時に未視聴のプレイヤーからすると過去のお話なので、素直に楽しめるのです。


――ソロモードのプレイ時間はどれくらいになる予定でしょうか。


二見:大体8時間から12時間ぐらいのボリュームです。それくらいの時間は、映像付きアクションゲームとしてソロモードを楽しめますね。


――広大なマップに驚かされましたが、すべてソロモード用に用意されたオリジナルなのでしょうか?


二見:そうですね。もちろん見たことのある建物やオブジェクトなどは出てくると思いますが。1面ごとに全く違うマップを新規デザインしました。


――続いてはONT(オープンネットワークテスト)に関してお聞きします。今回のテストで運営側が注目されている点について聞かせてください。


二見:今回はオープンネットワークテストということで、できるだけ多くのユーザーに参加していただくのが一番の目的ですね。クローズドでない環境で、様々なユーザーのフィードバックを受けるのが狙いです。


以前受けたフィードバックで改善した箇所は、地形等にハマってしまった場合にすぐリカバリーできる強制移動というコマンドの追加です。要は地形にハマった何秒か前に座標を戻すという仕組みで、いざと言うときにも継続して遊べるなどの細々した内容は入れています。


また、特に皆さまには自分の相棒メイガスを決めてもらいたいという狙いもあり、「リメイクチケット」というものをお渡しして「防衛型」や「整備型」と一番相性の良いモノを選んで貰えるようにしています。「リメイクチケット」はデラックスエディションにも付属していますが、今回のONTでは自分にもっとも相性がいいメイガスのタイプを探していただけるチャンスです。


何回かお渡ししていく予定で、リリース前の最終チェックとなるタイミングです。そこも含めて、ぜひ皆さんに遊んでもらいたいですね!ONTなので、いつでも誰でも参加が可能です。


――ONTのプレイデータ自体は引き継げないにしても、本編で取り返しのつかない要素であるメイガスの方向性を固められるということですね。


二見:レシピ(カスタマイズ用の数字)をメモやスクリーンショットすることで本編にも反映出来ます。「リリース後に選ぶメイガスの顔、体型はこれだ!」 と決めていただいても良いですし、一週間で調整していってもらっても構いません。


メイガスのボディタイプなどは本編で変えられないので、開発メンバーの中では「キャラクリでふざけるのはここしかない!」とも言っています。ちょっと面白い形でキャラメイクしていくのはここしかないぞ!と。


可愛く作るか、その面白い相棒とやっぱりずっと一緒にいるのか。色々チェックできるテストになっているので、ユーザーさんが好きに作っていただける機会をお届けできれば良いですね。


――リメイクチケットは何回使えるのでしょうか?


二見:3回です。1枚に1回だけ。「リメイクチケット」は特殊な方法でしか手に入らないんですよね。結構貴重なものなので、そういった意味では簡単に変えられません。要は、リリース前に自由にメイガスを変更できる、最後のチャンスということです。


――なるほど……個人的には4タイプのなかで兄貴らしいメイガスのボディタイプに心惹かれつつも、リリースされたら女性型でプレイするだろうなと思っていたので、兄貴型で遊べる貴重なチャンスなのですね。


二見:ONTでもメイガスのボディタイプは変更できず、変更できるのは性能面のみなので、ここが貴重なチャンスです。そう思うならなおさら、テスト期間じゃないともう兄貴型には触れられないかもしれませんね!


以前のメディア向け試遊でのカスタマイズ画面

――そうですね(笑)!


二見:女性型も可愛いですが、時たま“兄貴の温かさ”を感じたくなる時もあります。あとは少年後輩型の“できる後輩感”も良いですよ。「やべぇ、こういう後輩欲しい!」みたいに思ってしまいます。どんなメイガスタイプにも魅力がありますので、ぜひぜひ気になっているものを試していただければ幸いです。


プレイスキルに関わる「天候対応型」「クレイドル整備型」などは最大3つ体験できるので、ぜひONTを通じてチェックしてみてください。あとはメイガス衣装もたっぷりあるので、楽しく選択していただければと思います。


――ちなみに、このメイガス4種類の中でどのメイガスのボディタイプが1番選ばれたかなどは教えていただけますか?


二見:エイダ型(美少女型)ともう一つの女性タイプ「指揮者型」が1、2でトップでしたね。最下位は教師型(兄貴)でしょうか。個人的には一番良いのに(笑)!


僕らは多くのタイプを遊べるので色々わかるのですが、はじめの選択から変更できないのでエイダ型などを選ぶ理由はわかります。


――リリース間近とあって、今回のONTは製品版に近いバージョンなのでしょうか?


二見:いえ、全然違います! 製品環境ではありません。例えるなら氷山の一角と言った感じで、アイテムの増加や素材アイテムの種類が増えることで改築に必要なバランスが変わって来ます。もちろんコフィンの性能も製品版ではだいぶ変わりますね。今はリリースに向け最終調整をしています。


分かりやすく言うと、CNTで頂いたフィードバックを製品版に向けブラッシュアップしているのが今の状況です。ONTは、CNTでしっかり遊んでくれたコアユーザーと気軽に楽しんでくれるユーザー層との調整をしっかり取れているか、という点を確かめたいのです。


なのでコアファンから見た意見と、新しく入ってきたユーザーの意見をすり合わせ、最終的な難易度を調整していこうという段階です。ですので、多くの方に遊んでいただきたいですね。製品版に向けて、今皆さんにこのゲームを知ってもらうというのがメインで、以前のテストとは大きな変更はありません


――なるほど。ということは、軽く興味を持って記事を読んでくれている方などの意見が重要となるテストなのですね。


二見:もちろんエクストラクションシューターというジャンルである『SYNDUALITY Echo of Ada』を皆さんに知っていただきたいという目的も大きくあります。“アイテムを持って帰ってくる”ヒリヒリ感や、メイガスとのほっこりする距離感を味わってもらいたい。多くの人に本作に触れてもらいたいですね!


――本作では「協会員」「賞金首」とプレイヤーの振る舞いによって所属が変わりますが、そのバランスはどう取られますか? 例えば「賞金首」陣営が増えた場合などは、どう対応されるのでしょうか。


二見:現在は「賞金首」陣営が増えるということは想定していないですね。というのも「賞金首」陣営のメリットが少なすぎる! むしろ利点を増やさなければならないと感じているほどです。


――賞金首、協会員の陣営ごとにストーリーのニュアンスも変わると伺っています。賞金首から協会員に変えたいという時はどのように戻るのでしょうか。


二見:ボタンひとつで戻れます。ただし多大なお金を請求されます! それは借金となるので、精神的に簡単には戻れないという形ですね。一回ぐらいは気軽に戻れても良いかなと思いますが、そんなに簡単に移ってはバランスが崩れます。双方のバランスが崩れた時には、武器の放出バランスなどを調整して報酬を増やしていく、といった手段でバランスを取っていきたいです。


――メイガスの服装はどれほどの種類となるのでしょうか。また、DLCやアップデートなどでの追加も期待して良いのでしょうか。


二見:服装に関してはゲームプレイで手に入るものも本当に種類が多いですし、有償通貨で手に入るものもありますよ。より他の人と比べて個性を出したい、差別化をしたい……もしくは「自分のメイガスちゃんにこれを着せたいんだ!」と思えば、色んな手法で購入出来ます。


もちろんゲーム内でかなりの衣装が手に入ります。ただ、非常に数が多く、組み合わせは相当な量になります! 本編だけで満足頂ける分量は用意できていますが、「これでなければいけないんだ!」というものがあったら、ぜひ有償で買えるものをチェックしてみてください。有償ならではの“プレイヤーが喜びそうな衣装”もありますよ。


――“プレイヤーが喜びそうな衣装”、楽しみです!


二見:むしろ課金要素はそこまで多くなく、ほぼ衣装に振ってあります。もちろん「リメイクチケット」などのアイテムもありますが、そういった重要な選択をコロコロ変えないように課金要素にしているという部分もありますね。本当に失敗したと感じたときに買っていただければ。


実は、セーブデータを消してもメイガスは消えないんですよ。


――そうなのですか!?


二見:アカウントに紐づいてIDがサーバーに保存されるので、データを削除してもIDと紐づけています。セーブデータを消しても「あなたのメイガスはこちらです!」と帰ってきます!


気軽にメイガスを変えられるようにしてしまうと、愛着が湧かなくなってしまいますから。


――拠点の家具などは変更できるのですか。


二見:シーズン1のテーマは「成り上がり」となっていて、メイガスと一緒に成り上がろうというテーマで拠点が構築されています。ですので、リリースのタイミングにはありません!


――最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします!


二見:『SYNDUALITY Echo of Ada』を1月23日に発売することになりました。国産の珍しいエクストラクションシューターで、“アイテムを持って帰ってくるゲーム”です。


危険なマップでプレイヤー同士出会うかもしれない、さらには他のエネミーともエンカウントするかもしれないという緊張の中で、自分とメイガスのふたりで相談しながら進んでいき、帰還する……。そういったハラハラドキドキの体験を共有するパートナーがいるという珍しいゲームとなっていますので、ぜひ一回プレイしてみてください。


興味を抱いてくれている方はもちろん、ビジュアルが好きなどの些細なきっかけでも構いませんので、ぜひオープンネットワークテストのタイミングでプレイしていただけると嬉しいです!


――今回は、ありがとうございました!




『SYNDUALITY Echo of Ada』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに1月23日にリリース予定(早期アクセスは1月16日より)です。ONTは12月12日より12月20日の期間に開催されます。


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