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[総体]王者・市立船橋沈めた「カウンター返し」!広島皆実が0-2から逆転勝ち!!

ゲキサカ / 2014年8月4日 4時42分

 2点差を追いつかれ、再度攻撃のギアを上げた市立船橋も磯野が力強い動きからDFに穴を開けようとし、FW永藤歩(2年)のシュートがゴールを襲う。だが1ボランチの脇を広島皆実のMF丸川太誠(3年)や俵にドリブルで切り込まれるなどリスクを背負いながらの攻撃。それでもチャンスをつくっていた市立船橋だったが、この勝負に強い思いをもって「懸けていた」広島皆実に決勝点を奪われてしまった。

 後半アディショナルタイム、広島皆実はカウンターから油井がスペースのできていた右サイドの横路へつなぐと、タッチライン際からゴール方向へ向かって仕掛けた横路が相手DFとの1対1からゴールライン際まで切れ込んでラストパス。これに飛び込んだ俵が右足で決勝点を押し込んだ。喜びを大爆発させた俵を控え部員だけでなく、スタンドの父母も両手を突き上げて祝福する。そして相手に決定的なシーンをつくられながらも凌いで迎えた試合終了の瞬間。選手たちは全身で喜びを表現していた。

 油井は「市船というのは特別な相手だとチームとして意識していた。きょうの試合が楽しみでもあったし、絶対勝ちたい相手だった。技術面では向こうの方が上だったかなと思うんですけど、自分たちは後半の大事な時に3点取れた。自分たちは攻撃面がストロングポイントなので次の試合も活かしていきたい」と市船撃破を喜んだ。ただチームは試合終了直後こそ、ターゲット撃破に満面の笑顔を見せていたが、新たな目標へ向けてすぐに次の試合への準備を開始。余韻に浸ることなく足早に会場を後にした。油井は「ここで一回リセットして、一戦一戦大事にして、ベスト8、ベスト4と積み重ねて行って優勝できたらいい」。12年度全国高校選手権日本一の鵬翔高(宮崎)、そして13年全国総体優勝の市立船橋を連破した広島皆実。“セクシーフットボール”こと野洲高(滋賀)との3回戦も突破して頂点への行進を続ける。

(写真協力『高校サッカー年鑑』) 

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2014

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