ノーヒントでクリアしたら、きっと一生モノの思い出になる。泣く子も黙る超高難度ADV『Riven』をただ全力でオススメしたい【Steamウィンターセール2024】
Game*Spark / 2024年12月20日 22時0分
12月20日午前3時より、Steamウィンターセール 2024が開催されています。2024年を締めくくる最後の大型セールで、多種多様なジャンルのさまざまなタイトルをお得に購入できます。
Game*Sparkでは人気ジャンルのセール情報をお届けする特集記事を掲載していますが、本記事ではオススメタイトルを1本のみに絞ってご紹介。筆者ことキーボード打海が全力でレコメンドするタイトルは、2024年6月26日にCyan Worlds Incからリリースされた一人称視点アドベンチャーゲーム『Riven』です。
「Steamウィンターセール2024」特集記事はこちら!別記事でも述べたように、本作の物語を簡単にまとめると「Riven(リヴン)と呼ばれる異世界へワープした主人公が、そこに点在する奇妙な島を渡り歩き、謎を解き明かす」といったもの。一人称視点の3Dアドベンチャーゲームであり、実際のゲームプレイはよくある「脱出ゲーム」に近いかもしれません。
今回の記事で取り上げる『Riven』は1997年にリリースされた同名タイトルのリメイク版であり、謎解きなどが刷新されています。本作は高難度アドベンチャーの金字塔『Myst』の続編であり、要するに「シリーズ2作目のリメイク」ということになりますが、ちょっと強引なことを言うと前作である『Myst』やリメイク前の原作に触れていなくても、充分に楽しめます。
脳がはち切れそうなほど難しい謎解き
なにせ本作の面白さの源のひとつである「謎解きの圧倒的難しさ」は、シリーズの物語を理解していなくても楽しめるのです。前作である『Myst』のストーリーを理解していれば尚面白いことは当然ですが、未プレイであってもその歯応えのある謎解きは充分過ぎるほどに楽しめます。
本作の攻略には、紙とペンが必須。様々な謎が折り重なってプレイヤーの前に立ちはだかるので、机の上が殴り書きのメモだらけになっても不思議ではありません。そして「メモを取りまくる」という攻略の過程もまた『Riven』の物語の一部のように感じられ、ゲームプレイを通して探検家になったかのような気分を味わえることでしょう。
雰囲気が良過ぎて移住したくなる世界
あまりの難しさに、大きな進捗もないまま「リヴン」の島々を何時間も練り歩くことになるのも珍しくはありません。それでも多くの挑戦者を惹きつけている理由は「美しいビジュアルと世界設定」にあります。スチームパンクやSFめいたエリア、ジャングルのようなエリアでは、絶妙に実在しそうで実在しない架空のテクノロジーや生態系がプレイヤーを待ち受けています。ミステリアスかつ現実的な効果音も没入感を彩っていて、ただ練り歩いて世界を楽しむだけの「ウォーキングシミュレーター」として見ても、これまた充分過ぎる魅力を秘めています。
戦闘やチェイスはなし。歩いて走ってバルブを回せ
そんな世界でプレイヤーが取れるアクションは、「歩く(走る)」と「インタラクト」のみ。なかなか開かないドアがあっても殴って破壊することはできませんし、大ジャンプで崖を渡ることもできません。もちろん小刻み連続ジャンプで山を登ることも不可能です。
もうひとつだけプレイヤーができることを挙げるとするならば、それは「学習」です。まるで赤ちゃんが身の回りの環境から言葉をひとつずつ覚えるかのように、プレイヤーは「リヴン」という何もかも理解不能な異世界を練り歩き、そこにある様々な仕組みを学んでいくことになります。
いったい何を学習するのか……ということもネタバレになるため詳しい言及は避けますが、プレイを続けていれば「謎解きのコツ」を掴めるようになります。「何かが起きそうだから、とりあえずバルブを見つけたら回転させる」「隣にレバーもあったら、ひとまず押したり引いたりする」「それでもダメなら、バルブをもう一度回転させてからレバーを動かす」など、謎を解くためのトライアンドエラーの作法は否が応にも身につけていくことになるでしょう。
先述したように、この『Riven』は大したアクション性もない「一人称視点のアドベンチャーゲーム」ではありますが、ローグライクのようにプレイヤー自身が知識を蓄積し、レベルアップしていく達成感を味わえます。類を見ないほどユニークなビジュアルの異世界にほっぽり出され、手探りで「歩き方」を身に着けていく過程とその物語の結末は、きっとすべてのプレイヤーにとって最高の思い出になることでしょう。
とは言え、ヒントが欲しいときもある
ビジュアルや攻略のやりがいについて言及してきたものの、いざ遊んでみればぶっちゃけ謎解きがムズ過ぎてまじで無理で頭いたくなっちゃう瞬間もきっと訪れるはず。オリジナル版『Riven』はその難しさから多くのゲーマーを詰ませていましたし、筆者の知人でも「中学生の頃にオリジナル版を買ったが、クリアしたのは大学生になってからだった」と言うゲーマーがいます。そこで筆者がオススメしたいのが「対話型AI検索エンジンを利用した“都合の良い攻略ガイド”の錬成」です。
例えば「絶対にストーリーのネタバレをせず、ゲーム体験の魅力を損なわない範囲で◯◯◯の謎解きのヒントをくれ」とPerplexityのような対話型AI検索エンジンに尋ねれば、めちゃギリギリのラインでヒントをもらえるでしょう。「ノーヒントでクリアしたら間違いなく一生モノの思い出になる」ということは断言できますが、いざというときの糸口として覚えておくと吉です。
長い長い年末年始の休暇にぴったりな一人称視点アドベンチャー『Riven』は、Steamにて通常価格より30%オフの2,730円で販売中。前作『Myst』のリメイク版とのバンドルも、通常価格から44%オフの4,045円で販売されています。
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