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セクシー路線が好評価も『The First Descendant』半年でSteam同接数が“9割”減少/『アサクリ シャドウズ』再び発売延期/日本人に何故か注目あびたインディーSRPG『Our Adventurer Guild』翻訳後の日本売上7倍に【週刊スパラン1/10~】

Game*Spark / 2025年1月19日 11時0分

2025年1月10日(金)~2025年1月16日(木)にGame*Sparkで公開された記事から特に読まれた記事トップ5をご紹介する週刊ゲムスパランキング、略して週刊スパランのお時間です。一週間のおさらいをしたい、忙しいから手早く知りたいという方にもおすすめです!


5位―「Ryzen 7 9800X3D」品薄の原因は「競合がひどい製品を発売したから」


昨年2024年11月15日の発売以降品薄が続く「Ryzen 7 9800X3D」ですが、その原因が「競合がひどい製品を発売したから」だとメディアとのセッションにてAMD幹部が回答したとのことです。



テック系メディアのTom’s HardwareはAMD幹部とのセッションの中で、供給不足が原因とみられる品薄を話題としたところ前述の回答が得られたそうです。回答を行ったAMDのFrank Azor氏曰く「自分たちが素晴らしい製品を生み出したという自信はあったが、インテルがあのようなひどい製品を売り出すとは露も思わなかった。」とのこと。



David McAfee氏はさらに「需給バランスが落ち着くよう、今年前半を通じてさらに増産を進めていく」としています。


4位―『アサシン クリード シャドウズ』再び発売延期、体験向上のため3月20日発売へ



ユービーアイソフトは、戦略的見直しの実施と2月14日に発売を予定していた『アサシン クリード シャドウズ』の発売延期を発表しました。



ユービーアイソフトは数か月前から経営陣による戦略と実行の見直しを進めており、今回の発表ではプレイヤー体験の向上、業務効率の改善、価値創造の最大化を目指して、グループの再編に向けた措置を講じると明らかにしました。


具体的な施策として、コスト削減と投資の選別的アプローチを強化し、2025-26年度までに固定費を2022-23年度比で年間2億ユーロ以上削減する目標を掲げています。



また、ゲームプレイの品質とローンチ時の体験向上に焦点を当てる方針の一環として、『アサシン クリード』シリーズ最新作『アサシン クリード シャドウズ』の発売を予定していた2月14日から約1か月延期。この追加期間で過去3か月間に集めたプレイヤーフィードバックをより良く反映させ、ローンチに向けた最適な条件を整えるとしています。


3位―“『サイレントヒル』風の操作は若い客に響かない”女学生ホラー『Welcome to Doll Town』デモ版配信停止&リリース延期



Bad Wish GamesのD42mon氏は、サイコロジカル・ホラー『Welcome to Doll Town - Episode 1』のSteamデモ版の配信を停止し、エピソード形式での予定を再考、そして2025年10月にリリース日を延期することをSNSなどで発表しました。


本作は、女学生が不気味な町「人形町」を探索するサイコロジカル・ホラーです。2025年1月8日にデモ版が配信され、エピソード1が同年2月14日にリリース予定だったものの一気に撤回されました。


発表によると、デモ版からのフィードバックを反映して、本作の方向性を大きく変えることを決定。ゲーム開発を立て直している間はSteamのデモ版を配信停止するうえ、エピソード形式については再考し、“完璧で洗練された体験提供に集中する”としました。また、新たなリリース日は“2025年のハロウィン”とされており、Steamストアページでは同年10月30日と表記されています。


なお同氏は当初、本作を『サイレントヒル』系と定義づけていた一方、デモ版でわかった点として“同作風の操作&メカニクスは若い客に強く響かない”と明かしているほか、“自分が思い描いていた没入感を作り出すには、目的とストーリーテリングをよりスムーズにする必要がある”とも説明しています。


2位―評判高いセクシー路線も歯止めにならず『The First Descendant』リリースから半年でSteam同接人数が“9割”減少


NEXONの運営する基本プレイ無料のルートシューター『The First Descendant』について、プレイヤー人口が半年で大幅に減少していることが海外メディアForbesなどで報告されています。



『The First Descendant』は2024年の6月末にリリースされたルートシューター。サービス開始時から数日で最大同時接続数が23万人を突破するなど記録的な滑り出しを見せ、初週で累計プレイヤー数が1000万人を突破するなど大きく賑わっていました。


アップデートも継続的に行われており、「シーズン1」「シーズン2」などシーズンごとのアップデートではさまざまなコンテンツや新要素も追加。一方で、大幅なプレイヤー数の減少にも悩まされており、SteamDBによると元記事執筆時点のピーク同時接続数は9,781人で、リリース時の264,860人という記録と比較してみると約96%も減少していることがわかります。



海外メディアForbesではプレイヤー数減少の要因として「シーズンごとに登場するキャラクターを実用的なレベルまで育成するのに膨大な時間やリソースが必要」という点や、「新しいキャラクターを使うことへの動機づけが不足している」という点を指摘。Steamのユーザーレビューではゲームシステムやグラフィックなどが高く評価されている一方、コンテンツや「やりこみ要素」の不足、マネタイズ関連など、継続してプレイヤーを維持するためには課題がまだ多く残っています。


1位―“日本人に何故か熱い注目あびたため”日本語実装のインディーSRPG、翻訳後の日本売上7倍に


ドイツのインディー開発者のGreenGuy氏は、自身が音楽と翻訳を除きほぼ単身で手掛けたSRPG『Our Adventurer Guild』について、2024年12月9日の日本語翻訳実装後、半月程度における売れ行きを明らかにするとともに、その翻訳に至った内情についての報告を行いました



ファンタジー世界を舞台にした同作は、亡き友人の遺志を受け、冒険者たちが集うギルドのマスターに就任したプレイヤーが、様々な冒険者を集めてパーティを結成させ舞い込む依頼を攻略、やがては友人の死の真相やその裏にある陰謀へと立ち向かっていく、ターン制の戦闘が特徴のシミュレーションRPG。


弊誌の取材に対し「世界で2番めに日本人に何故か熱い注目あびたため」として翻訳に至った経緯を説明していた同作。ゲーム内の文章量はおよそ20万単語と、翻訳にかかる費用は相当なものですが、実現したのは2024年4月12日のゲーム正式版の売れ行きがウイッシュリストからの想定の数字以上に好調であったため「賭けに出た」結果だと氏は語りました。



日本語実装後3週間ほどの12月末の段階では日本からの売上本数は7千本近くで売上額も計画時の7倍ちかく、ゲーム全体の売上に対して10%(Steamにおける日本語使用者は2.53%)を超えるほどになったとしています。




今週最も読まれたのは、『Our Adventurer Guild』についての記事に!さらに詳しい翻訳前後の経緯は元記事にて掲載していますので、興味がある方はぜひご覧ください。


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