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W杯決勝欠場のうっ憤晴らす大活躍、ディ・マリアが1G3Aでドイツ沈める

ゲキサカ / 2014年9月4日 5時48分

W杯決勝欠場のうっ憤晴らす大活躍、ディ・マリアが1G3Aでドイツ沈める

[9.3 国際親善試合 ドイツ2-4アルゼンチン]

 アルゼンチン代表は3日、ドイツ代表と国際親善試合を行い、4-2で勝利した。W杯決勝の再現となった一戦で大勝をおさめたアルゼンチン。W杯決勝を無念の負傷欠場となったFWアンヘル・ディ・マリアが1ゴール3アシストとすべてのゴールに絡む大活躍で、勝利に導いた。

 完勝だった。敵地戦とは思えないほど、主導権を握りながら試合を進めたアルゼンチンは前半20分、ディ・マリアが左足アウトサイドで絶妙クロスを上げると、FWセルヒオ・アグエロが右足で合わせて先制。同40分にはディ・マリアがスルーパスで右サイドを抜けると、狙い澄ましたクロスをFWエリク・ラメラが左足ボレーで合わせる。

 後半に入ってすぐの2分に得たFKをディ・マリアが蹴り入れると、DFフェデリコ・フェルナンデスが打点の高いヘディングシュートでゴールネットを揺らす。同7分には右サイドを抜けたディ・マリア自らダメ押しとなるループシュートを決めて、世界王者ドイツにトドメを刺した。

 ディ・マリアは、ブラジルW杯では準々決勝のベルギー戦の前半に右足を痛め、途中交代を強いられた。アルゼンチンはこの後、決勝まで勝ち進んだが、ディ・マリア自身は準決勝、決勝の舞台に立つことはなかった。

 『ESPN』によると、試合前、リベンジマッチと煽る周囲をよそに、「単なる親善試合だ。それ以上の何でもない」と静かに闘志を燃やしていたディ・マリア。静まりかえったデュッセルドルフ・LTUアレナが、“仕事人”が完璧な任務を遂行したことをあらわしていた。

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