デスクトップで始める「あいえるたん」との同居生活…！常駐型アプリ『Desktop Mate』はカワイイながらも“作業の邪魔にならないツボ”を抑えている【プレイレポ】

インフィニットループより『Desktop Mate』が1月8日に発売されました。本作はその名の通り、デスクトップ上で美少女アバターがぴょこぴょこと動いてくれる基本無料の常駐型アプリです。

アラームやマウスの方向に顔を向けてくれるなどの機能はあれども、基本的には「美少女がディスプレイに住まう」のみのアプリ……だけど、かなり良いです！ 本稿ではそんな『Desktop Mate』を使用したレポをお届け。さっそくDLCで「初音ミク」も登場し、ミクさんと暮らすPCライフをすでに堪能している方も多いでしょうが、無料の範疇で登場する「あいえるたん」も抜群にカワイイです。個人的には非常にぶっ刺さるアプリでしたが、どういうユーザーに向いているかなどを含め紹介していきます。

◆PCはロマンあふれる“自分だけの秘密基地”……その秘密基地に女の子を連れてくるのもまたロマン！

突然ですが、もはやPCはユーザーにとって“もうひとつの自宅”と言えるでしょう。ひとり暮らしでPCに向かう時間が多い方もいるでしょうし、そうでなくても自分用のPCは“ひとりの世界”……デスクトップをはじめ、自分なりのカスタマイズが許される領域です。

ここには自分しかいない。だから好きにカスタマイズをする。要するに“己の世界”なわけで、秘密基地的なロマンが詰まっているわけです……。そこに迎える「あいえるたん」という同居人！！ カワイイ！！

「あいえるたん」は開いたウィンドウに座ったりタスクバーに寝転んだりと、自由気まま。マウスで頭をなでると機嫌がよくなって、カーソルの方向に手を差し伸べてくれたりもします。

かつての「ペルソナウェア」や「お前を消す方法」でおなじみ「カイル君」など「アバターがデスクトップに居座ってくれるアプリや機能」は昔からありましたが、ここ数年までは下火になっていた印象を受けます。

もちろん『Desktop Mate』と同系統のアプリもあり、筆者もいくつか試してみたこともありますが、日本語での動作環境が有志の翻訳待ちだったり、「そこにいてくれるだけ」あるいは「やれることが多すぎていささかしんどい」と感じてしまうこともしばしば。重要なのは「目立ちすぎず、作業の邪魔にならないこと」でしょうね。その点で言えば『Desktop Mate』はこれらの条件をかなり満たしていると感じられます。

『Desktop Mate』はサイズ変更が可能で、大きめサイズから、豆粒くらいの極小サイズまで自由自在です。最小だと本当に小さいので、作業の邪魔にはならないでしょう。さらに気が利いているのは「画面端に持っていくと、邪魔にならないように隠れてくれる」ということ！

カーソルを画面端に持っていかない限り出てこないので、作業の邪魔になることはありません。あまりに自然と隠れてくれるので、ふとカーソルを持っていった際に「あ、忘れてた！」と驚かされるくらいです。

そして『Desktop Mate』の主な機能は、現状で「キャラ変更」と「アラーム機能」のみ。しかしこのアラームは工夫を凝らされていて“役に立つ”のです！作業の邪魔をするように飛び出してくるため、作業していた意識が必然的に『Desktop Mate』に持っていかれます。休憩時間を定めて仕事をしているのなら、役立つこと間違いなしでしょうね！

SteamのBig Pictureモード起動時

ちなみにフルスクリーンモードでゲームをしていても「あいえるたん」は前に出てきてくれます。筆者はデュアルモニターで作業をしているので、「ゲームをしていないディスプレイに避難してもらう」ことで対処しましたが、一旦『Desktop Mate』を消さなくてはならないのが切ないところ。

ただ、アクションやムービーが売りのゲームなら一旦終了させる必要があるかもですが、のんびりと遊べるシミュレーションなどでは特に問題には感じません。それに前述のように「画面端に隠れてもらう」ことも可能です。筆者は精神的恐怖を紛らわすために「あいえるたん」と一緒に『POOLS』へ遊びに行きました。

あまりの可愛さにPC起動時に自動で立ち上がってほしいなど願望が出てしまいますが、常駐型アプリとしてはかなり良い感じ。すでに登場しているミクさんをはじめとし、予定されているであろうDLCにも期待大ですが、なにより「あいえるたん」もかなりカワイイ。時折見せるジト目やちらりと見えるお腹などがもうたまりません！ 多分、これは筆者のPCの同居人になるだろうな……。

動作も軽量かつ基本無料ですので、気になった方は是非チェックしてみてはどうでしょうか。