【吉田輝和の絵日記】ビビリのおじさんが楽しむホラー間違い探し『UNHEIM』。年始ムードで恐怖を緩和する!
Game*Spark / 2025年1月13日 22時0分
新年第一回目の絵日記は、Lovely Bytesが贈るPC向けタイトル『UNHEIM』をプレイ!本作は、様々な超常現象が発生する家屋を監視カメラで監視し、異常を見つけたらすぐさま報告していく心理的ホラー監視ゲームです。
監視カメラの映像ってなんであんなに怖いんですかね。過去に、深夜のビルで監視カメラの映像をボケ~っと眺めるお仕事をしていたのですが、入社したての頃はあまりにも怖くて薄目で監視してました。主な業務は連絡が入ったら出動する仕事だったので、先輩から「監視カメラの映像は別にちゃんと見てなくていいよ」と言われて心底ホッとしていました。
◆車の中で異常探し!12時間の長い夜が始まる
主人公は超常現象を調べる調査家だ。超常現象が起きると言われている家屋を監視するため、家の外に止めた車の中で、監視カメラに映された家屋の映像をチェックするのだ。
全4ステージあり、それぞれに4段階の難易度がある。
操作に慣れるためにも最初は一番易しいサンクチュアリの難易度でプレイしてみよう。「実際の危険はないので、リラックスして異常を探してね」とあるので、この難易度では霊的なヤツは襲ってこないのだろう。さあ、最初のステージに挑むぞ!
車の中には、監視カメラの映像をチェックするモニターや、超常現象についての情報が映し出されたモニター、謎の電話機など、よくわからない機械でいっぱいだ。
チュートリアルによると、異常を発見したら電話のダイヤルを回して報告するようだ。
異常を感知する装置はオンにすると電力を消費するので、バッテリーが空になったらハンドルを回して手動で充電しなければならないらしい。ふむふむ。
現在時刻は18時で、異常は20時から発生する。まずは正常な状態を覚えておいて、物の配置が変わるなどの変化を見つけるゲームなんだな。
僕は記憶力が良いタイプではないので、覚えた端からどんどん忘れていってしまう。
そして20時になり、いよいよ本格的に調査開始だ。異常を見逃さずに報告し、朝の8時を迎えればステージクリアだ。
異常感知装置をオンにすると、微弱な反応があった。すでに異常が発生しているのか、反応が微弱なときはまだ発生していないのかどっちだろう。これって変わってる?
じっくり異常を探していると、モニターの電源が落ちて画面が真っ暗になった。これが異常か!?と思ったけど、異常感知装置を長時間つけっぱなしにしていたせいでバッテリーが空になっただけだった。ハンドルを回して充電しなければ!
しかし、ハンドルをいくら回してもバッテリーが充電される気配がない。それもそのはず。電源が落ちた場合はまずブレーカー的な物をオンにする必要があったのだ。
ブレーカーの存在に気付かずひたすらハンドルを回していると、突然ゲームオーバーになってしまった。モニターが真っ暗な間にも異常が発生しており、一定時間異常を報告せずにいるとゲームオーバーになるようだ。
遊び方はわかったし、今度は霊的なヤツが襲ってくる危険があるナイトメアの難易度にしてみよう。
超常現象をまとめたウェブサイトによると、この家屋に現れる霊的なヤツはヴェールの女と呼ばれる存在で、突然現れて襲いかかってくるようだ。ヴェールの女は姿を見られると逃げていくので、監視カメラをチェックしながらも車の外を見回して警戒する必要がある。こりゃ忙しくなりそうだな。
20時が過ぎ、異常発生タイムの始まりだ。今度は異常感知装置はつけっぱなしにせず、要所要所でオンにしよう。お、早速異常発見!
こちらは正常な状態だ。上のスクリーンショットと見比べてキミも異常を見つけてみよう。
異常の報告はこの電話で行う。まずは部屋の番号、その次にメモに書かれた異常の種類に応じた番号をダイヤルする。今回の場合だと、暖炉の上の瓶が減っていたので「物体の削除:30」だ。部屋番号は1なので、1、3、0とダイヤルを回して報告すると正常な状態に戻る。
異常の種類は、物体がプカプカ浮かぶ重力異常、引き出しが開くなどの移動、色や形が変わる変形など様々だ。
重力異常のある物体はプカプカと動いているので見つけやすい。サイズが変わっているのも見つけやすくて良いね。光の加減や色が変わるだけではなかなか気付きにくいので困る。
そうそう、ヴェールの女の襲来にも備えねば。コイツが現れる前には画面が乱れるので、予兆を見逃さずに車の窓から警戒を……と背後の窓の方を向く。
うお!めっちゃ近くにいるじゃん!姿を見られたヴェールの女はすぐに去っていった。
僕は怖いゲームや作品が苦手なんだけど、監視カメラの映像をチェックしているときは、ファミレスで間違い探しをしているときくらい気持ちに余裕があったのだ。しかし、ヴェールの女の襲来により、僕のビビリメーターは一気にマックスに達した。
僕のビビリメーターを少しでも下げるため、春の海(お正月によく流れてるやつ)を流しておめでたいムードを演出する。ふう……落ち着いたわ。
存在の異常であるスキンヘッドの子どもがメンチを切ってきているけど、ヴェールの女の襲来に比べたら可愛いもんだ。はいはい、5、1、2とダイヤルを回して報告っと!
その後、何度かヴェールの女の襲来に遭いながらも、なんとか朝8時を迎えてステージクリアだ!次のステージ……に行く前に、春の海をもう一回流しとこっと。
ゲーム内の1分は実際の1秒ほどなので、12時間は12分ほどの短さなのですが、最初のステージをクリアするのに現実の時間で2時間ほどかかりました。室内のどういう場所がどの程度変化するのか、異常の塩梅を見極めるのに少々手こずりました。
異常見極めのコツを掴んだんだから次のステージは楽勝……と思いきや、最初のステージがチュートリアルだったのでは?と思うほど歯ごたえある調査が楽しめます。4ステージクリアまでに10時間以上はかかりましたね。
数多くのホラー映画やゲームが生み出されている昨今では、あらゆる行動がフラグになりそうですが、春の海をBGMに出現する怪異はなかなか無いでしょう。そういった意味でもお正月ムードを出しながらプレイしたのは、ビビリの僕にとって正解でしたね。本作に限らず、怖すぎるゲームをプレイするときは春の海にお世話になろうと思います。
ここまでビビり倒していた僕が言うのもなんですが、他のホラーゲームと比べると恐怖度はそこまで高くなかったと思います。ただ、ビックリさせられる演出も少々あるので苦手な方はご注意を。
700円という低価格ですが、値段以上にしっかり遊べるホラー間違い探しゲームでした!
UNHEIMはPC(Steam)向けに発売中です。
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