『デビル メイ クライ5』戦闘曲をSpotifyで再生するとカバー曲にすり替わる現象、公式が対応を表明も元の作曲者は“そういう問題ではない”

2024年12月中旬より報告されていた、“Spotifyで公式に配信中の『デビル メイ クライ5（以下、DMC5）』のボーカル付きBGM「Bury the Light」を再生しようとすると、非正規登録の楽曲が再生されてしまう”現象について、ゲーム公式SNSアカウントは修正対応を依頼している旨のアナウンスを出しました。

公式が対応に乗り出すも元の作曲者は“そういう問題ではない”と表明、その背景とは

本現象は、『DMC5』の『Special Edition』またはDLCを導入するとプレイできる「バージル」の戦闘曲「Bury the Light」をSpotifyで再生すると、公式のリンクにもかかわらず、本来とは違う“誰かのカバー版が流れる”というものです。記事執筆時点でもこの現象はまだ確認できますが、ゲーム公式SNSアカウントは「リンク不備」と説明しており、「現在リンク先の修正についてSpotifyに対応を依頼しております」と告知しました。

しかし本対応について、作曲者のCasey Edwards氏は不満を表明しています。実は『DMC5』に関しては、過去に「Bury the Light」だけでなく同作楽曲「Devil Trigger」のシングル版もSpotifyから削除されている件が報告されていました。

両楽曲は合計で約1億8,000万の再生回数を達成していたのもあってか、Edwards氏は以前から削除そのものに不満を見せる態度を見せており、今回も公式SNSのアナウンスを引用する形で「リンクの問題ではない」と発言。“両楽曲のオリジナルのシングル版がカプコン・レーベルのセルピュータによって削除された”として、「両楽曲を復活させ、過去のメタデータと統計を正しい形で繋げてほしい」と求めています。

なお、執筆時点で「Bury the Light」をSpotifyで再生すると「Edwards Archive」なる名義のバージョンが再生されますが、「Devil Trigger」についても同名義のバージョンの存在が有志により報告されていました（執筆時点で公式リンクからは確認できず）。

ちなみにGame*Spark編集部ではゲーム発売元のカプコンに対し、“当初Spotifyで配信されていたバージョンの「Bury the Light」と「Devil Trigger」が削除されていること”などについて2024年12月に問い合わせていますが、記事執筆時点で回答はありません。