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[AFC U-16選手権]U-16日本代表が香港に快勝!5大会連続のU-17W杯出場へ好発進

ゲキサカ / 2014年9月7日 1時41分

 3分に自陣でボールを失って香港にスルーパスを出されるシーンもあったが、人数をかけて攻める日本はボールを失ってもすぐさまボールを奪い返してまた攻撃を組み立てていく。そして34分には前半最大のビッグチャンス。右中間でボールを持った藤本が縦へのスルーパスを入れると、右サイドから斜めに走りこんだ田中康がトラップからそのまま深くえぐってラストパス。これを佐々木が右足で合わせたが、決定的なシュートはゴール上方へ外れてしまう。香港は38分にアーリークロスがゴール方向へ飛ぶが、サイドネット。0-0で前半を折り返した。

 70パーセント以上のボール保持率で攻め続けた日本だが、前半は選手間の距離、テンポが悪くなり、攻め切れなかった。それでも後半8分、待望の先制点を挙げる。左中間でボールを持った田中碧がDF間へ縦のスルーパス。カバーに入った相手が先にボールに触ったが、諦めずに追った堂安が奪い返すと、ターンからの左足シュートをゴールへ叩き込んだ。

 日本は麻田の左足ミドルや、素早い動き出しでスペースへ飛び出した田中碧に堂安が縦パスを通すなど、後半は攻撃のバリエーションも増やして攻め続ける。14分には田中碧に代えてMF菅大輝(札幌U-18)を投入。21分にはその菅が強烈な左足ミドルを放つと、こぼれ球に反応した安井がゴールへ押し込む。これは微妙な判定のオフサイドによってノーゴールとなったが、日本は28分に2点目を奪った。

 22分に半谷に代わってFW斧澤隼輝(C大阪U-18)を投入していた日本は、26分に安井がDFを引き付けてタイミングのいいパス。これをスピードに乗ったままコントロールした斧澤がペナルティアークで倒されてFKを獲得する。このFKをキッカーの菅が左足で打ち抜くと、壁をかすめたボールはゴール左上に突き刺さった。

 菅の「スーパーFK」で加点した日本は30分に追加招集されたFW渡邊陽(浦和ユース)を投入。その後カウンターからピンチを招くシーンもあった日本だが、最後までボールを保持し続けて2-0で勝利。前半10分過ぎから激しい雨がたたきつけ、雷鳴も鳴り響く中で行われた初戦で勝ち点3を獲得した。
 
[写真]後半28分、U-16日本代表は菅が左足FKを突き刺す

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