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大変革を遂げる『オーバーウォッチ2』を先行プレイ!シーズン15で「パーク」を導入、新ヒーローはクロスボウ使いのダメージロール

Game*Spark / 2025年2月13日 3時30分

Blizzard Entertainmentは、人気タクティカルヒーローシューター『オーバーウォッチ 2』の2025年大規模アップデート計画を発表しました。シーズン15から導入される“パークシステム”と、シーズン16に実装予定の新モード“スタジアム”を中心に、アメリカのBlizzard Entertainment本社にて、これらの新要素を実際にプレイしました。


本稿では公開された新情報と実体験をまじえて紹介します。


170通りを超えるパークで戦術の幅が超拡大!


最も注目すべき新機能“パークシステム”は、試合中のヒーロー能力をダイナミックにカスタマイズできる画期的なシステムです。プレイヤーはマッチ中に様々な手段で経験値を獲得し、レベルアップに応じて、“マイナーパーク”と“メジャーパーク”を選択可能となります。 レベルはマッチごとにリセットされます。


マイナーパークは、クールダウン時間の短縮や能力使用後の移動速度向上など、既存の能力を微調整する効果を持ちます。これにより、戦術的な選択肢が増加することが期待されています。 一方、メジャーパークは各ヒーローの役割や可能性を劇的に変化させる強力な効果を提供します。


例えば、D.VAのパーク構成は以下のとおりとなっており、マイナーパークとメジャーパークから1つずつ選択できます。




  • マイナーパーク



    • BUNNY STOMP: メック召喚のダメージ範囲を50%増加


    • EJECTION SUIT: 緊急脱出!が一時的にオーバーヘルスを75付与する





  • メジャーパーク



    • SHIELD SYSTEM: 150ヘルスをシールドに変換する。ディフェンス・マトリックスで受け止めたダメージの25%分シールドを回復する


    • HEAVY ROCKET: マイクロ・ミサイルが発射弾数は減るがダメージと爆発範囲が強化されたヘビー・ロケットに交換される





このように各ヒーローにはプレイスタイルを大きく変える選択肢が用意されています。


一度パークを選んだヒーローから別のヒーローを選んだ場合はレベルは1から再スタートになりますが、レベルが高い敵を倒すと経験値ボーナスが発生します。元のヒーローに戻した場合は元のレベルに戻ります。 ただし選んだパークも固定されたままなので、状況に応じてパークは切り替えられません。


筆者がプレイしたところ、ダメージロールのヒーローは経験値が溜まりやすくパークによる変化を楽しめたのですが、マーシーはどれだけ回復しても経験値があまりたまらず、Eスキルでは経験値バーがピクリともしない悲しい事実に驚愕。


その場にいたパークシステム開発責任者のリードゲームプレイデザイナーのAlec Dawson氏に報告したので、本実装までに改善されることを期待しています。


新ヒーロー“フレイヤ”登場


シーズン15でデンマーク出身のバウンティハンター“フレイヤ”が追加されます。 爆発性クロスボウを主武装とし、ケープを使用した高い機動力と、敵を拘束するボーラを操る高度な技術を要するヒーローです。


フレイヤは左クリックのREVDRAW CROSSBOWでセミオートのクロスボウを連射し、右クリックのTAKE AIMはゆっくり移動しながら発射速度が高い爆発性の矢をエイムしながら発射します。


アビリティのQUICK DASHは任意の方向に移動し、発動するとTAKE AIMが自動でリロードされます。 UPDRAFTは上方にジャンプして緩やかに下降。パッシブのBOUNTY HUNTINGは「元オーバーウォッチで現在は賞金稼ぎ」という設定を活かし、5キルごとにアルティメットのチャージにボーナスが発生します。


アルティメットのBOLA SHOTは命中すると爆発するボーラを発射します。敵に命中すると付近にいる敵も引き寄せます。


フレイヤにも、もちろんパークが用意されています。




  • マイナーパーク



    • TRACKING BOLT: 敵に素早く通常矢を3回当てると敵の位置が4秒間判明する


    • BOUNTY COLLECTION: キルごとにアルティメットが2%溜まる。トドメなら4%





  • メジャーパーク



    • READY TO HUNT: UPDRAFTを使用すると一時的にQUICK DASHを消費せず1回使用できる


    • JOB'S DONE: 別々の敵5人にトドメをさすと、永続的にTAKE AIMのクールダウンが20%低下する





フレイヤは高いエイム力が要求されるヒーローで、筆者では扱いこなせまんでしたが、エイムと機動力と攻撃的なパークを組み合わせることで、アルティメットを高頻度で回すアタッカーが生まれるかもという楽しみもありました。


シーズン18で実装される新ヒーローチラ見せ


シーズン18ではもう1人は開発コードネーム「アクア」と呼ばれる中国のヒーローが実装予定です。 開発チームが「最も独特な能力セットの一つ」と表現する水を操る能力を持つことが明らかにされています。


戦略性とワチャワチャとスーパーパワーを追求した“スタジアム”


シーズン16から導入される“スタジアム”モードは、『ディアブロ4』を彷彿とさせるビルド構築システムを特徴とします。4ラウンド先取制(最大7ラウンド、開幕3連勝でフリーズ勝ち)の5vs5形式で、プレイヤーはパフォーマンスに応じて獲得したコインでMODを購入しヒーローを強化できます。


MODは武器、アビリティ、生存力の3カテゴリに分かれ、最大6個まで所持可能です。例えばジュノの場合、コモンMODでは「ヘルス+10、非戦闘中の回復が33%早く始まる」といった基本的な強化が、エピックMODでは「ヘルス+25、武器ダメージ15%アップ、武器でダメージを与えるとアビリティの効果が最大25%上昇」という大胆な効果が提供されます。


一度購入したMODは上位版と併用することも、売却して全額振り戻してもらうこともでき、各ラウンド開始時に懐事情と味方や相手にあわせてビルドを逐一改造できる楽しさがあります。


さらに、試合の進行に応じて解放される“パワー”により、各ヒーローの個性がより際立つようになります。パワーはコインを支払わず無料で獲得できます。ジュノのパルサー・トーピード関連だけでも3種類用意されています。



  • EXTRA TORPEDO: パルサー・トーピードの使用回数が1回増える


  • REACHARGED TORPEDO: パルサー・トーピードのヒット回数ごとクールダウンが1秒短縮される


  • MEDICINAL MISSILES: 回復が3秒間強化され、追加で30回復する。



MODとパワーの選択に困ったときは各ヒーロー向けにスタータービルドが設定されているので、ビルドの感覚を掴んでみましょう。


“スタジアム”は既存ルールが専用にチューニングされており、試合展開が非常に早くなっています。 このゲームモードでは一度選択したヒーローを変えることはできません。 これにより、従来ではキャラ相性が悪かった組み合わせが苦戦を強いられますが、ビルドの効果で逆転できる可能性が生まれます。


また、“スタジアム”は一人称と三人称視点を切り替えることができます。今回プレイしたビルドでは三人称視点オンリーでしたが、将来的に一人称視点も追加するとのこと。


『ディアブロ4』のようなビルド構築を楽しめるワチャワチャ感と、基本ゲームモードとは違った側面を見せるヒーローの使用感に、筆者は2019年に『オーバーウォッチ 2』が発表されたときに体験できたPvEモードに似た感覚を覚えました。


今回プレイした“スタジアム”のテスト版では合計16人のヒーローが用意されていましたが、本実装時にはメイを追加した14人で開始し、アップデートで随時ヒーローを追加していく予定とのことです。


競技システムの刷新、6v6版競技モード導入


シーズン15では、全プレイヤーのランクを完全にリセットし、新たなメタゲームへの移行を図ります。報酬として「Galactic Weapon Variant」や専用ウェポンチャームが導入され、『Overwatch 1』から人気のランクアイコン表示機能も復活します。


さらに、競技モード専用のヒーローBANとマップ投票システムが実装され、プレイヤーがメタゲームをコントロールできる手段が追加されます。待望の6vs6モードも、各チームのタンク上限を2名に制限する形で復活します。


eスポーツでは「Overwatch Champions Series」を3ステージ制へと拡大。ライブイベントの増加やFaceitリーグとの統合により、より充実した競技シーンを構築します。中国専用リージョンの設立やオーストラリアの参入により、グローバルな展開も加速します。


eスポーツブランドとのパートナーシッププログラムも開始され、ゲーム内アイテムを通じたチームサポートも可能になります。


ルートボックス、優しくなって復活


『オーバーウォッチ 2』のリリースにあわせて廃止となっていたルートボックスがシーズン15から復活します。 ルートボックスはシーズンパスやチャレンジを通して獲得でき、前シーズンのアイテムなどが入手できます。


一度入手したアイテムが重複することはない親切設計に生まれ変わり、すべてのアイテムを獲得したあとは箱の中から箱がでる無限ループが発生します。


魅力的なスキンとマップの刷新


コスメティックアイテムも大幅に拡充され、シーズン15から17にかけて、新たなミシックスキンとミシックウェポンが順次実装されます。


ゼニヤッタの神々しいテーマのミシックスキン、魔法少女がテーマの「Doki Watch」、D.Vaのシベリアンタイガーをモチーフにしたミシックスキンなど、個性的なデザインが用意されています。


マップ面では、スラバサとニュージャンクシティが大規模リワークされるほか、時期は不明なもののアトランティックアーコロジーと新東京の新規マップが追加されます。


これらの大規模なアップデートは、『オーバーウォッチ 2』の新時代の幕開けを告げるものです。開発チームは、プレイヤーのフィードバックを重視しながら、ゲームの戦略性と魅力を更に深化させることを目指しています。これからも継続的な進化を遂げるプラットフォームとして来年には10周年を控え、『オーバーウォッチ 2』は新たな挑戦を続けていきます。


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