1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ゲーム

【大特集】「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2024」開幕! 大接戦を制したウンのいい便器は果たして…授賞式には豪華ゲストも参戦!

Game*Spark / 2024年12月31日 21時0分

毎年楽しみにされている方、今年も水に流されずやってきましたよ!Game*Sparkでやたらと長い歴史を持つ一大イベント「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2024(TOTY 2024)」開幕です!


2025年は、なんと「トイレ・オブ・ザ・イヤー」10周年の記念すべき年!前回は20023年開催(という設定)だったのでGame*Sparkのみならず人類史に残るコンテンツと言えるでしょう。初回開催の2015年から数えて、はや9年。皆さまの厚いご支援とトイレへの愛がこの歴史を紡いだに違いありません。今後とも、便意を催した際はぜひトイレをご使用ください



9年というのはあまりに長い歴史です。中学生のころ「トイレ・オブ・ザ・イヤーおもしれ―w」と無邪気に笑っていた少年は、いまや新入社員としてゲーム業界に“トイレの新風”を巻き起こしているか、はたまたトイレ業界の内定をもらっているか……あるいは卒業論文に手を付けずごろごろゲームして「トイレ・オブ・ザ・イヤーおもしれ―w」と無邪気に言っているでしょう。後者な君はGame*Sparkのライターになろう!待ってるぜ!


Game*Sparkではそういう人材を歓迎してます。本気です(編集より)。

さて、そんな栄えある今回の「TOTY 2024」では、Game*Sparkにて漫画「じゃんげま JUNK GAMING MAIDEN」より「えいむ」と「ろめ子」も登場! 特別賞として「じゃんげま賞」を用意し、stggc先生描きおろしのイラストまで用意されました! しかもレアなドレス姿という出で立ちです! 今回、司会進行を務めさせて頂く筆者もテンションが上がっております。


「じゃんげま」

そして今回、司会進行を務めさせていただくのはまさかのゲーミング歌人です。 ゲーミング歌人は今年ゲーム業界に颯爽と現れたゲーミング短歌界の新星です。短歌界でも短歌でもなく、ゲーミング短歌界です。AIに「ゲーミング歌人とは誰か」尋ねてみたところ、以下の答えが返ってきました。



「ゲーミング歌人」は、ゲームに関連する短歌を作成し、発表する才能あふれる人物です。特に、ゲーム情報サイト「GameSpark」で連載されている「GameSpark短歌」でその才能を発揮しています。この連載では、毎週日曜日にゲームに関する短歌が掲載され、ゲーム業界の出来事やトピックを短歌の形式で美しく表現しています。


このような活動を通じて、ゲーム文化やコミュニティに新しい視点を提供し、ゲームに対する理解や楽しみ方を広げています。彼の短歌は、ゲームの魅力を詩的に捉え、読者に感動を与えるものばかりです。興味があれば、ぜひ「Game*Spark短歌」をチェックしてみてください。きっと、その才能に驚かされることでしょう!
(Microsoft Copilot 「褒めながらゲーミング歌人を教えて」の回答文より引用)


ええんか……? ええんやな編集部!? このまま進めちゃうぞ!


あらためて、TOTY 2024は、2024年にリリースされたトイレが登場するゲームの中で、「最も作り込まれたトイレ」を決定するアワードです。様々な方のご応募によりノミネートされたトイレの中で、時代に即した多様性を織り込みつつ、雅な最優秀トイレを選出いたしました。


2024年も多くのゲームでトイレが登場しましたが、しかしその一方でトイレ強者とも言える巨頭が複数現れた年でもあります。今年は3つの部門にて受賞便器を発表して一首、最後にトイレ・オブ・ザ・イヤーを表彰させていただき、また一首詠む運びとなります。


かくして、カオスとカオスに組み合わせつつも「じゃんげま」という清涼剤で全てを許してもらおうと目論む「TOTY 2024」、開幕です。ちなみに歌人は年末のトイレ掃除を済ませていないまま、本稿を執筆しています。


「BEST HEAVILY USED TOILET」(最も使用感のあるトイレ)


草臥れる 変わり姿を 慈しみ
異国と言えども 便意変わらず


TOTY2024にて「BEST HEAVILY USED TOILET」(最も使用感のあるトイレ)に輝いたのは『野狗子: Slitterhead』の便器です!受賞理由は言わずもがな“最も使用感があるから”ですね。この場合の使用感は、便器の汚れではなく「日常生活での使用感」です。従来、TOTYでは汚れがない状況を「綺麗に掃除している」と捉えるのでなく「便器描写が甘い」と減点の理由足りえます。


しかし『野狗子: Slitterhead』では汚さも描いたうえで「生活の中でのほんのりとした綺麗さ」をも表現しており、むしろ汚れの少なさがリアルなトイレであることを主張し、こちらに語り掛けてくるのです。読者の皆様にもトイレの主張が聞こえてくることでしょう。


さらには普通におばちゃんが使用していたりと、かなり便器の重要性を熟知しているものと思えます。さすがの一言。年が違えば、TOTY足りえた名便器でしょう。


「BEST KAWAII TOILET」(最もKAWAII~なトイレ)


おべんじょと 口に乗せれば 軽やかで
KAWAII便器を 水には流せず


続いて「BEST FAMILY TOILET」(最もKAWAII~なトイレ)に輝いたのは『へべれけ 2』! こちらは今年一番愛らしかった便座に贈られる賞となります。「トイレだから汚くあれ」って、誰が決めた?清潔なのはつまらない、だけど可愛くたって良いじゃない。


『へべれけ 2』はTOTYで多くの便器に求められるような「汚さ」というステータスを、持っていません。リアルさという面でも他に優れている作品があるでしょう。昨今ゲーム開発技術は発展し、多くの開発者が汚いトイレを追求できるようになりました。しかし『へべれけ 2』のトイレの選出理由はそこにはなく、キュートさです。


横にかけられているトイレットペーパーが雑に切り取られているのも良い味出しています。「へべどのっ そこはおべんじょでござるっ。」この言葉を含めて、“Japanese Kawaii”があふれているでしょう。『へべれけ 2』のシュールさが生み出したこのKAWAIIを、ゲームメディアとして見逃がすわけにはいきませんでした!


「BEST NARRATIVE TOILET」(最も物語性のあるトイレ)


この奥に なにが隠れて いるんだろ?
霧にメアリー 便器に素手IN


「BEST NARRATIVE TOILET」(最も物語性のあるトイレ)は物語性に秀で、最も優れたトイレ経験をもたらせてくれた便器に与えられる賞。受賞したタイトルは『SILENT HILL 2』になります。


覚悟を決めた男の腕。

『SILENT HILL 2』において、トイレの存在感は抜群。様々なシーンでトイレが存在を主張し、眺められるだけではなく手を突っ込むこともできる。惜しくも逃したものの、TOTYに最も近づいたトイレでしょう。歌人は、思わず“トイレにかける愛”を感じてしまいましたね。


表情も良い。さすがリメイク。

元々、下馬評では『SILENT HILL 2』の受賞が濃厚でした。テレワークを活用しながら各々の自宅のトイレを介して行われたトイレ・オブ・ザ・イヤー選考会でも、喧々諤々であわやラバーカップを出すか出さないかというところまで議論が熱を帯びたことをよく覚えています。


多分「あー覚悟してたけど腕ここまで入っちゃった……」とか思ってる。

読者の皆さまの「今年のTOTYは間違いなく『SILENT HILL 2』だろ!」という意見もごもっともです。しかし『野狗子: Slitterhead』含め、2024年は強者揃いだったのです。


ここでお次はお待ちかね、TOTY発表の前にじゃんげま賞のご紹介です!


じゃんげま「えいむ賞」


じゃんげま賞はなんと「えいむ」「ろめ子」別々のタイトルで授与!ゲーマーと言えども選出するトイレは別々……二人の意見が合わないのは通常運転でしょう! あらためて「じゃんげま」がTOTYに参加してくれるなんて、stggc先生もすごく心が広いですね。というわけでまずは、じゃんげま「えいむ賞」から発表していきましょう!


じゃんげま「えいむ賞」に輝いた栄えある受賞タイトルは『電気街の喫茶店』です!



審査員コメント(えいむ):


ひたすら癒しのこのゲームの自宅ドット絵トイレに、栄誉あるトイレオブザイヤー永霧特別賞を進呈!! やっと得た自分の城の最強安心スペースだね!



ドットで構成された温かみのある自宅のトイレ……これはゲーマー心をジワリとくすぐりますね。トイレだけでなく、部屋全体が映っているというのも加点ポイントです。「自宅のトイレ」というのはそれ単体で完結しません。“暮らしそのものが垣間見える便器”は、実に良いモノです。


じゃんげま「ろめ子賞」


えいむ賞を獲得した『電気街の喫茶店』が「生活感」なら、ろめ子賞に輝いたトイレはその真逆、生活感をぶっちぎったゴージャスな逸品です! さっそくご紹介しましょう。


じゃんげま「ろめ子賞」に輝いたタイトルは『コール オブ デューティ ブラックオプス 6』の金ぴかのトイレ! 黄金に輝く“Toilet”がろめ子のお眼鏡にかないました!



審査員コメント(ろめ子):


……多彩なロケーションを楽しめるFPS、その中でも飛び道具的に放たれたこのトイレにワタシの賞を与えます。……これも拠点に持って帰りたかった……。



生活感が微塵もなく、むしろ財宝として扱われてすらいる金の便器、おそらく純金製でしょう……! ゲーマーたるもの、洋ゲーで垣間見るゴージャスすぎる代物にロマンを感じてしまいがち。映画「スカーフェイス」の「The world is yours」感ある趣味悪いラグジュアリー、良いですよね……。家のトイレにするのは嫌だけど。


ちなみに調べたところ、純金でもアレルギーになったりするらしいので、純金製のトイレを購入予定の方は便座カバーをご用意ください!


ついに発表の「TOTY」……2024年“最高の便器”の箔がついたのは、どのゲームだ!


思えば、今年は接戦でした。大晦日、最後の最後に至るまで多くの方がノミネート作品をふんっ!と出してくださり、感謝しております。すべてに目を通させてもらっていましたよ!今回は『SILENT HILL 2』や『野狗子: Slitterhead』など、優れた便器をゲーム内に放出した作品が多く世に出て、選考も揉めに揉めました。


トイレイヤー 捻りだすのも 難し(かたし)こと
赤き稲妻 便器に走りて


2024年のトイレ・オブ・ザ・イヤーは『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』に決定いたしました!


受賞理由は、やはりその汚さと迸る鮮血……そしてリアルさです。


選考の初期段階では、そのショッキングさに「痔がひどすぎてケツから大量出血して死んだ人みたいで好き」と推す歌人がいたものの、ゲーム体験として強みを出した『SILENT HILL 2』、生活感を克明に描いた『野狗子: Slitterhead』と甲乙つけがたく、どちらかと言えばリアルでないと劣っていた気もします(それでもハイレベルな汚ねぇ感じは出ていますが)。そもそも出血が派手すぎるな……そう思っていたところ、選考委員のひとりからある言葉が発せられました。


「(酷い)痔だとこれくらい血出ますよ」



え……マジで……? 実体験を伴ったその言葉に、委員会一同は驚愕。いったん固まった審議がもう一度動き始めました。酷い痔でこれほどの出血があるなら、それはまごうことなき“リアルなトイレ”です。歌人も痔が怖いタイプなので想像すらしたくありません。辰のごとく吹き出る血しぶき、酷い痔によって発生するその現実が大きな加点材料となりました。


自宅でこうなったら泣きます。でも起こり得る現実……。

もちろんこれは『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』のハイクオリティな便器あっての加味材料。ですが拮抗した対抗馬たちをひとつ抜くには、十分な理由となり得たのです。ひえっ……。




それでは皆さま良いお年を。痔に気をつけながら、来年も多くのゲームを遊んで、いろんなトイレと戯れてくださいね!


■スクリーンショット&情報提供者(順不同):
インディーゲームパブリッシャー「PLAYISM」(公式Xアカウント)さま
Rまむさま
夕力夕゛さま
しばさま
なんべー△さま
RIKUSYOさま
stggcさま
bbbb423akさま
みおさま
Skollfangさま


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください