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中世生活RPG待望の続編『キングダムカム・デリバランス II』経験と思考が重要な“じっくり”系の魅力はそのままに、改善された快適プレイで没入感アップ!

Game*Spark / 2025年1月14日 20時0分

Deep Silverは、Warhorse Studiosの手掛けるオープンワールドRPG『キングダムカム・デリバランス IIKingdom Come: Deliverance II)』を、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年2月5日リリース予定です。


本作は15世紀の中世ヨーロッパを舞台にした、ストーリー主導のRPG『Kingdom Come: Deliverance』の続編作品。プレイヤーは“並外れたことを成し遂げる平凡な若者”の主人公・ヘンリーとなり、オープンワールドで描かれる美しい世界でリアルな中世生活を体験していきます。


ゲーム内ではプレイヤーの選択と行動で、周囲の評価が大きく変化していきます。多くのクエストやイベントでは自身のステータスによって、戦闘や話術など複数の解法も用意されています。自由な育成やプレイスタイル、広大な世界に待ち受ける多くのクエストなど、真のRPG体験が楽しめる作品です。


本稿では、発売が迫る『Kingdom Come: Deliverance II』の先行プレビューとして、ゲームの序盤と魅力を紹介していきます!


いきなりの防衛戦!操るのは「あの僧侶」?


『Kingdom Come: Deliverance』の世界は、偉大な皇帝の死後に跡を継いだ“怠慢王”ベンツェスラウス4世が、弟であるハンガリー王のジギスムントに捕らえられ、混乱を極めたボヘミア王国が舞台。鍛冶屋の息子だった主人公・ヘンリーは、混乱に巻き込まれ両親と故郷を失い、やがて王国の戦士となる奇妙な運命が描かれました。


本作の物語は、前作と同じく1400年前半から始まります。ゲームはとある城が攻められているシーンからスタートし、プレイヤーは防衛軍の一員としてプレイすることに。ここで操作するのはヘンリーと思いきや、前作でも非常にインパクトの強い活躍(?)をしたゴドウィン神父です。


神父はクロスボウやポールアームで敵と応戦したり、城壁にかけられた梯子を外したりと奮戦しますが、やがて戦は劣勢に。その中で我らが主人公・ヘンリーが城外からの矢を受けて負傷してしまいます。「トロスキーに伝言を届けに行くだけだったのに」とぼやくヘンリーが回想に入る形で本編ストーリーが始まります。


序章が終わり、物語はヘンリーがハンス・カポン卿のお供としてトロスキー城へと向かう場面へ移ります。カポン卿は前作の地域の次期領主となる人物であり、その跳ねっ返りの強い性格で、ヘンリーと奇妙な縁で友人となった貴族。今作ではヘンリーと数人のお供とともに、トロスキー城に大切な書状を届けに行くようです。


道中ヘンリー達はトロスキーの兵士の一団に捕まり、相手の隊長を説得することに。ここで「兵士」「助言者」「斥候」という3つのプレイスタイルを選択し、それぞれのスキルを活かした会話で相手を説き伏せます。前作で色々な経験を経たヘンリーは能力が高く、ここでは無事に説得を成功させます。


何とか難を逃れた一行は、カポン卿の提案で野営を行うことに。愛犬・マットの世話をしたり、カポン卿と剣術の訓練をしたり、ダイスで遊んだり、和やかなムードで時間が過ぎていきますが、ここから物語が大きく動いていていきます。


突如の襲撃!すべてを失ったヘンリーの新たな冒険


食事を済ませたカポン卿は、ヘンリーを誘って近くの水場で水浴びをすることに。水浴び中に女性の声を聞いたカポン卿は、早速会いに行こうとするのですが、その道中で自分たちの野営が盗賊たちに襲撃されてしまいます。お供は殺され、大事な書状は奪われたが自分たちはパンツ一丁……最悪の状況です。


とにかくピンチを逃れようとする2人ですが、隠れている最中に襲われた女性を見てヘンリーが助けようとしてしまいます。結果として女性は助かったものの、2人は盗賊に追われることになり、逃亡劇の末にヘンリーは追手の1人と組み合って崖の下へ転落。なんとか命拾いした2人は森の民家で老婆に保護されます。


パトロールの人々に事情を説明するも……?

元気を取り戻した2人はトロスキー城を目指すことになります。ここまでの一連の流れを通じてゲームのプロローグは終了となり、オープニング映像が登場。しかし、ようやく到着した城では鎧もなく書状もない状態では使者と信用されず追い返されてしまいます。


なんとか任務を果たすために、領主であるフォン・ヴェルゴー卿に会うための方法を模索しなければなりません。こうして、ヘンリーの新たな冒険が幕を開けることになります。ちなみに逃走中に大怪我を負ったことで、ヘンリーはメインレベルやスキルが大きく低下するという形で冒険の“やり直し”になります。


色々ありました。

なお、野営や逃走劇の中で、前作でヘンリーが経験した出来事が回想として登場します。ヘンリーは両親や恋人との死別、出生の秘密や新たな恋人との出会い、そしてカポン卿との出会いなど、多くの内容が提示されるので、もし前作をプレイしていなくてもある程度は物語の流れをつかめるようになっています。


『キングダムカム』らしさはそのまま、より遊びやすく


本作のクエストの基本的な流れは、現地で手がかりや情報を集めていくのですが、その方法はとても多彩です。会話の選択肢は説得・威勢・魅了といった属性があり、プレイヤーの能力で成否判定が行われます。その結果によって新たに情報を得られたり、ときには戦闘が発生することもあるのです。


説得に失敗しただけではクエスト失敗にならず、新たな方法を探すことになる場合も。以前クリアしていたことが思わぬ助けになったり、なんの手がかりもないまま偶然進行することすらあり得る、幅の広さも大きな魅力です。前作でもアプローチの多彩さにより、高いロールプレイングを楽しめました。


『キングダムカム・デリバランス II』では対面の会話だけでなく、近くのキャラとの「返答」が大きな役割を担います。これは近くのNPCが近くを歩いているときに喋りかけてきた内容に対応するもので、例えば衛兵が近くに来た際に挨拶したりできます。「返答」によって会話が拡がったり、目的が変化することもあるようです。


「返答」はロールプレイング部分の面白さも大きく引き上げるもので、元々アプローチが多彩なゲームをよりバラエティ豊かにしています。ゲーム内では前作からUIや操作性も大きく向上し、ヘンリーの物語をさらに没入感の高いものにしているのです。


相手の言葉を肯定するか諌めるか?
模擬試合でお金を賭ける?

戦闘では攻撃方法や防御の操作がよりわかりやすくなり、松明の持ち替えも専用キーに変化。会話中の能力も見やすくなったほか、個人的にはフィールド上の草に引っかからなくなったことに最高の変化を感じました。色々な行動がシームレスに行えるようになり、確実に前作からの進化を感じられました。


生き方はどこまでも自由


本作はメインストーリーだけでなく、非常に多くのサイドクエストが用意されています。魔法や怪物が登場しない、リアルな中世生活をテーマにしたゲーム内でヘンリーはすぐに強くなれるわけでなく、色々な経験を経て少しずつ能力を強化していくのです。


ひたすら会話しまくって説得力を磨いたり、よりよい装備を揃えて“見た目”で相手を納得させるのも自由。衛兵を恐れないならば暴力や窃盗などの犯罪行為を駆使しても問題ありません。すべての行動が結果に結びつき、また、ヘンリー自身の成長につながっていくのです。


食事も体を洗うのも大切。

今回のプレビュー版では序盤以外に馬に乗れなかったのですが、前作でも馬を得ることで驚くほど行動範囲が広がり「このゲーム永遠に続くんじゃないだろうか」と思えるほどに、世界を探索するのが楽しい作品でした。今作でもごく一部の街だけでも多彩な会話やクエストのヒントを得られました。


導入部の城の防衛シーンがどうやって物語に繋がるかというのも非常に気になるところです。前作リリースから7年経って映像や演出はもちろん、ゲームも全体的に最適化されて快適なプレイもできた印象です。




『キングダムカム・デリバランス II』は、リアルな中世を描いたストーリー性の中で、多彩なアプローチで「自分だけの物語」を作り上げることができます。戦闘を含む難易度の高さも前作同様で、解法を考えながら自分を育てていく、じっくりと世界を拡げていく面白さを味わえそうです。


ヘンリーやカポン卿、ゴドウィンなどのキャラクターや過去をはじめ、前作をプレイしていた方が理解できる要素は多いですが、物語に絡めた丁寧な回想や説明も用意されています。魅力的な世界観や美しい風景を楽しむのもおすすめの作品です!


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