[全日本少年サッカー大会]C大阪U-12がPK戦で柏U-12を下して初優勝!
ゲキサカ / 2014年8月10日 19時34分
[8.9 全日本少年サッカー大会決勝 C大阪U-12 1-1(PK2-1)柏U-12 愛鷹公園多目的競技場]
8人制で行われるジュニア年代の日本一決定戦「第38回全日本少年サッカー大会」は9日、静岡県の愛鷹公園多目的競技場で決勝戦を行い、セレッソ大阪U-12がPK戦の末に柏レイソルU-12を下して初優勝を飾った。20分ハーフの試合は、柏が先制したが、C大阪がすぐに追いつき、互角の展開のまま10分間の延長戦に突入。決着がつかないままPK戦となり、C大阪はGK上林豪が2本を止めて、2-1で競り勝った。
序盤は、4度目の優勝を狙う柏が優勢だった。中盤の中央に位置を取るMF馬目世太がゲームメークをしながらスルーパスを狙い、3-3-1の布陣で1トップを務めるFW中島舜がゴールへ襲い掛かった。
しかし、10分を過ぎると縦に早い攻撃を見せていたC大阪がポゼッションを展開。2-3-2の布陣でピッチを広く使い、相手の守備を分散させながらパスをつないで試合の主導権を握った。MF阪井暖が積極的にミドルシュートを飛ばし、前半終了間際にはMF黄世帆の仕掛けで得たFKを阪井が蹴り、FW吉田有志がヘディングで合わせたが、GKに防がれた。C大阪のFW松田龍治は「立ち上がりは、まずゴールを狙った。守備も前線から行くようにしていた。その後は、相手を見てポゼッションをする時間になった。流れがつかめない時間には声を掛け合って、粘り強く守備をしていれば流れが変わると思っていた。攻撃ではまず積極的にシュートで終わることを意識した」と前半の流れを振り返った。
ボール支配ではC大阪が優位に立ったが、後半は柏がショートカウンターを中心に攻撃のテンポを上げて対抗。8分、左サイドで抜け出した中島が縦に持ち込むと、右足のシュートを鮮やかに突き刺して先制ゴールを決めた。しかし、C大阪は直後の9分、左MF川上航立のサイドチェンジから黄が縦に突破。さらに中央へのカットインからスルーパスを繰り出すと、入れ替わるように中央から右前方へ抜け出た長身FW吉田有が右足でファーサイドへ決めて同点とした。
両者一歩も譲らぬ展開のまま40分では決着がつかず、試合は延長戦に突入。柏は左DF石川善仁がオーバーラップを仕掛けてシュート。C大阪は、中盤のこぼれ球を拾ったFW吉田有がシュートを狙ったが、柏の主将であるDF前田大地が体を投げ出してブロック。最後は柏のMF田村蒼生が直接FKを狙ったが、クロスバーの上とゴールは生まれず、PK戦に突入した。8人制のPK戦は、3人ずつ。後攻のC大阪はGK上林が相手の1本目を右に飛んで止めると「自分が先に決めて楽にさせたかった」と一番手に名乗り出た主将、川上がキックを成功。2本目を両チームが成功させた後、相手の3本目を上林が再び右に飛んでセーブ。PK戦2-1で栄光をつかみ取った。
PKを2本止めて勝利の立役者となったC大阪のGK上林は「大阪府予選の準々決勝もPK戦で勝った。監督から『自信を持ってやれ』と言われた。蹴る前のキッカーの目、軸足を見て飛んだ。先制されたときは悔しかったけど、絶対に仲間がゴールを決めてくれると信じていた」と笑顔を見せた。ハイレベルな接戦を制し、スタンドの応援団と記念撮影をする選手の表情は、いつにも増して輝いていた。
(取材・文 平野貴也)
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