魔王討伐後の勇者「タックス」に立ち塞がる“確定申告”―ファンタジー世界で税金を学べる『確定申告を頑張るRPG』プロローグをブラウザで無料公開

クリエイターのあをにまる氏は、税金の支払いに喘ぐ勇者の苦悩を描く『確定申告を頑張るRPG（白）』のプロローグ部分をブラウザ向けにPLiCyで公開しました。

魔王「コクゼー」討伐後の勇者「タックス」に待ち受けていた確定申告

本作は、魔王「コクゼー」討伐後の勇者の物語を通して日本の基礎的な税金の用語や仕組みを学べるRPGです。今回公開されたプロローグ部分は白色（イージー）版となっており、勇者「タックス」が仲間の「キャピタル」「ゲイン」と共に魔王を討ち取った後の苦悩を描いています。

魔王を討伐した勇者は報酬の5,000万円（マドカー）に胸を躍らせてファイナンシャル王国の王様のもとに向かいます。しかし、待望の報酬金が源泉徴収分が差し引かれた3,989万円となっていることに勇者は驚愕。税金に対して無知な勇者は旅の最中の経費を申告せず、王様から貰った支払調書も捨ててしまいます。

復讐に燃える魔王は税務署職員となり再び勇者の前に―ファンタジー世界に溶け込ませた税金の仕組み

勇者は仲間に約束していた1,000万円をそれぞれに渡した後パーティーを解散。宿屋のツケや防具のローンなどのお金の清算をしながら半年間を過ごし、ひとりぼっちで誕生日を祝っていた勇者でしたが、そこに打ち倒したはずの魔王が突如として訪問してきます。

勇者への復讐に燃えていた魔王は不法に税逃れしている弱点を突くために、難関の公務員試験に合格し税務署の職員となっていました。源泉徴収されていないクエスト報酬や贈与税の申告がされていない勇者の剣などにより3,000万円の課税額を突き付けられ、途方に暮れる勇者。本作では右も左も分からない勇者と税金を一から学ぶ物語の始まりを体験できます。

2022年に開発の開始が発表されていた本作。税金の仕組みをファンタジー世界に上手く落とし込んでわかりやすく説明しており、村では住人から税金に関する世知辛い話を聞くことが可能です。

『確定申告を頑張るRPG』プロローグ部分はブラウザ向けにPLiCyで公開中です。なお、令和6年分度確定申告は令和7年2月17日（月）から3月17日（月）までです。