リアルでも役立つ「シミュレーター」ジャンルのゲーム、といえば？

What game/sim prepares you SURPRISINGLY well for its real-world equivalent?
byu/pellevinken ingaming

海外掲示板Redditにて、「現実世界と同じくらい作り込まれてるシミュレーションゲームってあるの？」という投稿が話題を集めています。

さまざまな手法で「現実世界をシミュレートする」ゲームたち

トピックの投稿者は、そういったゲームが『Microsoft Flight Simulator』しか思い浮かびません……と述べています。同ゲームは多彩なコントローラーに対応してリアルな航空機操作を学ぶことができ（そこまでこだわると周辺機器などの環境構築に6桁円はかかるそうですが……）、また世界各地のランドマークや空港まで再現されているのも特徴の１つです。

この質問に対して、まず最初に例が上がったのがリアル系サブスクリプション型レースゲーム『iRacing』です。日本では馴染みのないタイトルですが海外ではリアル系レースゲームとして有名な同作。それぞれの車の物理的特性が再現されており、タイムを縮めるためにはその熟知が必要となるほか、このゲームで優秀な成績を収めたドライバーが実際のレースでプロを脅かすこともしばしばだとか。もちろん実際のプロレーサーも、練習に本作を使用することもあるといいます。

PS4/Xbox Oneで展開されている音楽ゲーム『Rock Band』の名前も挙がりました。本作はドラム・ギター・ベース・ボーカルのいずれかを選んでタイミングよく音を鳴らしていく音楽ゲームですが、本作のドラムのエキスパートレベルはそれぞれの曲の実際の演奏に忠実になっており、実際のドラムの経験者からすると「ゲーム的に叩く回数が減らされている低難易度よりも、曲に忠実なエキスパートの方が簡単に感じる」という意見が挙げられ、また「このゲームでドラム演奏を覚えました」という声も挙がっています。

「『World of Warcraft』でのレイド戦の指揮を執ることで、20～30人規模のプロジェクトマネジメントを学べる」という意見も挙がっています。同ユーザーは「20人のプレイヤーを説得して同時に戦闘に参加させ、ボスまで全滅させることを何十回も経験することを想像してください」と述べており、確かに中規模プロジェクトにおける人材やタスク管理、イレギュラー対応を学べるゲームだとは言えそうです。

意外なところでは「実際に職場で高圧洗浄をすることになった際、『PowerWash Simulator』の経験が役に立ちました」との声が見受けられました。但しゲームとは違い、「実際の高圧洗浄には時間がかかりました」という感想を漏らしています。

日本のゲームであれば、「シミュレーター」ジャンルではありませんが、日本全土の名産品・特産品やそれにまつわる事柄を学べるものとして『桃太郎電鉄』は欠かせないでしょう。筆者もこのゲームで日本の地理や各地の名産品をある程度覚えましたし、近年では『桃太郎電鉄 教育版』として全国の小学校の教育の現場で用いられているというのも頷けるものです。

---

読者の皆様にも、印象深い「現実をシミュレーションしているゲーム」はありますか？コメント欄でお伝えください。