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移籍後初得点を含む2G!柏MF高山「1点取れて自信になった」

ゲキサカ / 2014年8月2日 23時59分

[8.2 J1第18節 柏4-1川崎F 柏]

 移籍後初ゴールを含む2得点。好調川崎Fを下す立役者のひとりとなったのが、今季湘南から柏レイソルに移籍してきたMF高山薫だ。

「気持ちばっかり前に行っちゃてた」と自ら振り返るリーグ前半戦。それでもW杯中断前までは、ポジションこそ違えど全14試合でスタメンを飾り、ネルシーニョ監督からの信頼が厚いことが伺えた。しかし、中断明け3試合は途中出場が続いていた。「前回(清水戦)も後半頭から出してもらってチャンスだと思ってやっていたのに不甲斐ない内容で……」

 今節川崎F戦は、チームとしても、高山個人としても必勝を期して臨んだ。高山は本職のウイングバックではなく、より攻撃的な仕事を要求される2シャドーの一角で先発すると、貴重な先制点を挙げる。FWレアンドロが右サイドから入れたグラウンダーのボールを入れると、ファーサイドへ走り込んでいた高山は押し込むだけだった。「1点取れて自信になった」というゴールは、柏の一員として初得点となった。「初めて決めたら何かするっていう約束があったんですけど、頭からすっ飛んじゃって」。雄叫びをあげながら柏ベンチに走るもネルシーニョ監督には「かわされました(笑)」。

 後半23分には川崎Fを突き放す3点目を決める。「もっとプレッシャーがきてると思ってたんですけど、きてなかったので思い切って打とうかなと」。ここでもアシストはレアンドロ。楔のパスをゴールに背を向けた状態で受けた高山は、反転するとDFの間を縫って右足でミドルシュートを放った。

 スタメンを入れ替えた理由をネルシーニョ監督は、「調子が良いから出した」と試合後の会見で明かした。ゴールはさることながら、高山のスピードは間違いなく柏の新しい武器になっていた。次戦以降も背番号「13」がサイドを突破するシーンを期待してもよさそうだ。

(取材・文 奥山典幸)
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