待望の『ワーネバ』最新作のSteam版が登場！自由で快適、自分だけの生活が楽しめる『ワールドネバーランド エルネア王国の日々 Another Life Adventure』先行プレイレポ

アルティは、人生シミュレーションゲーム『ワールドネバーランド エルネア王国の日々 Another Life Adventure』のSteamストアページを公開しました。ゲームは2025年1月にリリース予定です。

本作は、架空の王国に移住して自由な人生を楽しむ箱庭ライフシミュレーションゲーム『ワールド・ネバーランド』シリーズの最新作。2015年にスマートフォン、2018年にニンテンドースイッチ向けにリリースされた『エルネア王国』をベースに、新たな要素を加えたPC向けの新たな生活が楽しめます。

Steam版では、グラフィック強化や操作性向上にくわえて、ニンテンドースイッチ版のDLCだった各種アイテムを同梱。さらに本作専用の肌色変更アイテム「スキンペイント」などの導入のほか、ゲームバランスを含むいくつかの調整が行われています。

本稿では、ついにPCでも遊べるようになった『エルネア王国』こと『ワールドネバーランド エルネア王国の日々 Another Life Adventure』の内容を紹介していきます！

なお、本記事ではアルティより提供されたSteamキーを用いています。

旅人は王国の新たな一員となる

『ワールド・ネバーランド』シリーズは「ゲームや映画の物語の舞台となっているファンタジーな世界に入り込んで自由に行動できたら……」をコンセプトにした人生シミュレーションです。プレイヤーは国の新たな住人となり、仕事や訓練、人々の交流などを重ね、やがて子どもへの引き継ぎなどもできる、一族の物語を紡ぎます。

シリーズは毎回舞台となる国が異なりますが、本作の舞台となるのは、美しい自然とさまざまな産業が栄えた、水と緑と魔法の「エルネア王国」です。プレイヤーはまず自身の分身となるキャラクターの見た目や性格、そして姓名を決定していきます。この時に決定した姓は一族のものとなり、家族や子孫に受け継がれていくものです。

ゲームは、プレイヤーがエルネア王国の波止場に到着するシーンからスタート。まずはチュートリアルとして、旅人案内役である酒場の「ウィアラ」から基本的な操作のほか、採取や買い物、探索や戦闘、友達の作り方といった王国内での過ごし方をクエスト形式で学んでいきます。

本作の主人公は「旅人」として国を訪れていて、滞在期間が一年間と定められています。もし長期滞在を望むのであれば、滞在期間中にこの国に帰化申請しなければなりません。帰化のためには5,000ビー（通貨）が必要ですが、チュートリアルクエストやNPCクエストをこなしていけば自然と貯まっていきます。

お金が貯まったら図書館にいる「ミアラ」を通じて申請を行います。無事に移住が決定すると、個人向けの住居と農地が与えられ、王国での新しい生活がスタートするのです。

国民になれば服装も変わります。

釣りも農業も魔物退治も！王国の自由な生活を満喫

エルネア王国はいくつかの地域に分かれています。各地域には活気のある市場や国民の大切な仕事場である農地、自然豊かな滝、奥地に魔物がいる森や鉱山など、多彩な地域があり、人々が思い思いのままに仕事や遊び、訓練などに活用しているのです。

プレイヤーは川で釣った魚や農業で収穫した野菜などの産物を納めたり、魔物のいるダンジョンの探索をクリアすることでポイントを獲得できます。ポイントは仕事量に値するもので、高ければ多くの給与をもらえたり新たな職業へのルートも拓けるので、まずは国の生活に慣れながら色々な作業をやってみるのもオススメです。

プレイヤーには「ハヤサ・チカラ・ココロ」のステータスがあり、それぞれ戦闘やダンジョン探索に大きな効果を発揮します。ステータスはダンジョンクリアや食事、特殊なアイテムなどで上昇。また、生まれ持った素質や装備している武器など、さまざまな要因でボーナスも得られます。

本作の戦闘はターン制で、プレイヤーは自分のコスト内で攻撃方法を選択します。扱える武器種には剣・魔銃・斧の3種類で、それぞれに相性や独自のスキルも用意されています。スキルは使えば使うほど鍛えられますし、ダンジョンなどで新たなスキルを獲得できることもあります。

もちろん仕事や探索をせずに、思うままに釣りや採取、デートなどを楽しむのも自由です。ただ、王国内には一部の条件を満たさないと入れない場所もあったりするので、作業や交流を通じて“自分のやりたいこと”が自然に見つかっていくと思います。

職業体験もできます。

難しいクエストを達成すれば特別なアイテムも

たまには休憩も大切ですね

ワーネバは「繋いでいく」物語

本作で最も重要なのはキャラクターとの交流でしょう。『ワールド・ネバーランド』では、ゲーム開始時やゲーム中に登場する多くのNPCたち（新規ゲーム開始時にいる住人たちは数パターンの構成から決定されますが、それ以降に登場する子どもや、新たな住人候補として国に訪れる旅人はランダムで生成されます）が、それぞれ自分たちの生活を送っています。その生活の中にプレイヤー自身が飛び込むことで、新しいドラマが生まれていくのです。

チュートリアルクエストでは、キャラクターと仲良くなったり、恋人や親友になることを目的としたものがあります。プレイヤーが話しかけ、一緒に採取や探検を行ったり、プレゼントをあげたりしていくうちに、やがて二人の仲は深まっていくのです。

ゲーム内では恋人と結婚して子どもを授かり、やがて成長したらプレイヤー権を引き継がせることもできます。代替わりしていく中で、親の跡を継いだり、簡単にはなれない職業を目指したりと、繋がり続ける世界を満喫するのも『ワールド・ネバーランド』の醍醐味と言えるのです。

なお、ニンテンドースイッチ版のキャラクターを、Steam版に移住させることもできます。移住はパスワード式で、自分だけでなく友人キャラクターなども移住できるので、お気に入りの自分自身やNPCキャラクターを組み込むこともできますよ（能力や装備などは一部調整も入ります）。

自身やNPCを他のエルネア王国へ！

女王と仲良くなることも。

便利機能も満載で快適生活！

ゲーム内では王国内の生活を便利にするさまざまな機能も搭載されています。代表的なものとしては、国内の好きなエリアを指定する「自動移動」で、ショートカットなどを駆使して素早い移動が可能です。また、指定したNPCまでの自動移動や、クエストなどで入手できる転移石で登録した場所にワープすることも可能です。

ニンテンドースイッチ版のDLCだったアンクレットを入手することで、移動速度を大幅にアップできます。仕事やデートで移動することが多い本作では、移動速度を上げることでより快適な生活ができるのです。エルネア王国はとても広いのですが、こういった移動サポートによって迷うこともありません。

もちろん恒例の「おーい！」もあります

ダンジョンの自動探索や自動戦闘などの機能も

Steam版では、見た目やヘアスタイル、肌の色なども比較的簡単に変更が可能で、おしゃれさにこだわったり、ちょっと変わったコーディネートを楽しめます。もちろんSteamクライアント側のスクリーンショット機能や映像録画機能なども今作では使えますし、操作はコントローラーで行えます。先行ビルドでもその点についてはかなり快適なプレイが満喫できました。なお、キーボードのみには対応していますが、マウスやキーボード+マウスには非対応です。

ただし、今回のビルドではPCゲームとしては決して無視できないフルスクリーン/ウインドウの画面切り替えなどの細かなゲームオプションがなく、オプションは音声調整とキャラクターの名称表示の設定だけで、一部UI周りに気になる部分もありました。コントローラーのキーコンフィグはSteamで先行して販売中の過去作2つと同様にSteam自体のUIを通じて行います。ただし今回はキーボードのエミュレーションを用いた対応ではなく、実際にAPIがゲームに組み込まれた形に改良されています。（コントローラーの使用にSteam入力の利用が必須になることは過去作同様です）

開発によれば、現時点で不足しているうち、ある程度の部分はすでに発売日までを目標に修正を検討しているということなので、発売頃にはより遊びやすくなることが期待できそうですね！

朝に食事を摂るとカットシーンが流れます

季節の行事にもちゃんと参加しましょう

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2015年にスマートフォン向けに配信、その後ニンテンドースイッチ版もリリースされ高評価の『ワールドネバーランド エルネア王国』が、ついにPCでもプレイできるようになりました。新たな要素や調整によってゲームプレイに違和感はなく、快適な王国生活が楽しめます。

エルネア王国での生活はとにかく自由です。気が向くままに釣りや採取をしたり、ひたすら己を鍛えたり、片っ端からキャラに話しかけて友達を作りまくったり、その行動に不正解はありません。遊んでいるうちに“やりたいこと”が自然に見つかれば、それはプレイヤーの生き方なのでしょう。

これまでの『ワールド・ネバーランド』シリーズファンにも嬉しい要素が多く、旅人からシリーズ前作『ククリア王国』の名前が出たりすることも。個人的にはお墓などで祈る際に、シリーズ初期からお馴染みの「あの音」が聞こえるのも推しポイントです！

『ワールドネバーランド エルネア王国の日々 Another Life Adventure』は、PC（Steam）向けに2025年1月リリース予定。“自由”で“繋がっていく”、最高の王国生活を楽しみましょう！なお、他機種版との比較を示したスクリーンショットなども本日12月26日に公開されています。