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2Dターン制ローグライクサバイバル『Terminus: Zombie Survivors』準備・探索・移動のサイクルが楽しい!カジュアルで厳しい世界はプレイごとに発見と反省が楽しめる【クラフトサバイバル名鑑】

Game*Spark / 2024年12月15日 18時0分

今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。


Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。今回紹介するのは、PC(Steam)向けに2024年8月20日に正式リリースされた2Dターン制ローグライクサバイバル『Terminus: Zombie Survivors』です。


Steam“圧倒的好評”の注目ゾンビサバイバル!


『Terminus: Zombie Survivors』は、韓国のLongplay Studiosが手がける作品。本作は元々Shin In-geon氏の設立した個人スタジオIngeon Gamesとして開発をスタートし、ゲームの成功を経て2024年4月25日にチーム開発への移行を目的としたLongplay Studiosに社名を変更しています。


2021年3月1日にSteam早期アクセスでリリース。当初は『Terminus』というシンプルなゲーム名でしたが、後に“同名ゲームがあるのでTwitchでゲーム名が指定できなかった”と判明し、タイトルを『Terminus: Zombie Survivors』に変更したという経緯があります。


ゲームはゾンビアポカリプス世界を舞台にした見下ろし型のサバイバルアドベンチャー。キャラクターの行動がターン制なのが大きな特徴で、プレイヤーはすべてのアクションにAPを消費します。ターン終了後にはゾンビのターンが始まるので、いかにして被害を受けないような行動を考えなければなりません。


マップはランダム生成されるグローバルマップから家や店、軍事基地といったエリアを選択して移動していく形式。生き残るためには食料や武器はもちろん、他の生存者との交流やクリアのための準備も必要で、キャラクター特性や育成、解放要素によってプレイごとに色々な遊び方を試せます。


早期アクセス開始から常にアップデートを重ねてきた本作は、じょじょに人気を上げSteamユーザーレビューでは“圧倒的好評”を獲得。韓国国内でのインディーゲームに関する賞を受賞するなど、大きく評価されている作品です。


“生き残るための行動”を考え出せ!


本作の最も基本的なゲームクリアの目的は、ゾンビが溢れる世界で「町のどこかにある生き残った人々の拠点・ターミナルを探してたどり着くこと」です。最初のゲームプレイでは、UIや操作説明などのチュートリアルが行われるほか、ゲーム内で適時ヘルプも表示されます(オプションON/OFFあり)。


ゲーム内のサバイバル項目としてはHP・飢え・渇き・エネルギー・モラルの5項目で、食事や睡眠、本を読むといった行動で回復していきます。また、ステータスとして力や観察、器用などの項目があるほか、職業ごとの特性や、ゲーム開始時のキャラメイクでつけられる特性も用意されています。


スタート時のドアを破られそうになる演出が嬉しい

『Terminus: Zombie Survivors』で最も重要なのは「AP(行動力)」です。APは移動や探索、戦闘など、ほとんどの行動で消費するもので、ターン終了で回復します。APをしっかり管理しなければ、出くわしたゾンビ相手に逃げることも戦うこともできずに一方的に襲われてしまうこともあるのです。


ゾンビとの戦闘は「武器」と「攻撃する部位」を選択する方式。頭を破壊すれば倒せるほか、胴体部では攻撃不可、脚部なら行動不可にできます。使用する武器ごとに部位へのボーナスダメージが異なりますし、アーマーを付けたゾンビもいるので、適切に相手を行動不可にする事を考えましょう。


もちろん窓に布を張る、夜間に行動しないなど、ゾンビ相手に見つからないアクションも大切です。本作はアイテムの消耗やステータスの減少が大きいため、ゲームに慣れるまでは常にリソースが厳しい状態が続きます。いかにして生き残るかを最優先に考えることがゲームのポイントです。


準備・探索・移動のサイクルが楽しい


ターミナルへの道のりは簡単ではなく、マップ配置によっては10日以上かかることも珍しくありません。当然時間がかかればかかるほど物資は減っていきますし、そうなればゾンビに対抗することも難しくなっていきます。安全な探索のためには入念な準備が必要です。


まずはマップを知ることです。ゲーム内で「ガイドマップ」を入手すれば、APを消費してグローバルマップ内の施設の場所を調べることができます。また、特定の施設の場所を知るための本などもあります。進む先の施設がわかれば、今足りないものを補充しやすくなります。


定番の教会。
ラジオを見つければターミナルの位置がわかります。

比較的安全な場所を見つけたら料理やクラフト、アイテムの修理などを行いましょう。APの管理が生存力に直結する本作では、より効果が高いアイテムや装備を探すことが重要です。飢えやエネルギーなどの項目を高くキープすることで、ターンごとのHPやAPの回復力もアップします。


例えば睡眠は「ソファなどの家具を使う」「枕やブランケットを使う」「睡眠薬を使う(デメリットあり)」などで“質”が変化していきます。また、アラーム付きのガジェットを入手すれば指定した時間だけ眠れるようになり、更に効率的に行動できるようになるのです。


美味しいものを食べよう。

『Terminus: Zombie Survivors』は準備が必ず探索での結果に結びつきます。もし出血したら、もしゾンビだらけだったら、もし食べ物がなかったら、もし生存者がいたら、あらゆることを考えて準備し、探索や戦闘で新たな資源を得て、次のエリアを目指していくことで、ゴールに近づいていくのです。


危機一髪!

チャレンジも「別の解法」も楽しめる


ゲームをクリアすることで、本作は新たな職業や特性が解放されていきます。職業には消防士や医者、運転手など15種類の職業があり、それぞれ得意分野が異なります。中には攻撃ができない牧師など、プレイスタイルそのものが大きく変わる職業も用意されています。


ゲームルールも難易度設定のほか、危険エリアが多い、寒さが厳しいといった特殊シナリオが選べます。ゲーム内実績は取れなくなりますが、さまざまなルールをカスタムしたサンドボックスモードも楽しめるので、自分なりの世界を作り出して自由に遊ぶことも可能です。


『Terminus: Zombie Survivors』では、ゲームのプレイ内容に関する多くのチャレンジが用意されています。中には「3日以内にターミナルに到達」や「50日生存する」といったものもあるように、単純にクリアするだけではない楽しみ方もあるのです。食品は腐りますが、釣りや農業も可能ですよ。


さらに何度もプレイしていくことで、ターミナル到達以外のクリア方法があることが示唆されます。どのエンディングも一筋縄でいくものではなく、万全の準備やキャラ育成を行わなければ難しいですが、挑戦してみるのも面白いと思います。


本作はゾンビ自体そこまで強くなく、ある程度は無理を通せるゲームデザインです。一方で食料や装備品などの消耗が激しく、ランダムマップの運次第ではクリアが難しい場合も珍しくありません。パーマデス設定にしなければ死んでも直前のターンで再会できるので、何度も試して生き残る道を探し出しましょう!




ゾンビアポカリプスが舞台の『Terminus: Zombie Survivors』は、ターン制システムでじっくりと先を考えながら生き残る道を探すサバイバルが楽しめます。ランダムマップとローグライクの組み合わせも好相性で、プレイごとに新たな発見と反省があり、しっかりと次回に活かせるのもリプレイ性を高めています。


ゲームとしても急いでターミナルを目指す、世界を探索して隠された道を探す、ひたすら崩壊後の世界で生き残るなど、色々なスタイルで遊べるのも嬉しいところ。会話などはないのですが、たまたま見つけた生存者がゾンビに追われているのを助けたりなど、意外なドラマも発生します。そんな時の“ロールプレイ”も楽しいですね。


プロファイル変更で進捗を最初から遊べるのも親切です。

プレイする事にアンロックされていく要素もあり、ある程度慣れたらより厳しい設定やチャレンジに挑むことも可能です。ゾンビがあまり強くないこと、サバイバル要素が少し厳し目なことのバランスも良く、とても懐の広い世界を楽しめます。クラフトサバイバルは好きだけど忙しいアクションは苦手、そんな人にもオススメの一本です!


トンネルで睡眠。道が塞がってるからむしろ安全。

なお、本作は日本語にも対応しています。Steamにて配信中の50ターン自由なプレイを楽しめる体験版も日本語対応済みなので、気になる人は是非ともプレイしてみてください!



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