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[プレミアリーグEAST]3年生DF加藤が劇的初ゴール!首位・柏U-18が鹿島ユースとの好勝負制す!!

ゲキサカ / 2014年8月25日 12時12分

 試合開始直後に鹿島FW吉岡樹利也(2年)が左中間から放った左足シュートがゴール右隅を捉えるが、これは柏GK木村真(3年)がファインセーブ。その後ボールを保持して攻める柏に対し、鹿島はしっかりと守備を固めて対応する。その守りは非常に集中力が高く、背後に飛び出してくる柏の選手との距離を決して離さない。柏は9分に手塚のスペースへのパスからFW会津雄生(3年)との連係で左SB中島怜央(3年)が中央へ飛び込んでくるが、鹿島DFはここで冷静にカットするなど試合を通してカバーリングの意識高く、ほとんど背後を取られることはなかった。それでも15分、柏は会津が獲得した左FKを麦倉が左足で入れると、ニアサイドの密集を抜けたボールを中央の中山が左足ダイレクトで合わせて先制点を奪う。

 対する鹿島は21分、中央からのフィードをFW鈴木優磨(3年)が右サイドの深い位置で頭で競り勝つ。中央へ折り返されたボールに飛び込んだMF平戸太貴(2年)が頭でプッシュしたが、柏GK木村が再びビッグセーブ。鹿島は鈴木の高さやMF田中稔也(2年)のドリブル突破、左SB大里優斗(2年)のオーバーラップから打開を狙うが、ボールと試合の主導権は柏が握り続けた。中山と上島拓巳(3年)、そして1ボランチのMF安西海斗(2年)の3人を軸に完全にボールを支配。相手のカウンターを警戒したこともあり、仕掛ける回数こそ少なかったが、縦に抜けてくる右SB熊川翔(2年)や会津、連係から中へ切れ込もうとする中島が相手DFにプレッシャーをかけた。

 鹿島は後半16分にインターセプトから平戸が意表をつくロングシュート。柏も大島のヘディングシュートや手塚のスルーパスから白川が放った左足シュートなどで2点目を狙うが、奪い取ることができない。すると柏・下平監督が「本当にアントラーズさんは鍛えられているチーム。心折れないし、最後まで頑張るし、一人ひとりの守備の能力も高い」と讃える鹿島が終盤に猛反撃。鈴木や交代出場のFW垣田裕暉(2年)が前線から激しくプレスをかけて味方を鼓舞する。すると39分、左SB大里とのパス交換からスピードに乗ってPAへ飛び込んだ平戸が背後から倒されてPKを獲得。これを鈴木が右足で決めて同点に追いついた。一気に逆転を目指した鹿島だったが、熊谷浩二監督が「力がないし、ロスタイムのこういう形が続いているので、その辺を中断期間、きょうのミーティングも含めてアプローチをしてきたんですけど、結果として同じになってしまった。何人か欠けている選手もいたので、チームとしてはまとまってできていたという評価なんですけど、最後のところだと思います」と指摘する終盤の課題を露呈。素晴らしい気迫とプレーで追いついた鹿島だったが、勝負どころで再び失点し、勝ち点を失う結果となった。

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