[アイアディアナスカップ]炎天下の連戦、どしゃ降り・・・その中で「何ができるか」学んだ大分U-18
ゲキサカ / 2014年8月16日 17時3分
[8.14 アイアディアナスカップ5位決定戦 都城工高 0-1 大分U-18 宮崎県総合運動公園サッカー場]
高校年代の強豪16チームが優勝を争った「アイアディアナスカップ~GREAT~ BATTLE OF 宮崎 2014」は大会最終日の14日、順位決定戦を行い、5位決定戦では大分トリニータU-18(大分)が1-0で都城工高(宮崎)に勝利。クラブユース選手権でもインパクトある戦いを見せた大分U-18は5位で大会を終えた。
山崎哲也監督が「鍛錬期」と表現するこの夏の強化期間。「ボクらのサッカーをやるには厳しい環境で、いい練習になる」という今大会では炎天下の中で1日2試合も経験し、最終日は大雨の影響でパスがすぐに止まってしまうようなピッチ状態の中でタフな試合も経験した。「前にパワーのある選手がいたし、徹底してくるというところでは、運動量も多くてやりにくかった」という都城工との80分間の熱戦だったが、大分U-18の選手たちは思うような攻撃ができない中でもハードワークを貫き、球際で戦い、裏へ抜け出されるようなシーンでもDFが最後まで身体を寄せてシュートまで持ち込ませないなど、集中した守りで相手を無得点に封じ切った。
そして、試合終了間際に右サイドを駆け上がったDF山崎誠也(3年)が角度のほとんどない位置から右足シュートをニアサイドへ叩き込んで決勝点。主将の姫野宥弥(3年)は「難しいグラウンド状況の中で1点取って、失点ゼロで終わったのは自分たちにとって大きかったかなと思います」と語り、「高校サッカー(のチーム)がガツガツ来る中で自分たちのサッカーもなかなか上手くいかなかったというのがあって、特に最後の試合はグラウンド状況もあったんですけど、自分たちのサッカーをやることが難しかった。その中で何ができるかということが、この大会で自分たちが学べたところだと思います」。
今大会開幕前日の11日にはトップチームの練習試合にU-18チームの選手が6人出場するなど、大分はトップとU-18チームの距離が近いことが魅力のひとつだ。それぞれがトップチームで通用する選手を目指して課題を突き詰め、武器を磨き、U-18チームにも還元していく。そしてチームとしてはプレミアリーグ昇格、そしてJユースカップでの躍進を期してトレーニングに励む。
以下、試合後の大分U-18コメント
●FW姫野宥弥主将(3年)
「高校サッカーがガツガツ来る中で自分たちのサッカーもなかなか上手くいかなかったというのがあって、特に最後の試合はグラウンド状況もあったんですけど、自分たちのサッカーをやることが難しかった。その中で何ができるかということが、この大会で自分たちが学べたところだと思います。自分たちが日ごろしないフォーメーションの中で自分たちがどう崩していくかというところが一番勉強になりました。(きょうは)難しいグラウンド状況の中で1点取って、失点ゼロで終わったのは自分たちにとって大きかったかなと思います。(クラブユース選手権は16強)アカデミー戦なんか、決めるべきところを決めていれば勝てた試合だと思う。そういうところが悔しかったです。自分たちの目標はベスト8だった。そこへあと一歩のところでそこに行けなかったのは、これから求められていくことだと思います。(個人としては普段は中盤だが今大会はFW)自分も日ごろしないポジションなんですけど、ゴール前の質が自分の課題かなと思います。一個前に上がることでより攻撃力も求められるので、そういうところも身に着けていかないといけない。(自身のプレーの注目点は)ボランチであれば自分の運動量だったり、相手の攻撃を潰すところを見て欲しいし、攻撃だったらゲームの組み立てだったり判断を見て欲しいです」
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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