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[総体]都城工の追撃受けるも、日章学園が宮崎4連覇王手!

ゲキサカ / 2014年8月13日 22時7分

 それでも都城工は1対1で負けない守備をベースに反撃する。1分、後半開始から投入されたFW西森貴之(3年)が右サイドを個で打開して折り返すと、ファーサイドでフリーの今吉が決定的なシュート。7分にも縦パスから個で強引に仕掛けた西森がシュートまで持ち込んだ。そして15分、左サイド後方からのFKをファーサイドの西森が頭で折り返すと、これを今吉が身体ごとゴールへ押し込み、1点差とした。

 不用意な失点をしてしまった日章学園だったが、すぐに取り返す。20分、交代出場のSB児玉響(2年)が右サイドを駆け上がり、フリーでクロス。これをファーサイドのMF河野魁人(2年)が頭で折り返すと、河野翔が豪快にゴールへ突き刺して3-1とした。日章学園は河野翔のチャンスメークから22分に村田翔、27分には藤堂が惜しいチャンスを迎える。そして29分には河野魁の右クロスをファーサイドの村田が決定的なヘディングシュート。日章学園はボールによく絡む藤堂がサイドへ捌き、そこから縦への突破、SBの攻撃参加から都城工ゴールへ押し寄せた。

 ただ2点差をキープした都城工が終了間際に意地を見せる。交代出場のFW黒崎海斗(2年)のロングスローからチャンスを掴んでいた都城工は37分、再び左サイド後方からのFKをファーサイドの黒崎が頭で競り勝ち、これがゴールへ吸い込まれた。派手なガッツポーズや抱擁でゴールを喜ぶ都城工はさらに38分、敵陣中央でFKを獲得。ただ、MF田中健翔(3年)が右足で狙ったボールは壁の右外側を巻いたものの、反応したGKがキャッチして試合終了。日章学園が決勝へ駒を進めた。

 選手権で全国8強を経験し、さらなる高みを目指す日章学園だが、自分たちがまだまだということはよく理解している。村田は「去年の3年生が力持って引っ張ってくれたことを卒業して感じる。試合に出ていた自分たちが引っ張っていかないといけない。強いチーム、勝つチームは決めるところで決めるし、守るところで守るという勝負強さがある。それは安定したチームの力の上に勝負強さがあって、勝てるんだと思う。基本的なところをもっと自分たちはやって勝負強さを試合の中でつけていかなければいけない」と成長へ意欲を燃やす。そして全国への再挑戦を懸けたライバル・鵬翔との決勝へ向けては「総体と選手権は一番の重要な大会。全国にチャンレンジする権利を勝ち取って、全国でチーム一丸となって戦えるチームにしたいです」と必勝を誓っていた。 

[写真]前半31分、日章学園は竹脇(7番)のゴールで先制

(取材・文 吉田太郎)
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【特設ページ】高校総体2014

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