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『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』煽り気味の皇帝にも注目!ザコとは違う圧倒的な七英雄との対峙【ゲームで英語漬け#153】

Game*Spark / 2024年12月22日 20時0分

前回は『ロマンシング サガ2』に登場する小物の中ボス連中でしたが、今回は皇帝の宿敵七英雄バトルです。さすがに大ボスだけあって台詞も堂々たるもの。噛ませ犬感のある中ボスと違って、やはり力を持っている分「圧」がありますね。英語版での会話は対クジンシーで結構変わっている内容になっており、今回はそこを中心に七英雄の名乗り部分を見てみましょう。


Dialogue/The Seven Heroes


I was wondering when you would arrive.
Welcome to my Floating Castle!
I assume that everything has been to your liking?


(Boring. Your hospitality needs work.)


My sincerest apologies.
At least take comfort in the fact we are at the end of the tour.
I must say, I pity you mortals. Your are always on such a tight schedule...
Fare-thee-well, Emperor!



  • Assume:推測する


  • Hospitality:もてなし


  • Pity:哀れむ


  • Mortal:人間(死がある存在)



いつ来るかと心配していたよ
ようこそ、我が浮遊城へ!
ここまで万事気に入ってもらえたかな?


(つまらん。貴様の持て成しは工夫が足りぬ)


これは誠に申し訳ない
旅ももう終わる せめて楽しんでいくといい
人間には同情するよ 君たちはいつも時に追われて生きる
ではさらばだ、皇帝よ!


I am Dantarg, one of the legendary Seven Heroes.
I lust after power, and power alone...power that the fiends here in this region can grant me.
Wagnas and Noel aim to exact revenge, but I could not care less about that.

It is naught but a mere distraction for me.
I crave naught but power. Power that I harvest from any foolish enough to cross my path.
With each fiend I absorb, the stronger I grow. And so the cycle repeats.
For your sake, let us hope you can break the cycle. Either way, I shall enjoy this!



  • Lust:渇望する


  • Grant:願いを叶える


  • Naught:無意味、無価値


  • Crave:切望する



俺は七英雄が一人、ダンターグ
俺はただ力のみを求める…この地の魔物が与えてくれる力をな
ワグナスとノエルは復讐を果たそうとしているが、そんなものはどうでもいい 俺にとってはただの気晴らしに過ぎん
俺はただ力が欲しい 立ち塞がる愚か者から奪い取る力がな
魔物と同化する度に俺は強くなり、ひたすらその循環を繰り返す
お前のために、この循環を断ち切れるよう祈ってやろうか 何れにせよ、楽しませてもらおう!


七英雄は寿命が長い古代人なので、ギリシャ神話「Immortal」、神々に近い存在と言えるでしょう。ワグナスは婉曲的で慇懃無礼っぽさも多少感じます。ちょっと感心したのが、ダンターグが「力を求める道を阻んでみろ」と、皇帝の力を侮っていない、むしろ倒してみろというニュアンスを含んでいるのが面白いところ。


I had begun to wonder if you had turned tail and fled.


(Worry less about my tail, and more about you own hide.)


Hmph, I’ve no time for your pointless squabble. Let us begin.
I, Kzinssie for the Seven Heroes, shall crush you into dust!


(Hiding behind your minions? And you dare call yourself a "Hero"!)



  • Hide:皮、隠れ場所


  • Squabble:口論



尻尾を巻いて逃げ帰ったかと思ったぞ
(我の尾よりも貴様の皮(隠れ場所)を心配したらどうだ)
ふん、的外れな御託などどうでも良い さっさと始めるぞ
おれは七英雄クジンシー、粉々に打ち砕いてやろう!
(手下の影に隠れ、それでも「英雄」と嘯くか!)


Is that truly the best you can do? I was hoping for more of a challenge.


(You’re not like the rest of the Seven Heroes.)


Indeed, I am not; I am orders of magnitude more powerful than any of them.
I wouldn’t blame you if decided to run...though your wouldn’t get very far.


(I will not run, for I have no reason to. Your power is only relative to those around you,
 and donning fur and fangs does not a wolf make.)


Insolent cur!



  • Order of Magnitude:桁違い


  • Relative:相対的


  • Donning:服などを身に纏う


  • Insolent:生意気な、不遜な


  • Cur:駄犬、野良犬



それで本当に全力か?もっと手応えがあると思っていたが
(貴様は他の七英雄とは違うようだな)
ああそうとも、俺は他の奴らよりも桁違いに強いのさ
逃げようとしても責めはしない…尤も逃げ切れないだろうがな!
(逃げるものか、逃げる訳もない 貴様は所詮雑魚を侍らせていい気になっているに過ぎん、毛皮と牙を纏ったとて狼にはなれぬ)
生意気な野良犬めが!


2度目のクジンシーのやりとりは、最終皇帝との口喧嘩が見物です。他は黙って聞いているのにクジンシーにはしっかり口答えするなど、格下扱いされっぱなしのクジンシーには微粒子レベルくらいは同情してやっときましょうか。ここは日本語版とは大きく異なっていて、「犬」の文脈を加えた会話が続きます。「Hide」のところはダブルミーニングになっていて、取り巻きの後ろに隠れているクジンシーを上手い皮肉で表しました。“and donning fur ~”のところはプライドを傷つける気満々で、これにはクジンシーもブチ切れ仕方なし。英語版の皇帝は結構煽り癖があるので、挑発の反応を比べてみてはいかがでしょうか。


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