[SBS杯国際ユース大会]J注目CB松原がU-19代表入りへ、プロへ強烈アピール
ゲキサカ / 2014年8月19日 1時43分
[8.17 SBS杯第3戦 静岡ユース 0-1 U-19コロンビア代表 草薙陸上]
磐田や清水に練習参加しているJ注目CB松原后(浜松開誠館高)が年代別日本代表クラスのCBであることを実証した。本格派のストライカーとして国体静岡県選抜や高校選手権静岡県予選で活躍してきた松原だが、現在U-16日本代表の指揮を執る吉武博文監督の下でCBへコンバート。チームでも今年からCBを務める松原は「吉武さんに叩き込まれて、チームからもダメなところはダメと教えてもらって、守備のいろいろな選手から細かいところを勉強して、自分追い込まないと追いつかないのでそういう思いで他人よりも上に上にという思いでやってきた」と成長。自身が強みと感じている危機察知能力、左足のキックなどを武器に、静岡ユースの一員として出場したSBS杯で強烈なインパクトを残した。
今年U-18日本代表にも選出されているCBは長身を活かしたヘッドで何度も相手の攻撃を跳ね返し、チームの危険にいち早く対応してインターセプトやスライディングタックルで相手のビッグチャンスを阻止。この日も強烈な個を持つコロンビアアタッカー陣に身体を投げ出すような守りで対抗し、1ゴールに封じた。そして局面を一発で変える左足。特に自分のところで再三相手の攻撃を止めていた15日のU-19日本代表戦については「(U-19代表のスタッフたちに)インパクトは与えられたと思います」と胸を張った。
「自分が崩れたら失点するという気持ちでやっている。最後は気持ちだと思っている。苦しくて走れなくて失点するのは後悔すると思うので、最後まで全力で100パーセント出し切ることを意識している」というCB。戦う姿勢も存分に見せつけた松原は「U-19のアジア予選も自分は諦めた訳ではない。(進路や高校選手権を含めて)この数か月が大事。プロの世界入って、もがいて、競争に勝ち抜いて、自分を信じて代表になれるように」。父に元清水FWの真也氏、叔父にアトランタ五輪日本代表で元磐田のFW良香氏を持つサラブレッドが、世界相手に証明した力をさらに磨き、目標を全てクリアする。
(取材・文 吉田太郎)
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