[MOM1098]初芝橋本GK立川小太郎(3年)_強烈なインパクト残した“初橋のチェフ”
ゲキサカ / 2014年8月4日 22時6分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.3 全国高校総体2回戦 習志野高 0-3 初芝橋本高 韮崎中央公園芝生広場]
会場の視線を一身に注がせるほどの強烈なインパクト。“初橋のチェフ”こと初芝橋本高GK立川小太郎(3年)が勝利の立て役者となった。
チームを救うビッグセーブと圧巻だった守備範囲の広さで会場を沸かせた。ディフェンスラインの背後へボールを送ってくる習志野の攻撃にいち早く反応した立川は何度もPAの外まで飛び出してボールをクリア。その鋭い飛び出しと接触プレーを怖れない気持ちの強さでピンチの芽を摘むと、PAからのシュートも抜群の反応の良さで次々とストップしていく。
そのプレーぶりに報道席からは、W杯ブラジル大会でMVP級の活躍を見せてドイツ代表を世界一へ導いたGKマヌエル・ノイアーの名を出して「ノイアーだ」「初橋のノイアーだ」という声が何度も漏れていたほど。立川自身、W杯でのノイアーのプレーをテレビで見てDFの裏への飛び出し、攻撃の芽を摘むプレーへの意識をより高めたという。空中での滞空時間の長さ、そしてシュートへの反応などから、これまでチェコ代表GKペトル・チェフに喩えられてきた立川は「(自分は)チェフで」と笑っていたが、この試合でまた高い評価を獲得したことは間違いない。
相手の猛攻を耐え抜いた70分間。本人は試合後「しんどかったです」と苦笑いしたが、「無失点は大きい。次につながる」と胸を張っていた。阪中義博監督も「アイツのおかげですよ。ここ(全国に)来ているのはアイツのおかげ。(DFの背後などやられても)小太郎がいるから何とか対応できる」と絶賛。ハイボールの強さと反応の良さは自身も認める武器だが、日々のトレーニングの成果でキックの精度が飛躍的に向上し、より安定したGKとなっている。この日は接触プレーで腰を負傷するなど厳しい試合だったが、「負けるのは嫌」と戦い続けて強豪からの白星をもぎ取った。強豪対決を制して注目度を高めたチームとともに186cmの「小太郎」が今大会でまだまだ輝く。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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