【特集】長期休暇に遊びたい「歴史的クラシックゲーム」3選! この時代にこんなすごいことを…と感動しよう
Game*Spark / 2024年12月30日 12時0分
2024年から2025年にかけての年末年始は、最大9連休になるケースもあるほどの長期休暇です。ハードコアゲーマーであれば、腰を据えてガッツリ遊ぶ時間としては最高のタイミングなのではないでしょうか。
筆者は歴史と共にクラシックゲームを辿るのが好きなのですが、特にマイルストーンとなったような作品をプレイすると「この時代にこんなことができたのか……!」と胸が熱くなる瞬間があります。本記事では、そんな偉大さが感じられるクラシックゲームを3本ご紹介します。
【2024年~2025年】Game*Spark年末年始特集はこちら!『DOOM + DOOM II』(60%オフ 553円)
初期のFPSを形作った作品のひとつが『DOOM』です。eスポーツシーンを築くピースのひとつにもなったマルチプレイでの熱いデスマッチ、改造を受け入れやすい作りにしたことによるMod文化の発達など、偉大な点は枚挙に暇がありませんが、今遊んでもFPSとしてかなり面白いという点でもオススメしたいです。
未プレイの方は「悪魔を脳筋で撃ちまくる爽快ゲーム!」という印象があるかもしれません。しかし実際は多数存在する敵ごとに攻撃方法や効きやすい武器が緻密に設定されており、マップを探索しながら遭遇した敵になるべく被ダメージを抑えつついかに効率的に倒すか、どの武器を使うかを考えるアクションと戦略性が融合したハイレベルな作品なのです。
この最新バージョンでは、第1作目と第2作目、そして外伝的な拡張作や外部ユーザーやスタジオが作成したミッションパックが大量に収録されています。中には元開発者のひとりであるジョン・ロメロ氏が手掛けた「SIGIL」も入っているので、永く楽しめるパックになっています。
『Fallout』(75%オフ 245円 初期作バンドルは495円)
近年『Fallout』シリーズで特に親しまれているのは、ベセスダ・ソフトワークスの『3』以降の3D作品でしょう。『3』以降しか遊んだことがなかった筆者は2024年に日本語化Modを導入して初代『Fallout』をプレイしたのですが、多くの人が想像する『Fallout』の印象的な部分をすでに完成させていたことに驚かされました。
画面は斜め見下ろしでグラフィックは2D、戦闘もターン制と見た目こそかなり違いますが、Vaultから外の世界へ出ていくという導入、V.A.T.S.のような部位狙いシステム、ブラックなユーモアに満ちたNPCたち……そしてVault-Boy。この世界を形作るものをすべて味わえますし、Shady Sandsなどドラマ版で登場するロケーションの過去の姿が見られるのもワクワクします。
これを遊ぶと、『3』はベセスダが強烈な愛を持って作り上げたファンゲームなのではないか……と思わせるほどすでに『Fallout』像が出来上がっている本作。少し操作やシステムに慣れは必要ですが、今遊んでもしっかり面白いです。
『Atari 50: The Anniversary Celebration』(45%オフ 2,255円)
ゲーム会社「ATARI」。名前くらいは誰でも知っているかもしれませんが、当時アメリカでどのような存在感があり、『PONG』以外に何を作ったか……皆さんご存知ですか? そんなATARIの歴史を深く学べる作品が『Atari 50: The Anniversary Celebration』です。
アーケードやATARI 2600のヒット作からLynx、Jaguarなどの珍ゲーム、未発売に終わった作品が楽しめるのに加え、当時のマニュアルや資料、チラシなどを収録。ここまでなら他のクラシックゲームコレクションにもある機能ですが、本作はノーラン・ブッシュネルをはじめとした当時の関係者や業界人を招いたインタビュー映像もたっぷり収録されているのがポイントです。
創業当時の話からアタリショック、伝説の低評価ゲーム『E.T.』の埋立地廃棄(残念ながらプレイは不可)、当時マリファナを吸いながら開発していたというエピソードまで、かなり切り込んだ内容もあります。どこを見ても貴重な資料ばかりの、まさに「遊べるドキュメンタリー」な本作でATARIの歴史を学びましょう。
なお、本作のフォーマットを用いた作品として、『メイキング・オブ・カラテカ』『Llamasoft: The Jeff Minter Story』『テトリス フォーエバー』が挙げられます。どれも胸熱な内容なので、同時に購入して年末はゲームの歴史に浸りましょう。
3選といいつつ、何本も入っているゲームを選んでしまいましたが……ゲームの歴史が好きな人ならどれも感動できるはずです。ゲームが発展してから実に45年以上の歴史がありますが、語られがいのある歴史もその分たくさんあります。
クラシックなゲームを遊んで、かつてのゲーム業界がどのようなものだったか、その作品はどうすごかったかに思いを馳せるのも楽しい休暇になるのではないでしょうか。
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